咲夜の走りとフランの想い、一体咲夜は勝てるのだろうか。そしてフランはバトルを受けるのだろうか?
次の日、大神は霊夢と魔理沙の車のエンジンを見ていた。そう新たに2段階目の改造を考えていたのだ。しかし、大神が考えていた事はとても恐ろしい計画であった。霊夢のロードスターには、スーパーチャージャーにターボ付きの仕様にしようと大神は考えていたのだ。だが、それはあまりにも現実離れしており最後の改造はエンジンをも載せ替えを考えていたのだ。魔理沙のFDは少し大きめのタービンに替え、エンジンは2ローターから3ローターに変えようと考えていたのだ。霊夢のロードスターも同じように3ローターにすることも考えていたがスーパーチャージャーにタービンを付けて走ることは理論的には難しい、ツインチャージャー仕様でなければ。さらに3ローターというのも、幻想郷で手に入るかも難しかった。最終段階では2台とも4ローターにする、無理矢理な改造だと大神は薄々思っていた。
大神「…やっぱり頭おかしいだろこの改造。」
大神(でも、出来ることならスーチャかNAの出力を落とさないようにタービンでも…いやだったらスーチャでも…。)
南「なーに悩んでるの?」
南は大神の肩を叩きつっかえ棒をした。久しぶりに南と会えて嬉しく思った。だが基本、南は何か理由がないと大神の店にはやってこないのだ。大神がそんなにニヤニヤしてどうしたよと聞くと。ついてきてと言われ、南にGC8に乗せられた。南はニヤニヤしたまま何処に行くか言わずに黙ったまま、それが大神にとってかえって不気味で仕方なかった。怒っているのかそれともただいい事があったからニヤニヤしているのかそれはわからなかったが明らかに普通に一般道で制限速度を待って走る速度ではなかった。大神は何も知らないまま妖怪の山の峠に連れてかれると、南はいきなり上りでペースアップした。
コーナーをいくつも曲がり、WRCみたいな綺麗な動きをしながら繊細なアクセルワークで走る。それが大神にとっては少々恐ろしく感じた。
ただ、大神が知っている南の走り方ではなく余裕がある走り方をしていたのに気づき南にこういった。
大神「お前まだ…本気で走ってないな?」
南「そう、これでも私本気よ?」
大神「嘘だな…だっていつもなら命が幾つあっても足りない程だし、いつもブォオオオオオってくらいな走りしてるじゃねぇか。」
南「いやどんな走り方…。」
大神「いやそうだろ、ブルァアアアアアってくらい攻めてるだろ?」
南「貴方の例え方意味わからないんだけど!?」
大神「とにかく、まだお前本気じゃないよな…なんか表情にも余裕あるし。」
南「まぁね、ちょっと貴方にいいものを見せたくて。」
大神「いいもの?」
南「行ってからの、お・た・の・し・み♪」
大神「なんだよそれ…。」
妖怪の山を越えると、休憩所が見えてきた。車を止めると、南は降りてといい大神と南は車から降りた。南に連れれられて行くと、
順に駒を進めると、気がつけばにとりは不意をつかれてしまい椛が勝ってしまった。にとりが負けてしまうことはよくあるが今回は調子が悪いらしい。するとにとりは立ち上がり、南達に例のやつまで案内するよと言われた。
大神「そういえば、椛ってワンエイティーに乗ってるんだな。」
椛「ワンエイティー…180SXの事ですか?」
大神「ああ、まさか中期型に乗ってるとは思わなかったけどな。」
椛「文さんやはたてさんはR32やMR-Sに乗り換えてしまって…でも思い出がある車なのでずっとこの車に乗ってるんです。」
大神「ああ…そうか、はたてと文は最初S14Q'sとS13K'sだったよな…。」
椛「私も乗り換えた方がいいのかな…自分の好みの車に…。」
大神「思いれがある車なら、乗り換えなくてもいいと思うな…俺は。」
椛「どうしてです?」
大神「それはね、もし自分が大事にしてきた車を突然手放すと後悔する事が多いんだ。」
大神「"どうしてあの時手放してしまったんだろう"ってね、それじゃかえって辛くなる。」
