IS-問題児なオリ主の生活   作:柳命

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 各話の文字数はノリと気分で変わる。



第1話 自己紹介ーまだ出ないオリ主ー

 

ーside一夏ー

 

 前略千冬姉。藍越学園へ受験に行った筈の俺がうっかりISに触れてしまってから早幾日・・・・

 

「(し、視線が辛い・・・・)」

 

 

 あなたの弟は、女性しかいない『IS学園』へと入学を果たしてしまいました。

 と言うか、周りからの視線が辛い。辛過ぎる。

 

 

「(当然って言えば当然なんだけど、女の子しかいないよなぁ・・・・とほほっ)」

 

 

 右を向いても左を向いても、果ては後ろを向いても女の子ばかり。

 

 分かってはいたけど、男が一人しかいないってのは精神的にキツイよ。

 

 ただ、窓側の方の席に、なんか見覚えのある娘が一人いる気がするんだけど・・・・

 

 

「織斑君・・・・織斑君? 織斑一夏君!」

 

 

「はっ、はい!?」

 

 

 と、今の状況に項垂れてたら突然誰かに呼ばれた!?

 

 あっ・・・・なんか、眼鏡を掛けた女の人が目の前に・・・・

 

 

「あ、大声出しちゃってごめんね。でも、自己紹介『あ』から始まって今『お』なんでよ。だから、自己紹介してくれるかな?だ、駄目かな?」

 

 

 えっ? いつの間にか自己紹介なんか始まってたのか!?

 

 全く聞いてなかった・・・・

 

 

「い、いや、自己紹介しますから・・・・先生も落ち着いてください。」

 

 

「ほ、本当に! 本当ですね? 約束ですよ。絶対ですよ!」

 

 

 なんでこの人、自己紹介にこんな必死なんだろう・・・・? 目尻にうっすら涙すら浮かんでるから、正直変な罪悪感が辛い・・・・

 

 

 取り敢えずこの変な罪悪感を拭う為にも自己紹介を済ませなきゃ。

 

 

「おっ・・・・織斑一夏です。よろしくお願いしますっ!」

 

 

「「「「・・・・・・・・」」」」

 

 

 ま、周りの視線が痛い・・・・ なんでなんの反応もないんだ? 俺、変な事でも言ったか?

 

 

 で、でもこれ以上この視線に晒されるのキツイ・・・・よしっ!

 

 

「・・・・以上です!」

 

 

 ここはもう、次の人に回そう!

 

 

ーーードンガラガッシャーンッ!

 

ーーーバチコーンッ!

 

 

「いっ、てぇぇえっ!?」

 

 

 周りが芸人顔負けに転げ落ちたと思ったら、いきなり頭に激痛がっ!?

 

 

 つか、なんなんだよこれ・・・・!?

 

 

「てててっ・・・・げ、げぇえっ! 関羽ぅ!?」

 

 

「誰が三国志の英雄か、馬鹿者!」

 

 

 な、なんでここに千冬姉がっ!? ま、まさか俺を心配して追い掛けて来た訳じゃ・・・・

 

 

「ち、千冬姉!」

 

 

「学園では織斑先生と呼べ」

 

 

ーーードゴッ!

 

 

 うごっ!? 出席簿で殴られた・・・・ って、さっきのも出席簿だったのか?

 

 もはや出席簿の痛みじゃないぞ!?

