翌朝…
「え~と…うん、ほぼ平熱ね…良かったわね、十秋ちゃん…」
「何でちょっと残念そうなんですか…」
「えっ?そんな事無いわよ…うん…」
「……」
せっかく元気になったのにこうもあからさまに凹まれるとね…悪気が無いのは分かるから本当に複雑…
「…と言うか今日も休むつもりですか?大丈夫ですよ、今日は私大人しくしてますし…気にせず授業出てくださ「えー…やだ。」…はい?」
やだって…私の聞き違いだよね…
「やだって言ったの。」
…聞き違いじゃなかった…
「あの…見ての通り私、ほぼもう元気ですし…」
「い・や・よ。」
いや、どういう事なの…
「せっかく二日も続けて十秋ちゃんと過ごせるのにぃ…私の楽しみを奪わないで。」
「下心有りきで看病してくれてたんですか!?」
「人聞き悪い言い方しないで。私は純粋に貴女が大切なだけよ…それにほら、昨日だけで十秋ちゃんの写真もこんなに集まったし…」
「普段そんな事してたんですか!?」
刀奈が見せてくるデジカメの写真には大量の私の写真が…と言うかこれどう考えても昨日だけで撮れる量じゃ無いんだけど…!
「ほらこれなんかすごいお気に入りで…」
そう言って刀奈が拡大した写真を見て私は悲鳴を上げそうになった。
「めっちゃ際どいじゃないですか!?」
その写真は眠る私のパジャマのボタンが全部外れ、見えてはいけない辺りまで見えそうに…!
「けっ…!消してください!」
「いやよ。それにほら、こんなのも…」
「私が着替えてる所じゃないですか!?何時撮ったんですかこれ!?」
そう言えばそもそもここには盗聴器とカメラが…!正直下手なストーカーとかより刀奈の方がずっと怖い…とっ…!とにかくこれは消してもらわなきゃ!
「早く消してください!」
「いやだってば!」
…結局病み上がりなのに朝起きて早々刀奈と取っ組み合いの喧嘩をする事になりました…朝から何してるんだろう私…
「うう…酷いじゃない…」
「それはこっちのセリフですよ…」
結局何とかデジカメを奪い取り普通の写真は妥協したけどあからさまにやばいのは消させてもらった…と言うか良く見たら簪の写真も大量にあったのでそちらも確認して検閲させて貰った…全くもう…
「もう隠してませんよね…?」
「もう無いわよ…何も簪ちゃんのまで消す事ないじゃない…」
「いや消すに決まってるでしょう?」
せっかく姉妹仲も良好っぽいのにこんな事でヒビ入る所なんて見たくないしね…
……まあ実を言うと私も千冬の秘蔵写真保有してたりするから人の事言えないんだけどさ…