大神「もしその車が寿命だったら乗り換えを考えるのも悪くないが、そうでも無ければ乗り換える必要はないよ…乗り続けたいのならそのまま乗り続ける、愛した車を無理に手放そうとしちゃ行けないんだ。」
椛「…わかりました、それじゃこれからもこの車を大事に乗り続けます!」
と話しているうちに、にとりの工房についた。
今日は休日ということで、工場に置かれていた機材は動いていなかった。しかし、ポツリとシーツだけがかかったままの"物"がそこに置いてあった。さらにそのシーツは2つかかっていた。南はこのシーツ少し上にあげてみなさいよと言う。大神は言われた通りにシーツを上にあげると目が飛び出そうになった。それはなんだったのかはわからないが確実にエンジンだというのはわかった。ただ"とんでもないエンジン"だと言うのがわかり南がニヤニヤしていた理由がようやくわかった。南はこの"とんでもないエンジン"を見せる為だけに何も言わずにニヤニヤしていたのだ。
大神がもう一度"そのエンジン"を見るとこう口にした。素人ができる技じゃない、並の構造じゃないからなといい、まさに本物のプロでしか出来ない職人技だと大神は言い続けた。
大神は、そっとシーツをかけた。大神が見たエンジンはとてもじゃ声にならないほど凄まじい物があった。だがそれと同時に悪寒が背筋に走った。
そのエンジンは誰かに見られているような気がしたのだ。ただめまいや立ちくらみもなく、ここに居るもの全員には大丈夫そうに見えたが。
にとりは時よりこいつをバラしてるといつも疲れないのに酷く疲労している事が多いらしい。エンジンを弄っている以上、疲労するのは当たり前だと南や大神は思ったが。にとりが言うには、次の日酷い高熱を出し呼吸が出来ずにしばらく生死をさ迷いかけたと言った。
にとり「とにかくエンジンはとにかくやばいぞ…非公式なルートで送られてきたとは言えどいわく付きのエンジンの可能性があるぞ?」
南「いわく付きね…もしこのエンジンを載せ替える時このエンジンがあの子達を受け入れるといいけれど。」
大神「それは1度やってみないとわからないな…とは言えど俺のRのエンジンもいわく付きエンジンさ、俺のRは他人が弄ろうとするとぶっ倒れる程度だからな…きっと大丈夫だろ。」
南「いやいや、生死さ迷いかけられるエンジンとかどんだけよ…。」
大神「うちのも大してわからないさ、他のやつに俺のR頼んだら辛いの我慢してエンジン組んで次の日永遠亭で入院で昏睡状態…しばらく意識不明だったからな。」
にとり「やっぱりあんたの車怖すぎるよ…。」
大神「まぁ、それが嫌ならお祓いするしかないさ…死ぬとかゴメンだしな。」
南「貴方他人事みたいに言うわよね…良くないわよ下手すれば死んでたかもしれないのに。」
大神「それ言われるとマジで怖い…それに俺その時家の前でぶっ倒れたって聞いた時はマジで仕事どころじゃなくなって直ぐに永遠亭に駆けつけたからな。」
大神「だから他人に俺のR32弄らせるのやめたからな…もう二度と他のやつに自分のR32弄らせないよ。」
南「でも、2ヶ月で退院出来て良かったわよ…。」
大神「ああ、マジで死んでたと思うと…。」
椛「この話やめにしましょうよ…ちょっと…。」
大神「あ…ごめん良くない話したな。」
南達は工房の隣にある建物に入り。皆で茶をした。大神達は話をエンジンの話に戻し、エンジンの事で色々話した。ただこのエンジンをいつどうするかを考えていた。
南「それで、大神いつこのエンジン載せるのよ。」
にとり「もちろん今すぐだよな?」
大神「いや…流石に今すぐとは言えない…。」
南「どうしてよ?」
大神「あいつらはまだエンジンの本当の有難味っていうがわかってない。」
大神「ただ馬力とトルク性の等でよく思っているだけさ…でも大事なのは車に載せられているエンジンの事さ。」
大神「それが本当に良いか悪いかそれを自分でわからなきゃいけない。」
にとり「つまり…どういうことだ?」
大神「つまり…1度バトルで負ける事だ。」
2人「!?」
