「っ!野蛮な…!」
「…泥臭いのは嫌い?」
「…いえ、悪くありません…寧ろ燃えてきました!」
「うわぁ…。」
何であれで逆に火が着くかな…。そう考えつつ別のビットを同じ要領で破壊し、投げる。
「…同じ手は何度も食いませんわ!…そんなにビットがお気に召さないのであれば、これはどうでしょうか!?」
「わひっ!」
そうだ…ライフルがあったんだった…こっちはビームじゃなくてレーザー?…っ!射出が早い!
「どうしました!?先程の様に私の意表を突いてみなさい!」
「っ!…貴女、同じ立場なら出来るの!?」
「…この状態で何を言っても負け犬の遠吠えにしかなりませんでしてよ!」
早い!躱すだけで精一杯…!でもまぁ何とか躱せてはいる…そもそもセシリアは撃つのに集中し過ぎてビットの操作は疎かになってるみたい…突くならここ!
「…ビットの事を忘れてるよ!」
再び蹴り壊すと投げ、スラスターを吹かせ突っ込む!
「良い的ですわね!食らいなさい!」
飛んでくるビットの残骸を躱し、正面から突っ込む私に向かってセシリアが放つレーザーをスラスターを吹かせ、前進したまま上体を逸らして避ける…おおっ…鼻先スレスレ…でも躱せた!やってみるもんだね…。
「…!しまっ「遅いよ!」あうっ!」
私はマインゴーシュをセシリアに投げる。…予備動作無しでのやり方を習ってて良かった…。本当に武器を投げる瞬間が来るなんて思わなかったけど。…さて、追撃!
「…はっ!」
セシリアに向かって飛ぶとサーベルで斬り付け、そのまま蹴り落とす!
「きゃあ!」
下に落ちるセシリア…。やっちゃった事に気付いたけど幸いISは解除されなかった…ホッと胸を撫で下ろしてから気付く…解除されなきゃ終わらないや。
「ゴホッ!…こっ、こうさ「ごめんね。ルール上ISが解除されないと終わらないんだ…一夏と違って一瞬ではS.E.を0に出来ないけど我慢してね?」そっ、そんな…!」
変な体勢で叩き付けられたせいかむせるセシリアに向かい、私はそう告げる…凄い涙目になってる…ライフルは落としてしまったけど、実は今ならビットで私を狙えるんだけど気付いて無いみたい…あんまり追い討ちをかけるのは気が進まないけど仕方無いか…。
「…本当にごめん…出来るだけ早く終わらせるからじっとしてて。」
「…まっ、待って…!」
私はセシリアに向かってサーベルを突きつけた。
試合後、私はセシリアが出て来るのを待っていた。
「…やり過ぎたかな…」
「ルール上は仕方無いさ、十秋姉が悪いんじゃない。…気になるならフォロー入れに行ったらいいんじゃないか?」
あれから私はセシリアに散々攻撃を加えた…決め手が無いとは言えまさかセシリアが意識を失うまでISが解除されないなんて思いもしなかった…
「…会ってくれるかな…?」
「虚勢を張っているだけで脆くも見えたが…恐らく彼女は芯は強いタイプだ…大丈夫だろう…心配なら私たちも一緒に行くが?」
「…ううん。一人で行くよ…。」
私はシャワーを浴びに行ったまま戻らないセシリアの様子を見に行く事にした…。