自分から部屋に引っ張って来といて何だけど……実際レコンが手を出して来たら私は間違いなく抵抗していた。……そもそもすぐそばにキリト君もいるんだから尚更である。……だからってさ……
「……何であんたは結局ベッドの下に寝袋置いて寝てる訳?」
「……いやいや。僕もさすがに同じベッドに寝る勇気無いって。」
現在昼過ぎ。私が目を覚ましてキリト君とレコンを起こそうとしたら同じベッドに寝た筈のレコンの姿が無い。
部屋の中を探してたらベッドの下からこのバカが這い出して来てベッドから背を向けていた私に声をかけた。……驚いた私は振り向きざまに剣を振り回した。……連続ノックバックに襲われたレコンは起きてそうそう気絶……圏内じゃなかったらどうなってたか……
「……ごめんって。」
「……もう良いよ。」
一々この程度のポカでレコンを怒ってたらキリがない。……リアルより付き合いが長くなったせいか何か私、レコンに甘くなった気がする……
「……お昼ご飯食べてくでしょ?今用意するから……」
「……ありがとう。じゃあキリトと待ってるね。」
「……うん。やっぱりリーファちゃんのご飯は美味しいなぁ……」
「……料理スキルが高ければ誰でもこんな感じになるけど?」
「……いやいややっぱりリアルと遜色ない味が出てるなって「私、リアルであんたに食事作った事あったっけ?」……」
レコンとキリト君は仲が良いしレコンが家に来た事もあるけど少なくともレコンはご飯を作らないといけないくらい遅い時間まで私の家にいた事は無い。
「……そっ、そうだ……今日はどうするの?ボス戦の反省会でも「あんた昨日のボス戦不参加じゃない」……」
何か暗い雰囲気を醸し出し始めたが私は間違った事は言ってない。……レコンが勝手に自滅してるだけ。
「……私は今日も攻略。」
「……じゃ、じゃあ僕も行くよ。」
「……まあ別に良いけど。」
……ガッツポーズは見えない所でやって欲しい。
「行ってらっしゃ~い!」
キリト君に見送られて家を出る。心苦しいけどキリト君を連れていくわけにもいかない。
「……リーファちゃん、連携取らなきゃ意味無いよ……」
「……文句あるなら帰ったら?」
「……ごめん。」
アスナさんに言われた事を思い出しつい、レコンに八つ当たり。
「……リーファちゃん、そろそろ休憩しようよ。」
「……何?もうへばったの?」
「……適度に休み入れないと続かなくなるよ?」
「……分かったわよ。」
私はその場に座る……レコンも隣に座った。