大神「ただ今じゃない、今負ける必要はない…それに何回も負ける必要性もないんだ。」
大神「たった1回、紅魔館チームの勝負の後…エンジンブローでも起こせばエンジンの本当の有難味って言うのがわかるんだ。」
南「何それ…そんなの私許さないわよ…?」
大神「でも、霊夢はメカの事マジでわかってない…だからエンジンの有難味って言うのがまだまだわかってないんだ。」
大神「魔理沙はいいさ、基本的部分は知っているみたいだし…でもいつエンジンブローを起こすかわからないが、これは1番大事な気がするんだ。」
南「…。」
にとり「そんなのあまりにも勝手すぎる気がするけど…大神の判断は正しいのか?」
南「…いや、もしそのエンジンが寿命ならその判断が正しいかも…。」
南「でも、もしあの子がエンジンブローで負けたらしばらく立ち直れないわよ?」
大神「それは承知の上だ…魔理沙は早めに作るが霊夢にはちょっとした"課題"を作ろうと思ってるからしばらくは計画に時間がかかる。」
椛「なんですか、その課題は?」
大神「それは秘密だ、エンジンが出来上がり次第お前に教えてやる。」
次の日、霊夢達は誰かと勝負したくて仕方なかった。だが、ロードスターは大神の所に持って行っており何をするか考えていた。しかし、何も思いつかずただ時間だけが過ぎていくばかりだった。
すると、魔理沙が珍しく箒に乗り、霊夢の神社へとやってきた。だが、何か話そうとしたが話題が出てこなくただ2人で途方に暮れることしか出来なかった。それを見た、
その報告は、南や大神に伝わり早めに車を仕上げようと努力した。
だが、"例のエンジン"は時期が来るまで受け取らないといい引き取らずこのままのエンジンでチューンした。チューンした内容オーバーホールしさらに燃料のストロークの線を太くし、イグニッション化させた。
魔理沙のFDは少し気圧が0.5kg出せるように大きめのタービンを搭載し汚れていたローターをオーバーホール。馬力を上げるためにエキマニ(エキゾーストマニホールド)と触媒(ストレートパイプ)さらにマフラーを交換し、全て
霊夢「車で来た?」
大神「いや、完成形ではあるがまだまだだ…お前にどのようなセッティングなら速く走れるか決めて欲しいんだ。」
霊夢「私が?」
大神「そうだ、ただ難しく考えなくていいさただ思ったことを言えばいいだけなんだから。」
霊夢「わ、わかったわ。」
大神「ここに置いてある2つのウイングで決めて欲しいんだ。」
そこには真っ直ぐそして上に上がっていてボディと一体化できるダックテールとドライカーボンを使ったGTウイング、そしてNOPRO製の一体化GTウイングが置かれていた。1番最初はダックテールから取り付けで慣らして走るという所から始まった。取り付け終わると、霊夢は早速車に乗りウイングがどのような効果があるか確かめた。
コーナーを曲がる度ブレるが霊夢はこのダックテールが使いやすく感じた。だが、ゼロヨン等で使われるダックテールははっきり言って加速と最高速重視なウイングなため少しのコーナーで振られてしまうことがよくある。次に、GTウイングを取り付けるとコーナリングが安定し綺麗にドリフト出来るようになったがストレートに入ると加速がイマイチ伸びなくやってしまった。そして、一体化のGTウイングを取り付けると少し空力が低くなった分コーナーの安定感が増し、ストレートでの伸びも安定した。
霊夢は最初に付けたダックテールよりこの一体化のGTウイングがよく感じ、これを付けて欲しいと大神に言った。
次の日には、霊夢が頼んだウイングが取り付けられ霊夢に引き取られて行った。魔理沙には雨宮のGTウイングを付け、魔理沙に引き取られた。
一方咲夜はと言うと。
