「リーファ姉ちゃん武器は!?」
「……え?さっき、壊れちゃって……」
「この場は俺が何とか食い止めるからこの世界に来る時買った予備出して!早く!俺も長くは持たせられないから!」
「…っ!わっ、分かった!」
私はキリト君に教わった方法でメニュー画面を出す。……一通り習っていたけどやっぱり咄嗟にやれって言っても無理……画面をスクロールし装備変更の画面を探す。……焦ったせいか何度か通り過ぎた。
「……あった!」
私は予備の武器を装備しキリト君の元へ……!
「……スイッチ!」
その言葉と共にキリト君が一度後ろに下がる。
……さっきまでの戦闘では二人で好きなように戦っていたからキリト君に教わったこの言葉を発する事は無かった。私はキリト君を追い込んでいたネペントの攻撃を弾き離脱したキリト君の元へ戻る。
「……キリト君……」
「……助かった……正直俺もこの剣限界だから……」
そう言って彼も武器を変える。
「……リーファ姉ちゃん、連中の攻撃見えるだろ?これからは出来るだけ受けるんじゃなくて避けて。武器が壊れたら俺もリーファ姉ちゃんも戦えない……」
「分かった…っ!」
再びネペントの攻撃が飛んで来て私は咄嗟にしゃがみキリト君は半身の状態になって避けるとそのままネペントに向かって行きソードスキルを当てる。
私は硬直するキリト君のフォローをするため彼の元に走る。飛んで来るネペントの攻撃をまた弾き下がったキリト君の所まで戻る。
「……リーファ姉ちゃん……やっぱりソードスキル使いづらい?」
「……うん。やっぱり私には合わないかも……」
私は元々剣道をやっているせいかある程度自分の剣が出来てしまっている。……このプレイヤーの動きをアシストしコントロールするソードスキルという機能は私には合わない……
「……キリト君、私はどうすれば良いかな…?」
「……留めは俺がソードスキルで刺すからリーファ姉ちゃんはタゲ取りと敵の牽制、俺のフォローをお願い。」
注文が多いなぁ……でも私ならきっと出来る。いや。やってみせる。
「……分かった。やろう、キリト君。」
「……無理はしないで。絶対に二人で生き残ろう!」
やる事は同じだ。私は敵の攻撃を弾き、流し時折反撃する……そして怯んだ敵を……!
「……リーファ姉ちゃん!スイッチ!」
キリト君がソードスキルを当て留めを刺す。……やっぱりこの世界ソードスキルを使いこなせければ戦うのは難しい……実際先の私の攻撃ではあまりネペントのHPは減ってなかった……練習が必要だね……
「……キリト君!」
そう考えながら私はまたキリト君に向かう攻撃を防いだ。