IS-問題児なオリ主の生活   作:柳命

26 / 59

 と言うか、オリ主紹介どうしよう? プロローグの前に置こうか、名前が出た後に置こうか・・・・ ちょっと考え中。

※5/13 誤字訂正。




第25話 同意書 ーオリ主、お務め中ー

 

ーside和也ー

 

 ゴーレム擬きがクラス対抗戦に乱入したり、学園長室で事情聴取されたり、今後の事で誓約書を書く羽目になったりしたりと色々あってから夜が空けて・・・・

 

 

「ふぁ~あ・・・・ねみっ」

 

 

 

 

 俺は、懲罰房にて朝を迎えていた・・・・

 

 

ーside和也 outー

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

ーside楯無ー

 

「はぁ~あ・・・・」

 

 朝も早くから生徒会の仕事を片付ける為に生徒会室に居た私は、早々と深い溜め息を吐くことになった。

 

 その理由は昨日の『アリーナ襲撃事件』もさることながら、轡木さんから貰った一枚の同意書が原因だ・・・・

 

「まさか、私にも伝えないでこんなモノを書いてたなんて・・・・ 通りで彼の行動を咎めない訳だわ」

 

 そう呟いて私は手に持っていた紙をひらひらと机の上に投げる。そこには轡木さんと彼、秋風和也君しか知らなかった事が書いてあった・・・・・・

 

 

【IS学園 入学に関する同意書】

 

①秋風 和也(以下甲)は、IS学園にて生徒として入学する。

②甲の所有するISに関するスペックデータは、轡木十蔵(以下乙)にのみ開示、提出する。

③甲の所有するIS及び情報は、IS学園及び日本政府に一切提出、譲渡はしない。

④入学に際し甲は女子寮にて生活を行う。ただし、同室相手に同居を拒否された場合、以後甲は女子寮での生活を拒否する事が出来る。

⑤甲は乙が要請した際、IS学園の生徒の安全を守る手助けを行う。ただし、乙からの要請が無い時は、甲の裁量、判断を尊重する。

⑥IS学園に在学中、甲は学園内で無意味に殺傷行為を行わない。

⑦乙からの要請がなければ、如何なる学園からの要請も甲の裁量にて判断を一任する。

 

 

 その様な事が書かれており、先ず私は轡木さんの正気を疑った。

 

 そもそもこの同意書は、彼に都合が良い内容が大半を占めていて、同意書も何もない内容だからだ。これでは一体どちらが同意したかも分からない。

 

 オマケに、学園はおろか政府にすらISの情報を提出しないなんて、どんな特別待遇だと声をあげたいくらいだ。

 

「しかもこれ、織斑先生すら知らなかったのよね~? そりゃあ、普段から彼の行動に頭を抱えてた訳だわ」

 

 私はこの同意書のコピーを貰ったけれど、織斑先生は昨夜の話し合いの折にこの書類を見させられてる。その時の織斑先生の気持ちはどうだったか・・・・

 

 少なくとも背中から鬼の様なオーラが垣間見えてたから、かなり怒ってたのは間違いないと思う。

 

「それでも、今の彼は懲罰房の中・・・・ なまじ今回の件に反省する姿勢があるから質が悪いわね」

 

 そう。彼は今、自ら懲罰房へ入るのを受け入れていた。

 

 理由は、『学園に対する脅威を排除する為とは言え、威力過多な兵装を使用した事』による罰となっている。

 

 本来なら出撃の遅れた教員部隊や私達生徒会の代わりに脅威対象を排除してくれた事を感謝すべきなのかも知れないが、殊勝にも彼自身がそれを善しとしなかった。

 

 その結果、彼には一週間の懲罰房行きと500枚の反省文提出が轡木さんから言い渡された。

 

 本当なら専用機の一時没収も考えたけど、そうなったら彼から武力を以て抵抗すると言われ、渋々こちら側が折れる事になったのはまた別の話だ・・・・

 

「だけど、織斑先生も災難ね~。受け持つクラスの問題児が懲罰房に入っただけでなく、その説明までしなきゃいけないんだから・・・・ ホント、貧乏クジを引かされてるわね」

 

 生徒を守るには守ったが、守り方が過剰だった果てに懲罰房行き。しかも殆どの生徒が彼と襲撃者との戦闘を見ていた中で罰だからこそ、詳しく説明出来ない説明と言うのは大変だろう。

 

 そんな織斑先生に同情しつつ、私は昨日破壊されたアリーナの修繕に関する書類を処理しようと机に向き直ったのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と言うか彼、ちゃんと反省文とか書くのかしら?

 

 

 

ーside楯無 outー

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

ーside千冬ー

 

「・・・・と言う訳で、秋風は一週間の懲罰房行きとなった。これに関しては何か意見もあるだろうが、奴も了解した事だ。よって、これ以上の詮索等はしない様に。分かったな」

 

 そう言ってクラスの生徒達に秋風の処遇を説明した訳だが、思っていた以上に生徒達に動揺が見られた。

 

 仕方あるまい。あんなの(問題児)でもクラスの生徒との関係は一部を除いて良好であったし、昨日は結果的に避難出来ていなかった生徒を守ったんだ。それが罰則を受けたと言えば動揺もするか・・・・

 

 しかし、不必要に危険な兵装を使ったんだ。本人も同意してた様に、結果だけで全てを許されると言う訳にはいかない。それは生徒達にも理解して貰わねばならん。

 

 ・・・・こう考えると、奴は良い反面教師になってくれたとも言うのか?

 

「そ、それと今回の件を受けてクラス対抗戦は中止になりました。その結果、賞品だった半年間デザート無料権も無効と言う事で~」

 

 

「「「「えぇーえっ!?」」」」

 

「せっかくのデザート無料権がぁ~!」

 

「あーんまり、だぁぁぁぁあ!」

 

 ・・・・いや、ないな。賞品が無効になったと分かった途端、どう見ても存在を忘れられた奴が反面教師とかないな。

 

 兎も角これなら生徒達に然して影響が無いのが分かったが、取り敢えず放課後にでも様子を見に行くか・・・・

 

 あいつが真面目に反省文を書いてる姿なぞ、想像出来んからな!

 

 

ーside千冬 outー

 

 

 





 と言う訳で、和也は懲罰房へとお務めに行きました。内職は反省文作りです。

 さて、これで次のタッグトーナメントまでの道標が出来た訳だけど、そうは問屋が卸さない。

 暫く和也の出番がない話が続きます。たぶん、2~3話くらい。

 では、ターンエンド~。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。