ネタ帳   作:三和

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親友の妹に転生しました30

さて、前世と今世では運動能力が違うとは言え何故前世でISを動かした事のある筈の私が改めて刀奈にコーチをお願いする事にしたのか?…最初からある程度動かせたら怪しまれるから?…いやいや。別にそんなの私は気にしないし、動かせるならそれに越した事は無い。…ブランクがあるから?…それも違う。

 

では答えは?…前世で私は結局大会の一度切りしかISを起動した事が無いからだ。…うん。私も言ってて意味が分からない。…私を大会に勝手にエントリーした人、割と豪快な人だったから…仮に私にISの適正が無かったらどうする気だったんだろう…?

 

「…十秋ちゃん?どうかした?」

 

「…!いえ!何でも無いです!」

 

「…そう?…なら、そろそろ始めていい?」

 

そうだった…刀奈にわざわざ予定を空けてもらってるのに…集中しないと!

 

 

 

「…思ったより動けてるわよ?少なくとも動き方については教える事無いんだけどなあ…?」

 

「…そうですか?」

 

前世でも動かしたのが一回なら今世でも一夏と共に受けさせられた試験一回切りである…あの時も辛うじて動けてはいたけど余り満足行く動きじゃなかったから…結局試験官にも負けちゃったし…。

 

「動き方自体は問題無いから今度は戦い方ね、取り敢えず十秋ちゃんは打鉄で良かったの?」

 

「…射撃は自信無いので…。」

 

「…練習しないと上手くはならないわよ?…まあその前に十秋ちゃんは刀じゃない方が良さそうね…。」

 

「え~と…はい…。」

 

前世で私は篠ノ之流剣術を少しかじり、今世で本格的に習ったが余りしっくりは来なかった…。柳韻さんも恐らく刀そのものは向いてないだろうと判断していたから…もしかしたら私の癖に気付いていたのかもしれない…

 

「…ちょっと待っててね?」

 

そう言って一度ISを解除してその場を後にする刀奈…何処へ?

 

 

 

「…有ったわよ十秋ちゃん!」

 

「…サーベルですか…。」

 

実は更識家で改めて剣術を習った際に私は西洋剣術を勧められていた。…あの時は軽く振っただけで刀は向いてないと判断されたから驚いたものだ…。…今世は筋肉とかの着き方も違うと思うんだけどな…。

 

 

 

「…取り敢えず打って来なさい十秋ちゃん!」

 

「…では、遠慮なく…!」

 

私は刀奈に向かって突きを放った…!

 

「…わっと。早いわね十秋ちゃん!…あの頃より早くなってるわよ?何処かで習ってたの?」

 

槍で弾かれそのまま向こうも突きに来る…うわっ、早っ!

 

「…わわっ!…やってませんよ。今日、久しぶりに持ちまし、た!」

 

胸の辺りを突くと見せかけて頭部を突きに行く!

 

「…!見え見えよ、十秋ちゃん!」

 

首をずらして躱されて…突きに来た槍を横に飛んで「そこじゃダメよ、斬ることも出来るんだからね!」

 

「…ッ!」

 

僅かにS.E.が持って行かれる…強い…あの頃も勝てなかったけど…更に強くなってる…!…前世の私はどれだけ自惚れていたんだろう…?…まあ当時の私と今の私じゃあ色々違うけど、ね。

 

「…もう少し時間あるけど続ける?」

 

「…はい!お願いします!」

 

「良いわね♪じゃ、行くわよ!」

 

 

…後に他の生徒が自分の訓練そっちのけで私たちの模擬戦を見物していたと知って困惑するのは別の話…そんなに参考になるのかな…?

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