ネタ帳   作:三和

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堕落したブラウニー20

結局ジジイからは大した情報は得られなかった。

……そもそもあのジジイ……自分が聖杯戦争を台無しにする切っ掛けを作ったなんて思ってもいなかったみたいだしな……自分はアインツベルンの為にアンリ・マユを召喚しようとしたが失敗して負けてしまった事など自分が話したい事だけ話して何か満足したのかそのまま死にやがった。

 

……結局アインツベルンの城で得られたものは……何の因果かただ一人の生き残りであるリズだけだった。

セイバーたちを先行させていたが既に襲撃者は城を辞していたらしく肝心の襲撃者が何者なのかも分からずじまい。……アインツベルンとしては踏んだり蹴ったりだな。現当主が死んだ上、これだけの被害を出した以上聖杯戦争からは撤退せざるを得ない。……当主候補のイリヤは元々自分では聖杯を欲しいとは思っていない。……小聖杯である以上巻き込まれるのは確定してるが。

 

さて、所変わって……ここは俺の家だ。

 

「……」

 

「……なぁ?取り敢えず何があったのか教えてくれないか?話が進まねぇんだわ。」

 

俺たちと共に屋敷に向かったホムンクルスたちを残しこの家に連れて来た二人のホムンクルス。重症のリズと違い早々に目覚めたセラに何が起きたのか詳しい事情を聞きたいんだが……この通り俺を睨み付けるだけで何も語ろうとしない。

 

……今回は会わずに済んだがいずれ戦うだろう確信のある俺としては少しでもヒントが欲しいのだが……

 

「……シロウ、私が話を聞くわ。」

 

「……了解。頼んだ。報酬はパンケーキな」

 

「……シロウ、貴方私の事なんだと思ってるの?」

 

「ロリババア。」

 

ロリババアのヒステリーを無視し襖を閉める

 

とある部屋に着き襖を挟んで声をかける

 

「……遠坂?入っても大丈夫か?」

 

「……ええ。」

 

中に入る

 

「……どうだ?リズの様子は?」

 

「……何とも言えないわね。私は医者じゃないからここまでの怪我は専門外よ」

 

「……しゃあねぇだろ。普通の病院には連れてけねぇんだから。……冬木市には魔術に理解のある医者はいねぇのか?」

 

「……私の知る限りでは居ないわね。日本は元々西洋魔術の研究自体あまり進んでないから国内の尺度で見ても数える程もいるかどうか……」

 

「……俺たちの足止めに回されたセラと違い襲撃者とガチでやり合った唯一の生き証人だ。何とかならねぇのか…?」

 

「……最善は尽くすけど……セラの方はどうなの?」

 

「……相変わらず黙りだ。今イリヤに代わってもらったとこだ。」

 

「……人選としてはどうなのかしら…?」

 

「……まあ身内だし俺よりマシだろ。」

 

 

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