今日で平成も終わりか・・・・ 新年号になっても暫くは間違えて平成って書いてそうだ。
ーside和也ー
織斑一夏から背筋も凍る気色悪い発言をされたり、実習授業でちーちゃんから濡れ衣で文句言われたりした後の昼休み・・・・
「・・・・って訳で、ヒデェと思わねぇ? とんだ濡れ衣だっての」
「いや、明らかにお前が悪いじゃねぇか」
「そうッスね、明らかに秋風が悪いッスよ」
「味方じゃなかったかっ!?」
何時もの様に俺はダリルとフォルテ、それともう一人と一緒に食堂で昼食を摂っていた。
まぁ俺は普段通り、食堂に来といて弁当を広げるって迷惑な真似してる訳なんだが。
そして話のネタは今日の午前中にあった出来事に集約されてるんだが・・・・ どうやら二人とも、俺の味方はしてくれないようだ。特に実習授業に関しては。
「それにしてもお前、昨日の試合観たけどアレどうなってんだよ? なんで一人で複数のISなんか所持してんだ?」
「あ~、それは自分も気になったッスね。と言うか、普通に国際問題が起きるレベルの事してるって自覚あるッスか?」
えぇ~え。ちーちゃんからの濡れ衣より、そんな事の方が気になんの~?
「自覚も何も、そんなん俺の勝手だろ? どっかの馬鹿に文句言われようと知ったこっちゃねぇし」
「うわ~・・・・ 遠回しにIS委員会やアラスカ条約に喧嘩売ってるッスよ」
知らねぇよ。そもそもIS使って宇宙に行く研究すること自体を禁止してる様な組織なんぞ、喧嘩どころか戦争ふっかけてやっても良いくらいだ。
「で、和也。試合で使ってたISはなんなんだよ? イギリスのISでもないってのに、BT兵器とか使ってたろ?」
「それに、さっきの実習じゃまた違ったIS使ってたんスよね? 一体何機ISを所持してんスか」
「そうですね・・・・ 私もその辺を詳しく聞きたいですね」
と、ダリルとフォルテの疑問にもう一人の同席者が漸く口を開いた・・・・
そう、此方におわすが俺が唯一知っていたイギリスの代表候補生、サラ・ウェルキン先輩であらせられる。
なんで先輩が此処に居るかと言うと、ぶっちゃけフォルテからのツテだ。ダリルと仲良くなった後にクラス代表決定戦の話してたら同学年のフォルテに紹介されて、たまに昼食は一緒してる。
もうね、会った時は感動したね? 映像越しとは違ったお姉さん属性感じる雰囲気に、これぞイギリス!って感じの貴族感溢れる立ち振舞い。
思わず片膝突いてサイン下さい!って言ったのは良い思い出よ。ちゃんとサインもくれたし。
それと、今は本人からの了承も得てサラ先輩と呼ばせて貰ってる。歳的には俺のが上だけど、学年は上って事で。
・・・・えっ? ダリルとフォルテはどうなるのかって? あいつらは先輩呼びする程じゃない。残念ながら、尊敬度が足りない。
「と言っても、別に深い事情も後ろめたい事もしてねぇんだけどな~。ただ単に俺が有線式のBT兵器を作って、それが『
「って、
「アレ、
「? おう。てか、俺の所有してんのは殆んどが
そう言ってやればダリルとフォルテは大袈裟に椅子から立ち上がり、サラ先輩に至っては両目を大きく見開いて僅かに口を開いている。
取り敢えず周りに迷惑だからダリルとフォルテは座らせて、サラ先輩の顔は可愛かったから写真を撮っておく。こう言う時は便利よね、ISの記録機能って。
「・・・・で、マジでお前のISって
「嘘言ってどうすんだよ? マジだマジ。でなきゃ有線式なんて半端な完成度だった武装やら何やらが満足な完成品になる訳ねぇだろ? 何の支援もない奴の個人製作の難しさ舐めんな」
いや本当、
「元々『文月』は遠隔操作系の武装を好んでたからそれに合わせて有線式兵器使ってたら、
同じ様に格闘戦が好きな『皐月』が近接武器オンリーだった部分が近距離に特化したりな。
実習で使った『睦月』はどちらかと言うと色んな事が出来たりしたし、ちょっと器用貧乏な奴でな。特出したもんは無いが、量産可能な第三世代機らしい多種多様な装備が楽しめ・・・・」
「ちょ、待つッス! なんスか? 量産可能な第三世代機? なんかさっきから変なこと言ってないッスか!?」
えっ? そうか? 俺にとっちゃ普通の事ばっかりなんだが?
「和也・・・・ お前、さっきから爆弾発言連発してるって分かってるか? ISを複数所持してんのもそうだが、それが殆んど
「そうですね。それに和也君が何機ISを所持しているかも分からない中、それ以上は余計な騒動すら起こしかねないわよ?」
ふ~ん、そんなもんかね~? 顔も知らない様な有象無象共が騒いだ所で俺には関係ないと思うんだがな~?
「つか、何機持ってるかはパッと見で分かるでしょ先輩? こんな分かり易いんだから」
「えっ?」
あれ? 本気で気付いてなかったのか? それとも気になってなかったかな。
思わずきょとんとしたサラ先輩の為に俺は先ず右耳に付いたカフス2つを指差した後、左耳の2つのカフス、イヤリングを指差す。
そして両手を肩ぐらいの高さまであげ、左腕の腕時計と小指に付けた指輪、右手首の2つのリングと薬指の指輪を三人に見せる。
「ほれ、こんだけ分かり易く待機状態が見えんでしょ? だから何機持ってるかなんて見れば分かるもんだろ?」
「「「・・・・はあぁあっ!?」」」
うおっ! 今度はサラ先輩まで声をあげて立ち上がったぞ。これはレアだ、レアな光景だ!
そんな物を見させられたら、俺は迷わず待機状態のカメラ機能を駆使してレアなサラ先輩の驚き顔をバレない様に写真へ納めて行くぅ!
ーーピンポンパンポ~ン・・・・ 一年一組、秋風和也。至急、職員室まで来い。良いか、ダッシュで来い、分かったなっ! ・・・・パンポンピンポ~ン・・・・
「・・・・ああ、そう言やちーちゃんが昼休みに来いとか言ってたっけ? わざわざ校内放送まで使って呼び出すとか・・・・ 職権濫用じゃね?」
本音を言えば無視しても良いかなとか思ったんだが、恐らく呼び出しの先には山田先生も同席させられてる筈。
そこでちーちゃんを無視して残りの授業をフケると山田先生がちーちゃんの八つ当たりに遇うのは目に見える結末として・・・・それは流石に申し訳ない。
しゃーない。面倒だけど行ってあげますか。山田先生を助ける為にも。
「わりぃけど、ちーちゃんから呼び出されから先に行くわ。んじゃサラ先輩、お疲れさんっした~」
そう言って食べ終えてる弁当箱を片付け、未だ唖然とした様子の三人を残して俺は席を立った。
聞かれたから話したって言うのに、そこまで驚く様な事だったかな・・・・? まぁレアなもんも見れたから良しとしよう。
ーside和也 outー
取り敢えず次話は『クラス代表就任パーティー』絡みを書こうとはしてる。
そろそろ鈴も出して行きたいし、箒も出番をあげたいし・・・・ なんの為に箒と無駄に絡ませなかった事かっ!
(  ̄□ ̄)
では、ターンエンド!