IS-問題児なオリ主の生活   作:柳命

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 ハラショーだ。感謝で胸がいっはいだな。
 ( o≧ω≦)o


※5/28 誤字脱字修正。




第31話 駆け足連休 ー面倒事は忍び足ー

 

ーside和也ー

 

 全面的に簪の専用機完成を手伝うと宣言してから、GWとか言う微妙な休みは駆け足で過ぎて行った。

 

 と言うかだ・・・・

 

「本音、そっちのパーツはもう使わないから片付けて。それが終わったら左腕の伝達率が微妙に遅れてるから見てみて」

 

「ほいほ~い。あ、()()()()()そっちのコードは使い終わったよ~」

 

「ええ、分かったわ。薫子ちゃん、倉庫から訓練機の予備装甲を幾つか持って来て頂戴。足回りを中心に」

 

「ほいほい。何人か一緒に付いて来て~。打鉄の予備装甲取りに行くよ~」

 

「「「「はいっ!」」」」

 

 ・・・・なんか、気付いたら人手が増えてた。

 

 最初は3人で完成まで作業すんのかと思ってたら翌日には1人増え、その翌日には5人増え、3日目には俺を含め総勢12人にまで人が増えてるって不思議な事になってた。

 

 なんでも俺の説教を受けた後に簪も色々と考えたらしく、俺が知らぬ内に手を貸してくれと整備課の奴等に協力を頼んだそうだ。自らの頭を下げてまで。

 

 そこで最初に参入したのが三年の『布仏 虚(のほとけ うつほ) 』さん。整備科の首席にしてなんと、のほほんの姉だとか。

 

「秋風君、武装の進捗具合はどうですか?」

 

「耐久値、電気伝導率、エネルギー効率、連射性、威力、まとめて問題ねぇよ。最大出力なら連射しながらISの装甲を抜ける威力と貫通性もきっちり完・・・・」

 

「その威力と貫通性は捨てて下さい! 問題しかありません!」

 

「破壊力は連射型の嗜み!」

 

「嗜みの範疇を越えてますっ!」

 

 と、実に良いリアクションをくださるお姉さまだった。ああ、件の連射型荷電粒子砲の威力は下げたよ。誠に遺憾だったが。

 

 そして整備科の首席でもある虚先輩の働き掛けもあり、連休で帰ってなかった他の奴等も次々に協力してくれる様になった訳なんだが・・・・

 

 これ、俺が協力する必要あったのか?

 

 結局は自分から周りの力を借りる選択を決めた簪が頭を下げてまで頼んだのが切っ掛けで人手が集まって、僅か三日で9人も集まったんだぜ?

 

 ・・・・絶対、俺がどうこうしなくても専用機完成させること出来てたろ?

 

 まぁ、そんな訳で簪の専用機開発は順調だ。素直に俺が得意分野(武装開発)に専念出来るくらいに。

 

 で、そんな学生主体の開発体制も出来上がって連休も終わろうとしてる中・・・・

 

 

 

「・・・・ああ。いや、だから悪かったって」

 

[ーーっ! ーーー!]

 

「分かった分かった、次の長期休暇にはちゃんと帰るから。それで今回は機嫌治してくれよ? なっ?」

 

 俺は連休に実家へ帰らなかった件を電話で弁明していた。

 

 いや、そもそもIS学園に来てから連絡すんのをすっかりと忘れてたからな。それも含めて、電話先の()()様は大変ご立腹だ。

 

 お陰で義妹様が怒鳴ってる間は携帯を耳から遠ざけているのに、はっきりと声が聞こえてくる始末。正直、うるさい。

 

「ああ、ああ、はいはいはい。分かりましたよっと・・・・ で、いい加減代わって貰えね?」

 

[ー! ーーー・・・・・・]

 

 まだまだ言い足りないのは分かるが、今回は説教を受ける為に電話した訳じゃない。

 

 それは義妹様も分かってはくれたみたいで、最後にブツブツと小言を漏らしていたが・・・・

 

[・・・・あっ、かずくん? やっほ~♪ かずくんの大好きな()()()だよ~♪]

 