咲夜は、R34の調子を見ていた。咲夜のR34はZチューンのエアロパーツが取り付けられており少し車高が低かった、ホイールはRAYSのTE37 Ultra Large P.D.Cのブライトニングメタルダーク(シルバー)が取り付けられていた。ウイングはR34 SpecV純正のウイングが付けられていたが、防音剤と内張りが剥がされており、あるのはドアノブだけ。あとはフルバケットシートとロールケージのみだった。何故その仕様にしているのか。それは、サーキットでは規定内ギリギリで軽量化しタイムアタックするのがレミリア達の基本であるからだ。なのでレミリアの車やフランの車も咲夜と同じように防音剤と内張りが剥がされているのだ。
だが、最大でも2名乗車がレミリアが義務付けられているのでシートがふたつある。咲夜が車に乗り込もうとするとレミリアが私も連れてってと言われ一緒に買い物に行った。
咲夜「今日は珍しいですね、お嬢様が私の車に乗りたいと仰った時驚きました。」
咲夜「お嬢様が私の車に乗りたいと仰られたのは私が初めてこのRを買った時以来です。」
レミィ「そうかしら…でも確かに久しぶりに咲夜のGT-Rに乗った気がするわ。」
咲夜「それにしても今日はどうされたのですか、私のRに乗ることなんて滅多に無いはずのお嬢様が私のRに乗られるなんて。」
レミィ「実は、貴方はこれから霊夢と魔理沙と勝負するでしょう?」
咲夜「ええ、霊夢の車は初代のNAロードスターと聞きましたが…。」
レミィ「そこで、貴方の走りをこの目で見ておきたくなったの…霊夢のロードスターはあの大神が弄ってるって噂もあるし…戦闘力はかなり上げてきているはずよ?」
咲夜「そんなに霊夢は速いのですか?」
レミィ「1度霊夢の走りをこの目で見てるからね、霊夢は他と違って冷静で頭がキレし恐ろしく速いわ…。」
咲夜「しかし、私の走りはドリフトでもグリップでも速く走れます。」
レミィ「そうね…貴方は両方の技を多様する事が出来るし私の車にもついてこれる…でも車に乗せられているんじゃないかとふと思うのよ。」
咲夜「だから、車に任せて走っていないか見てみたいと?」
レミィ「そうよ、これは紅魔館当主の命令でもなければレミリア・スカーレット個人の命令でも無いわ…。」
レミィ「これは監督としての命令よ、私に貴方の…"十六夜 咲夜"という走りを見せて頂戴、メイド長だからとかそんな意地は要らないわ…咲夜という人物の走りを見せて欲しいのよ…!」
咲夜「承知致しました、それではサーキットまでお送りします。」
咲夜は紅魔館ガーデンサーキットに向かい、自分の車をスタートラインに止めた。深呼吸をした後、咲夜は行きますと言いアクセルを踏んだ。Rは鋭い加速をし、Rがいかに速いかそれをレミリアに見せつけた。だがそれはRの凄さに過ぎなかった、ここから咲夜の速く走れるテクニックがレミリアに更なる刺激を与える。最初の緩いコーナー、咲夜は一切アクセルを緩める素振りを見せず信じられないスピードでコーナーに侵入した。他人から見ればそれはオーバースピードだと感じられる程だったが。アクセルワークのお陰で、コーナーをクリアすることが出来た。それはRのATEESのおかげなのか、それとも咲夜が凄いのかそれはレミリアが1番わかっていた。レミリアが思うに緩いコーナーでは車のお陰だと感じ取ったが、アクセルの微調整、ハンドル操作の舵角、それを考えれば並のR乗りでは出来るはずのない芸当だとレミリアは感じた。
そして次々の緩いコーナーをクリアしていくと、長いストレートに入った。その長いストレートはRを更に加速させる装置、咲夜のRはグイグイと加速し続け気づけば200km/hを超えていた。キツイコーナーに近づくと、咲夜はブレーキを遅らせた。サーキットでは勝負やタイムアタックをする時はこういうコーナリングをレミリアは教えていた。それを生かし咲夜はギリギリまで我慢し、コーナーを綺麗に曲がった。少しのロスも無く重たいガタイのR34を正確に綺麗にコーナーを攻めていく。軽量ボディとは言えど約1300kg以上あるR34、ブレーキやタイヤが激しく消耗するのは時間の問題なのだが、咲夜の走りは正確でブレーキやタイヤの労り方を知っていた。次のキツいコーナーでは、ドリフトで侵入し速いドリフトでレミリアを圧倒させた。Rにただ乗せられているような感じではなくRが何処をどう行きたいかを手に取るようにわかり、感じた通りに走らせアクセルとステアリング操作で咲夜とRとの相性が良いことをレミリアに教えていた。最後のコーナーでは、魅せるドリフトに変わってしまったが綺麗にコーナーをクリアしゴールラインを通過した。
