「昨日の今日で本当に来るとはな…まあ確かに何時でも来いとは言ったが…と言うか、今は授業中じゃなかったか?」
「仕方無いでしょ。貴女なかなか捕まらないし…。」
「…それはすまなかったな…用務員と言うのも割かし忙しいのでね…。」
現在絶賛授業中…私の城である駒王学園用務員室を訪れている者がいる…。
「…で、何の用なんだ、リアス?」
「…昨日の話、申し訳無いんだけどもう一度、今度は私の眷属に話して欲しいの。」
「お前から話せば良いだろう?別に必要以上に言いふらさなきゃ話しても構わんしな。」
「…私が言うより貴女から言った方が「私が反感持たれているのは容易に想像が着くが…それこそ主のお前が黙らせれば良かろう?それとも何だ?お前そんなに人望無いのか?」…貴女ねぇ…!」
笑いながらリアスを挑発する…このままキレるかと思っていたら意外にも怒りは霧散した。
「…お兄様から聞いていた通りね。貴女その性格改めないと敵ばかり作るわよ?」
そう怒りの雰囲気は全く感じられない笑顔を向けて来る…ふむ。二次創作系では良くドクズ且つ無能扱いされるリアス・グレモリーだが…ここにいるのはそうでは無いらしい…素質が感じられるし見所はある様だ…私は持って生まれた能力以上に上がることは無いからな、少し羨ましい…まあそれはそうと…
「…可愛くない奴だ…揶揄い甲斐が無いな。」
「…それ、私の眷属の前では止めてね?さっき貴女自身が言ったようにかなり反感持ってるから…」
「何だ?私が説明するのは決定事項か?」
「良いじゃない。さすがに放課後は暇でしょ?」
「…用務員の仕事と後ははぐれ悪魔「…仕事は終わるまで待つけど…そっちは駄目よ。私たちにも面子があるし、何よりクレアを悲しませたくないもの」…ふん。私の勝手だ、お前らが取り逃がした奴は貰うぞ?」
「取り敢えず今日は学校に残ってて頂戴。終わったらアパートまで転送するし、何ならクレアも呼んでいいから。…あの子、初対面の相手でも物怖じしないし大丈夫でしょう?」
「…卑怯だな。」
クレアの話を持ち出されたら断れないじゃないか。
「何とでも言いなさい…それじゃあ放課後迎えに来るわね?」
「……好きにしろ。」
「…オカルト研究部?」
「そうよ。」
「…普段はそこで活動してるのか?」
「そうだけど…何、その顔?」
「…いや、オカルトの塊である悪魔がオカルト研究部を名乗るとは皮肉かと思ってな。」
「…返って自然じゃない?」
「…言われて見れば確かに逆にバレないかも知れんな…。」
あからさま過ぎて逆に自然に見えてくる…。
「…ここよ…悪いけどちょっと待っててくれる?」
「…ああ、早目にな。」
部屋に入るリアスを見送り、壁に背を預けた…。