「…進展はどうだ■■?」
「…う~ん…あんまり…」
私は兄から千冬との仲はどうなのか聞かれていた…
「…聞けばブリュンヒルデは寧ろ嘗ての日本男児に通ずる性格と聞く。だが、本人はお前の好意に気付いてない…ならばお前から告白すれば済む話じゃないか?」
「それが出来ないから苦労してるんだけど…」
簡単に言わないで欲しい…と言うか何時まで続くのこの話…
「…断られるのが怖いなら押し倒して既成事実を作ってしまえば良いだろう…大丈夫だ、一度お前に紹介された時に思ったが多分彼女はお前に対して警戒をしてない…何よりお前は兄の私の目から見ても美人だから「いやいや!何言ってるの!?」…何をってお前にアドバイスをだな…」
「いや!そんな手段取れないから!?同性でもレイプは駄目だって!?てか絶対無理!」
何を言ってるのこの男は!?幼少期は勉強ばかりしててろくに話した事も無かったけど…無口なだけで本人は普通に友人もいるし真面目な好青年って感じだと思ってたんだけど!?
「……冗談だ、妹よ。」
「いやいやいや…」
間が長いし、真顔で言うから冗談に聞こえないよ!?
……この人、要は笑うのが下手なだけで単なるポンコツだったんだ…。…この歳にして家族のこんな一面知りたく無かったよ…。
「それにだ、知っての通り母さんと父さんはおおらかだからな…お前の好きな相手が同性だと知っても気にしないだろう…それに篠ノ之博士に頼めばお前かブリュンヒルデにアレを生やしてくれるから孫を見せる事も出来「突っ込みたいことは色々あるけど何で束と私が知り合いだって知ってるの!?」?本人から「君が■ちゃんのお兄さん?こんにちは!」…と挨拶されたが?」
「束!?」
兄の束の真似が異様に上手いとか(真顔のまま明るい女声出すから非常に不気味だけど)仮にも指名手配犯になってる人と普通に挨拶交わしてる兄の天然振りにとか突っ込みたい所だけどまずは何で束は普通に挨拶しに来てるの!?
「大丈夫だ、お前の友人だからな…悪い奴の訳が無い。私は彼女を信じる。」
「……」
可笑しいな…カッコイイ事言ってるはずなのにさっきまでの発言で台無しなんだよね…。
「とにかく篠ノ之博士にお前が生やして貰って襲えばそれでイチコロ「やめて!?」」
その!下世話な発想から!いい加減!離れ!ろ!
「■ちゃん!呼んだ?」
「束!?」
確かに名前は叫んじゃったけど別に呼んでない!
「…良い所に来てくれたな、篠ノ之博士。妹の恋の成就に手を貸してくれないか?この通り妹は奥手でな…」
「おお!■くん妹想い!…で、何か良いアイディアが?」
渾名で読んでる!?てか何この茶番!?…脳内ツッコミしてる場合じゃない!早く止めないと私の身が危険だ!
「取り敢えず二人とも部屋から出てって!」
…それから一時間程かかって私は部屋から二人を追い出した…後で箒に愚痴ろう…。