レミィ「お疲れ様、良い走りだったわ…ただRに乗せられてるような運転じゃなくて良かったわ。」
咲夜「有難いお言葉…恐縮です。」
レミィ「あとは霊夢と魔理沙との勝負だけね。」
咲夜「はい、全力で行かせて頂きます!」
レミィ「その意気よ、ただ無理はしないで冷静にね?」
咲夜「承知致しました。」
一方フランドール・スカーレットはと言うと。フランは紅魔館ガーデンサーキットでFDをずっと見つめていた。まだ不安となんとも言えない気持ちでいっぱいになっていた。
それもそうだ、レミリアから聞いた話によると貴方は魔理沙と一緒に勝負するかもしれないから用心しておきなさいと言われたからである。
フランは、それを聞き少しショックだったがそれと同時に嬉しい気持ちでいっぱいになったがどうすればいいかわからなくなっていたのである。
フランが乗っている車はFD3SのtypeRだった。エアロパーツはVeilsideのフルのfortuneエアロでホイールはADVAN RacingのRZのRACING HYPER SILVER(シルバー)を付けてあった。そのホイールはリムが深くカッコをも重視したサーキットモデル、車内は防音剤と内張りが剥がされウインドとドアノブ以外は原型が無い。フランのFD外装はつい最近黒に塗られたのか、まだ綺麗だった。ロールケージが付けられており基本的に4シーターであるtypeRは狭く体操座りの体制でないとダメなのだが、フランのFDにはリアシートが外されており、リアシートがあった所には大燃料のNOSが3本積んであった。ステアリングはMOMOのMOD.30Bボタン付きステアリングを装着されておりNOSとスクランブルブーストを使いたい時に使える少し危険なチューンであった。そしてエンジンにも小さめなNOSを搭載されており、魔理沙のFDが540馬力だとするとフランのFDはNOS1本で約750馬力でスクランブルブースト0.5kgで800馬力はくだらない。ドリフトとグリップを合わせたモンスターマシンだ。だが魔理沙とのバトルがある為、FDを580馬力から最大640馬力へとデチューンさせた。更にフランのタービンは少し変わったタービンを装着されていた。FDにはデジタル系のMoTeC C125カラーディスプレイロガー(レーシングメーター)が装着され完璧なサーキットモデルに仕上がっている。
レミィ「やっぱり…そんな所に居た。」
と言いながら物陰からレミリアが出てきた。
フラン「お姉様…。」
レミィ「気持ちはわかるけれど、勝負事は絶対なの…弾幕ごっこだってそうだったじゃない?」
フラン「でも、困るよ…そんなすぐにバトルだなんて簡単に言わないでよ…。」
レミィ「まぁ、やるかやらないかは貴方次第だから…やるならそれでいいし嫌なら辞めてもいいそれだけよ。」
フラン「…。」
レミィ「あっ…そうだ、前から聞きたかったのだけれど。」
レミィ「何故貴方、赤色から黒に変更したのかしら?」
フラン「えとね…夜って暗いじゃん…だから。」
レミィ「夜は暗いし黒色が似合うからこれにしたって口ね、以前から言ってたけど黄色にすれば良かったのに…赤から黒にしちゃうなんて…。」
フラン「お姉様は、なんでも私に指図し過ぎだよ…せめて車くらいは私の自由にさせて。」
レミィ「…悪かったわ、ちょっと言い過ぎたのかもしれない。」
レミィ「でも、自分で何でもかんでも決められる程じゃないわ。」
レミィ「だから頼りたい時はいつでも頼ってほしいのよ…1人としての姉、スカーレット家の一員なんだから。」
フラン「お姉様…やっぱりズルいよ…。」
と言うと車に乗り込み、紅魔館ガーデンサーキットを後にした。
