「……あん?あんた何やってんだ?」
「……その様子だと女狐を降したようでござるな。」
石段に差し掛かれば先程のアサシン……
「……あんたキャスターの所行かなくていいのか?」
「……そもそも拙者のマスターはあの女狐ではござらん。そこの門でござる。」
「……あー…成程。考えてみればサーヴァントがサーヴァントを召喚して使役してたら可笑しいものな。」
……あっ、閃いた。
「……セイバー、アサシンはどうだった?」
「……強かったですね。生前もこれ程の手練はそうはいませんでした。」
「……光栄でござるな。セイバー、其方も中々のものでござった。また手合わせ願いたいものだ……」
「……あー…悪かったな、真剣勝負に水差して。こっちも必死だったもんでな。」
「……構わぬ。サーヴァントはマスターに従うものでござろう?いずれまた次の機会を待つとしよう。」
「……その事なんだが……あんた、俺たちと来る気は無いか?こっちはとにかく戦力が欲しくてな。」
「……それ程のサーヴァントを従えながら拙者の様な者を欲しがると?」
「……そうだ。俺はあんたが欲しい。」
戦力としても性的にもな。……こいつはどちらにしても魅力的だ……俺には非常に扇情的に映る……
「……悪くない誘いでござるが「その石門との契約がネックか」うむ。拙者の役目はこの門を守る事でござるよ。」
「……セイバー、中の連中に影響を与えずに石門だけ破壊できるか?」
寺からは連中を引き離したがこの石門の爆発に巻き込まれたら本末転倒だ。
「……出来なくはありませんが……」
「……宝具解放していいぞ?俺の魔力は無尽蔵だ。」
「……分かりました。では……!」
アルトリアが宝具エクスカリバーを構える。……魔力を思いの外持っていかれ、一瞬クラっと来たが直ぐに持ち直す……やれやれ燃費が悪いな……
「……凄いな。」
石門は文字通り消滅した。残骸が多少残ってるがあれでは元が何だったのかも分からん。
「……さて、どうだ、アサシン?」
「……今拙者の契約は切れた。」
「……改めて問おう。俺と契約する気は無いか?」
「……良かろう。拙者はこれからお主の剣だ。存分に使うといい。」
俺はアサシンと握手をする。……パスが繋がり……!
「……うおっ…!」
「…!シロウ!いくら魔力に限りが無いとは言えサーヴァント二人との契約はやはり無茶です!」
「……悪ぃ悪ぃ。次からは考える。」
宝具解放の時より一気に魔力を持っていかれふらついた所をアルトリアに支えられる……これは俺でもキツイな……
「……急ぐか。……悪いんだが、アサシン「心得ているでござる。拙者は霊体化していよう」スマンな。」
俺はアルトリアと石段を駆け下りた。