ネタ帳   作:三和

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妖精王のSAO5

「…とまぁ、こんな理由だよ…ん?どうしたんだい?」

 

何かもう面倒になりキリト君に全てをぶちまけてしまった。話し終え、スッキリした僕がキリト君を見ればやけに顔色が悪い。

 

「…いや、引いてるんだよ…アンタ言ってる事の大半が茅場晶彦に対する愚痴だったからさ…」

 

「いや、すまない。何せ誰もろくに聞いてくれなくてね…」

 

「……茅場晶彦が生活力0の上、変人だったり、アンタがあの須郷伸之だったり、色々衝撃的な話はあったけど取り敢えず一つ聞いても良いか?」

 

「何だい?僕に答ええられる事なら答えよう…」

 

「…なら、聞かせてくれ。アンタをここに来るよう進めた製作チームの人間ってのは誰の事なんだ?」

 

「…う~ん…最近の僕は人と真面目に関わろうとしなかったからね…誰だったかな「聞いたのは俺だけど…アンタは割と真面目に思い出した方が良いと思うぞ?」何故だい?」

 

「いや、だって…そいつは間違いなくこのデスゲームの首謀者側の人間だろ?」

 

「……そうなのか!?」

 

「今の今まで考えてもいなかったって感じだな…」

 

「あっ、ああ…根拠を聞かせてもらっても良いかな…?」

 

「…単純な理由の上、多分アンタには酷な話になるけど…結論から言えば、アンタは製作チームの他のメンバーに嫌われていたのは間違い無いだろうな。」

 

「……確かにろくに話す機会も無かったけど…つまり君は、僕にここに来る様勧めた彼は、この世界がデスゲームと化す事を知っていて、僕を…殺すつもりでこの世界に入れたという事かい…?」

 

「少なくとも俺はそう思うよ。」

 

「そんな…!僕は確かに彼らとあまり付き合いは無かったけど…そこまで恨まれるなんて「アンタには悪いけど客観的に見たら当然の話だと思うよ」何故!?」

 

「それは多分…アンタが製作チームの中で一番茅場晶彦に近い立ち位置だったから。」

 

「それが何故「いや、考えてみろよ…茅場晶彦がどうしようも無いダメ人間である事は製作チームの中ではアンタしか知らないんだぞ?その事実だけ考えたら…どう思う?」あ…」

 

そんな…それが理由なのか…!?

 

「…元々個人的な理由で茅場晶彦に憎しみを抱いていたアンタと違って他の奴らは声をかけてもらえて光栄だとか思ってたんだろう。何せあの茅場晶彦から声をかけられたんだ…だが…茅場晶彦はほとんどそいつらの手を借りないどころか、所詮同じ立場でしかない筈の男が頻繁に彼の近くを彷徨いている…しかも茅場晶彦を差し置いてメディア出演まで…アンタは完全に直属の右腕の様に思われてただろうさ…実際はただの使いっ走りだなんて思いもしない。」

 

「……」

 

「しかもアンタは忙しかったのと、ゲームにあまり興味が無いという理由でベータテストにも参加しなかった…つまりまともに交流が無かったせいで誤解を解くタイミングも無かった…そのうち茅場晶彦が自殺した…製作チームの連中がほとんど自分の実力を示す機会も無く…しかも遺書にアンタの名前はあっても他の製作メンバーの名前は一切無かったんだろ?恨まれて当然だな…」

 

「馬鹿な…!?」

 

「とにかく思い出せよ…アンタをここに呼んだのは誰だ?…まああまり思い出す意味は無いかもしれないけど…」

 

「なっ、何故「アンタはどうせろくに覚えてないんだろうし、そもそもアンタを引っ掛ける理由は全員にあるからな…つまりアンタ以外の製作メンバー全員が首謀者の可能性もあるんだ」そんな…」

 

そんな理由で僕は殺されるのか!?あんなクソッタレの使いっ走りだったなんてふざけた理由で!

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