バトル当日、咲夜は霊夢やレミリアより先に紅魔館ガーデンサーキットに足を運んでいた。それはコースの下見をする為に。今回のバトルの為にタイヤを多く新調してきた。タイヤはグリップが高い東洋タイヤを履かせていた。まだ誰も居ないおかげかブーストメーターとノーマルメーターが綺麗に輝いている。マフラーから出る音は、まるで狼の唸り声。RB26サウンドが咲夜を本気にさせた。そして咲夜は車の中に乗り、しばらく目を閉じていた。霊夢と魔理沙が遅れて着くと、咲夜は瞑想を辞め車から降りてきた。レミリアがパチュリーのDC1に乗りやって来た。レミリアが降りると一瞬にして雰囲気ががらりと変わってしまった。それが霊夢達に今回のバトルが本番だと思わせる程に。
咲夜「ようこそおいで頂きました、霊夢、魔理沙。」
霊夢「あら、貴方いつから私達から敬語を使うようになったのかしら?」
咲夜「敵の前では礼儀正しく、これが私の基本よ?」
魔理沙「そんな堅いこと言うなよ、私達はただバトルをしに来ただけだ…F1レースでもGT500でもやる訳じゃねーんだから。」
咲夜「今回のバトルはそれに似た勝負よ?」
大神「今回ここを指定したのはレミィとフラン…あとは咲夜しか完走不可能っていうコースか?」
咲夜「左様でございます、ここのコースは旧紅魔館ガーデンサーキット。」
咲夜「今まで走っていたのは新・紅魔館ガーデンサーキットに過ぎません…ここのコーナーはとてもキツくトリッキーです。」
咲夜「それどころか、道幅も狭くコーナーで抜かせる箇所は4箇所…ストレートで抜かせる箇所は2箇所しかありません。」
咲夜「短いコースではありますので、ゴール地点にパイロンを置かせていただきました。」
大神「なるほど…パイロンを回ってスタート地点まで逆走するって訳か。」
咲夜「はい、更に言うとここのコースはアップダウンが激しいコースです。」
大神「ほー、それじゃ霊夢のロードスターは不利ってことか…?」
咲夜「まぁ理論上そうなりますね、ですが…貴方が戦闘力を上げずに来る訳がありません。」
大神「おっ、わかってんじゃん。」
霊夢「今回のロードスターはスーパーチャージャーらしいわ…パワーがある分上りはついていけるはずよ。」
レミィ(ロードスターにスーパーチャージャー…確かに自然吸気エンジンのロードスターならスーチャーは有り得るか、でも何故霊夢のロードスターにスーチャーを?)
レミィ(それに、以前見た時よりエアロパーツの変更点も多い…一体化ウイングがついているのは空力関係なのはそうなのだけれど何故馬力が低いロードスターにウイングをつけるのかしら…ひょっとしたらエンジン以外にも足回りもセッティングされていてウイングがないとドリフト域で安定しないから?)
レミィ「大神の奴…何か企んでいるわね。」
咲夜「それでは始めましょう、今夜は長いです。」
霊夢「そうね。」
咲夜と霊夢は車をスタートラインに止め、エンジンを吹かした。
大神は霊夢のロードスターと咲夜のR34の間に立ち、カウントを始めた。
R32やR33よりもパワーがあるR34に対して、下りならその速さを見出すロードスター。難点が多いこの旧紅魔館ガーデンサーキットをどう攻略するのか。そして咲夜の本気の走りは何処まで速いのか。
それはこれから起きる事が全てとなる。
7話を読んで頂き誠にありがとうございます。そして、皆様お久しぶりです。イナリュウです。
少し生活が落ち着いてきたので、早めに早めに小説を書き進めていましたが少し厳しい状況で小説の投稿は今しばらく遅くなります。
ですが、必死に書き進めて行きたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
あと、タグ追加しました…流石にカオスになっちゃうかなと思いましたが話を進めるためには、これが妥当かなと思い追加しました。もしファンの方々にお気に障ってしまったのなら申し訳ありません。ですが、キャラクター自体に変更点は無いので頑張って書かせていただきます!次は咲夜とフランとの勝負です!次もぜひよろしくお願いします。