「かんぱ~い!」
モンスターを倒し終わりその場を離れようとする私たちをどうしてもと引き止め彼らに連れられた私たちは彼らが宿屋で開いた宴に参加させられていた
散々感謝を並べられたが別に感謝して欲しくてやった訳じゃない。もちろん悪い気はしなかったけど。
「……そう言えば二人のレベルは……ごめん。マナー違反だよな。」
ずっと気になっていたのだろうその一言で場が静まり返った。……どうしようかな……
「……へーそうなんだ。」
結局キリト君が実際よりもある程度低いレベルを答えたので私もそれに合わせた。……今はそれを後悔している。
「……それで二人に頼みがあるんだけど……」
騒ぎが一段落した後リーダーのケイタ……さん(実は年上だったのはさっき聞いた。特に敬語は要らないと言われたけど私は中々そうもいかない)
頼みの内容は何となく予想出来たもの。要するに私たちに自分たちのギルドに入って欲しいという事だった。
現在の月夜の黒猫団の内訳は……
ケイタ……棍使い
サチ………槍使い
テツオ……メイス使い
ササマル…槍使い
ダッカー…ソード使い
……前衛職いたんだ。あまりに動きが酷いから単純にいないんだと思ってた……こう思う程彼らは決して戦闘は上手くない。……というか槍使いは二人も要らないんじゃ?
「……取り敢えずサチを片手剣使いにして二人が入ってくれればバランスが取れると思うんだ。」
……どうなのだろう?私は刀が発見されたものの最初から使ってることもありキリト君と同じ盾無し片手剣スタイルだ。そこにタンク役も兼ねた片手剣と盾を持ったサチさん……バランスは全く取れてないよね?……一応私たちもタンクの真似事位は出来ないでも無いけど……
「……後二人がサチに片手剣の扱いを教えてくれたらな、と。」
妥協案も兼ねて、ね。案外抜け目無いのかな……でも周りが全然見えてないみたい。他の人もそうだけど。彼らはリアルでも仲が良いと言っていた。……勝手に皆同じ気持ちだと思ってるんだね……目指すは攻略組……か。
「……」
私はサチさんの方を見た。……どうして分からないのかな?彼女は今もこんなに怯えているのに。
「……リーファ姉ちゃん……」
キリト君も気付いてるみたい……ハァ……しょうがないなあ。
「……分かった。私もキリト君もこのギルドに入るよ。これから宜しくね。」
私のその言葉に場が湧く……声を出してないのは私とキリト君とサチさんだけ。……というかキリト君以外の男性陣は先程からチラチラ胸元に視線をやるのをもう少し控えて欲しい。……大きいのは自覚してるし男性の性について多少は理解もあるけどさぁ……クラインさんもここまで露骨じゃなかったよ……