 

 

「諸君、私が貴様らの担任である織斑千冬だ。まずはこの一年でヒヨっ子共にISの全てを理解させる。逆らっても構わんが、私の言うことは絶対に聞け。はいかイエスしか受け付けん、分かったな」

 

 

 いや、それは横暴が過ぎると思う・・・・

 

 

「きゃああああああっ! 素敵ぃ! 本物の千冬様をこの目で見られるなんて!」

 

「私、お姉様に憧れてこの学園に北九州から来ましたぁ!」

 

「あの千冬様にご指導いただけるなんて嬉しくて死んじゃいそう!」

 

「私、お姉さまの命令なら何でも聞きます!」

 

 

 マジかぁ・・・・ あんな横暴受け入れちゃうんだぁ・・・・

 

 

「・・・・はぁ。毎年毎年、よくもこれだけの馬鹿者共がたくさん集まるものだ。ある意味感心させられる。それとも何か? 私のクラスにだけ問題児共を集中させるように仕組んでいるのか?」

 

 

 あっ、千冬姉なんかスゲェ疲れてる。てか毎年って、こんなのが毎年起きてんの・・・・?

 

「きゃあああああっ! お姉様! もっと、もっと叱ってぇ!」

 

「でも時には優しく囁いてぇ!」

 

「そしてつけあがらないように毎晩調教してえぇ!」

 

 

 ええぇ~え・・・・ なんでみんな、そんなテンション上がってんの・・・・?

 

 なんか最初とは違う意味で辛くなって来た・・・・

 

 

「織斑先生、会議の方は終わったんですか? それに、その頬の傷は・・・・」

 

「ああ、挨拶を任せてて済まなかったな山田先生。それと、この傷に関してはまぁ・・・・気にしないでくれ」

 

 

 傷? ・・・・あっ、確かに。千冬姉の頬にうっすらと傷が付いてる。

 

 千冬姉、嫁入り前だってのに・・・・ 寝惚けてぶつけたのかな?

 

 

「さて諸君。あまり時間もないんだが、このクラスにもう一人、紹介しなければならない者がいる・・・・入って来い」

 

 

 千冬姉がそう言った瞬間、教室の扉が開かれた。もう一人って事は、入学式に遅れて来たのかな? そう思って俺も扉の方に視線を向けてみると・・・・

 

 

「・・お、男・・・・?」

 

 

 そこには、俺以外の男が立っていた・・・・・・

 

 

ーside一夏 outー

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーside千冬ー

 

 

「んじゃ嬢ちゃん。俺は此処で待ってるから、用事が終わったら言ってけろ」

 

「はい、送って頂きありがとうございます」

 

 

 漸く目的の島に着いた。島と聞いていたからてっきり港も無いかも知れないと思っていたが、そんな事はなかった様だ。

 

 船こそ一隻しかないが、小さいながらも港もある。目的の人物が居る場所が無人島の類いでなくて良かったと安堵するべきか。

 

 

「しかし、妙だな・・・・」

 

 だが、それだけだ。確かに小さいながらも港はある。港に船もある。だが、周囲からは人の気配が全くしない。

 

 此処まで送ってくれた漁船の人が来られるくらいだから、日常的にも人の出入りくらいはある筈だが・・・・その気配すら希薄だ。

 

 

「考えても仕方ないか・・・・」

 

 もしかすると普段は別側の港でも使っていて、此方側はあまり使われていないのではないか? そう思いながら私は、目的の人物を目指しその場から歩き始めた。

 

 幸いにも目的の人物の住まいは漁船の人に大まかな場所を聞けていた。港から真っ直ぐ、島の中心部を目指す途中に住んで居ると・・・・ 徒歩にして30分程の場所らしい。

 

 それから暫く港を出てから歩き続けているが・・・・やはり、この島は何かがおかしい。

 

「ここまで人の気配がしないものか・・・・?」

 

 港を出てからここまで、全く人に会っていない。道こそ鋪装されて人の手が入っているのが分かるが、普段から人に使われている気配が感じられなかった。

 

 これはもしや、政府もガセネタを掴まされたのではないか・・・・? と、そんな事を思い始めた時・・・・

 

「・・・・誰だあんた?」

 

 漸く、この島の住民らしき人間と遭遇する事が出来た・・・・

 

 

ーside千冬 outー

 

 

 





 未だにオリ主の名前すら出せない不思議。
 まぁ次話には出せるでしょう。
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