「何?妊娠?」
「そうだ」
「誰がだ?」
「ワイルドキャットだ」
「……お前の子か?」
「違う。父親はライノだ」
「まるで美女と野獣だな。性別が逆だが。それで?何でお前はそんな顔してる?結構なことじゃないか」
「ボス!赤ん坊を育てるのは簡単な事じゃない!それぐらいアンタにだってよくわかってる筈だろう!」
「…俺には何でお前がそんなに目くじらを立ててるのかわからん。育てるのはワイルドキャットとライノであってお前じゃない。俺達がすべき事はあいつらを家族としてサポートすること、それから新しい家族の誕生を祝うことだ。違うか?」
「だから!ここは赤ん坊を育てるには「何を騒いでるんだ」オセロットか」
「何だ?取り込み中か?」
「いや。問題無い。何だ?」
「報告書だ。ここに置いておくぞ。」
「ん?おい、オセロット!こいつは何……行っちまった「カズ」何だスネーク?」
「その袋、開けてみろ」
「……!これは、ベビー用品?」
「カズ。もういいだろう。多分この基地で産むのを反対するのはお前だけだ。改めて歓迎しようじゃないか、新しい家族の誕生だ」
「…わかった。俺も別に新しい家族が誕生するのを喜んでないわけじゃないからな。何か問題が起きたら俺達でカバーすればいいか……」
「とりあえず俺はコイツを二人に届けて来る。後でまた話そう、スネーク。これから忙しくなるだろうからな」
「ああ。わかった」
「…ところでカズ?」
「……と、何だ?」
「本当にお前の子じゃないんだな?」
「……ああ、そうだ」
「何だその間は……」
「……いや。何でもない。俺の子じゃないはず、多分、きっと、恐らく」
「……カズ、お前また手を出したな?」
「……何のことだ、スネーク?」
「それで通ると思うか?」
「…ほっ、ほんの数回くらいだ、だから多分問題無い。第一向こうから誘ってきたんだ、俺は悪くない」
「……子供のDNA検査が必要か」
「待っ、待てスネーク!そっ、それはさすがに無粋というか邪推が過ぎるというか」
「こういう事はハッキリさせた方がいい……ん?待てよ、まさかお前……」
「なっ、何だ?」
「実は本当はお前の子供で秘密裏に処理しようとしてるんじゃないだろうな?」
「スネーク!それは心外だ!俺はそこまでクズじゃない!」
「お前の下半身事情だけみたら十分クズだと思うがな」
「……さっ、最近はちゃんと抑えている!「それは普通人として当たり前だ」スネーク……」
「さて、洗いざらい吐いてもらおうか……」
赤ん坊のあの字も出てこないな