「来ましたわね…」
私の目の前にいるセシリア…さて、どう戦おうかな…?
「…あの…十秋、さん?」
「ん?何?」
カウントダウンの始まる中、私に真剣な顔で声をかけてくるセシリア…どうしたのかな?
「…あの、申し訳ありませんでした…」
「え?何が?」
「…先日の事ですわ…私は…」
…あー…代表を決める時の話かな?
「…あー…私は別に気にしてないよ?…一夏もそう言ったんじゃない?」
そもそも一夏もあの時の時点で気にしないって言ってたしね。…ぶっちゃけて言えば私は日本は好きだけど別に特別愛国心は無い。…最もフランスにもそれ程執着してないんだけどね…。
「…そうですか…」
「でもまぁ、謝罪は受け取るよ…オルコットさん「セシリアで。」え?」
「…セシリアでお願いしますわ…」
「うん、分かった…それじゃあセシリア、始めよっか。」
「受けてたちますわ!さぁ踊りなさい!」
私の周りを囲むように飛ぶビット…さて、本当にどうしようかな…?正直私には一夏の様な無茶な動きも出来ないし箒程の攻撃力も無い…う~ん…
「…まっ、これしかないか。」
私はスラスターを吹かせセシリアに真っ直ぐ突っ込んだ。
「…なっ!?」
「…ごめんね?私遠距離戦苦手なんだ。どうせなら…二人で踊ろうよ!」
私はサーベルでセシリアをとにかく突く。…何とか躱すセシリア…うわぁ…セシリアも割と出鱈目…侮ってたかな…?
「…くっ!これでは「これだけ近付くとビームは撃てないよね?」…くっ!考えましたわね!」
これだけ至近だとセシリアの腕だと自分に当たりかねないからね…後はセシリアに近接武器が無ければ…
「生憎でしたわね!私にも武器はありますわ!インターセプター!」
「っ!ナイフ…。」
振るわれるナイフをマインゴーシュで只管弾き、サーベルで斬り付ける。
「…!どうやら貴女には一夏さんのような奥の手は無さそうですね…。」
「うん、無いよ。だからこのまま一緒に踊ってもらう!」
「…魅力的なお誘いですが御遠慮致しますわ!」
彼女はスラスターを吹かし後ろに下がるとナイフ…嘘!?
「わっ!」
投げ付けられたナイフを躱…しまった距離が…!
「今回は私は演出家、もしくは舞台装置。主役は貴女ですわ。さあ、踊りなさい!」
「わわっ!」
放たれるビームを何とか躱す…うわぁ食らう立場になるとキツイ!良く一夏はこれ躱したなあ…
「…逃げてばかりいても勝てませんわ!」
「簡単に言わないで!」
こっちは逃げるだけで限界だってば!…あー!もう!
「こんの!」
私はビームを飛んで躱すと今しがた私を狙ったビットに向かって走り、追い付いたところでまた飛ぶとビットを蹴り落とした。
「…はっ!?」
「…はい!返すね!」
「きゃあ!」
私は壊れたビットを掴むとセシリアに投げ付けた。