「ねぇ、リーファちゃん?」
「……何よ…」
私は閉じていた目を開く…寝ていたわけでは無い。向こうでもやっていた瞑想のつもりだった…でもこっちではあんまり上手く出来ない…まあ上手くいかないからって急に話しかけられて中断させられれば腹も立つわけで…。
「…うっ…ごめん、邪魔して…。」
「…良いよ…で、何?」
話が進まないのでさっさと流す。わざわざ話しかけたんだから何か用なんでしょ?早く言って。
「…キリトの事…このままで良いの…?」
「……どういう意味?」
「…だからこのまま攻略組の誰にも言わなくていいのかって事。リーファちゃんも気づいてるでしょ?だんだんキリトへのヘイトが溜まっていってるの。」
「…まあね…」
今の攻略組は攻略に出ないビーター、キリト君への悪評がどんどん高まりつつある。…こっちの気も知らないで…!
「せめて出られない理由を伝えないと…。」
「誰に?アスナさんは論外。他の人はアスナさんを止める発言力が無い。ヒースクリフさんは攻略にしか興味が無い。」
「…アスナさんしかいないでしょ「今のアスナさんならキリト君を無理矢理攻略に参加させかねない。そんなの許す訳にはいかない。」…そうかもしれないけどこのままだとキリトが悪く言われるだけだよ…。リーファちゃんがスタンドプレーを繰り返したりしてどれだけ攻略組から不満を抱かれようとキリトの悪評は消えない。…誰か発言力のある人を味方に付けないと変わらないよ…。」
分かってる。私がやってる事は無意味だって…でも…
「…大丈夫。キリトは僕が守るよ。…伝えよう、アスナさんに。」
「…少し考えさせて。」
レコンを信用出来ない訳じゃないけど…アスナさんに関しては…。
「決心が決まったら何時でも言って。暫くはメッセージを受けられる状態にしておくから。」
いやいやちょっと待って。
「何で別行動してる前提なの?一緒に行動してればそんな手間かける必要無いでしょ?」
「…!えっ!?一緒にいて良いの!?」
「…何か勘違いしてない?攻略をするだけだよ?」
「うん!もちろん分かってるよ!」
物凄い不安…。まあ一人で行動してるより良いか…正直そろそろ限界を感じてたし…。
「…そろそろ再開しよ。夜までにフィールドボスまで行っておきたいから。」
「…冗談だよね…?」
「何?嫌なら帰って「行きます!行かせてください!」…じゃあさっさと行こう。時間無いから。」
……本音としてはアスナさんや攻略組のヘイト管理よりレコンのこのテンションの方が面倒臭いって言ったらレコンはどんな顔するかな…?