 漸く、電話の本題に入れそうだ・・・・

 

「おう、久しぶり。元気にしてんな?」

 

[もっちのロンだよ! 今は出掛けてるけど、オーちゃんにスーちゃんも元気だよ~♪]

 

「そうかい、そいつは良かった」

 

 電話越しだが、どうやら()()()様もお元気な様だ。寧ろ元気じゃない姿があまり想像つかないが。

 

 と、話が反れそうだな。

 

「・・・・で? なんだって急に連絡寄越せって? しかもわざわざ『睦月』にメールなんざ寄越して」

 

 そう。今回の電話は束からメールが来たのが切っ掛けだ。送られて来たメールには短く『大事な話在り。電話寄越してちょ♪』と添えられていた。

 

 それと全く連絡を取ってなかったってぇのもあって今回電話した訳だが・・・・ まさか30分も説教されるとは思ってなかった。

 

[うん。まぁ直ぐに分かるとは思うけど、近々そっちに転入生が行くよ。それも二人]

 

「転入生? 5月に入ったって時期にか?」

 

 それも二人。そいつぁまた、鈴の時とは違って随分とキナ臭い気配がすんな・・・・

 

[まぁ向こうはかずくんの事は知らずに来るみたいだけどね? まだかずくんの情報は世界には広まっていないし]

 

 そうなのか? 鈴やダリルとかサラ先輩とか、各国に情報が伝わりそうな相手とは付き合いがあると思ってたんだが。

 

 まっ、無駄に騒がれるよりは良いか。

 

[でねでね、話を戻すんだけど・・・・ その転入生、どっちもバックはクロだよ?]

 

 ・・・・あぁ、そう言う話か。そりゃあ確かに、大事な話だな。

 

[一応二人の情報は『睦月』に送っておくけど、どうするかはかずくんに任せるよ? その転入生二人と言い、そのバックの奴等に対する始末はお任せするよ~]

 

 そうだな。恐らくその転入生だかが来てから起きる問題に巻き込まれるのはこっちだ。ならどう対処してくかは、現場に近い俺が判断してった方が早い。

 

 全く、話の分かる家族で有り難いね。

 

「分かった。こっちはこっちで対処してくとすんわ。情報あんがとな?」

 

[良いってことよー♪ なんたって、束さんとかずくんの仲だからね! あっ、なんだったらお礼に愛を囁いてくれても良いんだよ~?]

 

 礼を言った矢先に調子に乗んなよ。

 

 その余りに何時も通りなやり取りに思わず苦笑いが浮かぶが、このやり取り自体は嫌いじゃない。

 

「はいはい、俺も大好きだよ。お前も、みんなもな」

 

[おっふぉぉぉぉおっ! かずくんのデレキタコレ! これで勝つる!]

 

 いや、何に?

 

 自分の中の煩悩と欲望? だいたい常勝無敗じゃねぇか。

 

「取り敢えず、その転入生とやらには警戒はしとく。なんか有ったらまた連絡すんわ」

 

[オッケーオッケー♪ あっ、でも今度は昼間に連絡してよね? ()()()もかずくんに会えなくて寂しがってるんだから]

 

「分かってるよ。んじゃ、おやすみ」

 

ーーピッ

 

 ・・・・しっかし、転入生ねぇ~?

 

「なんで月一で、なんらかの厄介事が舞い込んで来るかね~?」

 

 つい口から漏れた本音に、思わず溜め息が零れる。

 

 しかもタイミング的には学年別トーナメントも間近な時期。当然、そんな時期に転入生なんかが来て平和に済むとは思えない訳で・・・・

 

「・・・・はぁー。めんどくせぇ事になんなきゃ良いけど」

 

 もう今から頭が痛くなるわ・・・・

 

 取り敢えず今は、束から送られて来る転入生の情報でも目を通しておきますかね?

 

 

ーside和也 outー

 

 

 




 さて、これで次話から転入生編に入れる。ついでに、もう二つの問題も回収出来る。長かった~。
 (  ̄Д)=3

 ああ、簪の専用機はまだ完成してないよ? 人手が増えただけです。

 では、ターンエンド。

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