余りの間にどこまで書いてたか半分忘れてたよ・・・・
※8/24 誤字脱字訂正
ーside和也ー
簪に言い過ぎた説教をし、会長に卍固めをかまし、束にちょっとお願い事をしてから寮の部屋へと戻って
んな事してれば、ちーちゃん辺りが文句のひとつでも言いに乗り込んで来るかとも思ったが・・・・ 特にそんな事もなかった。
これはアレか? 明日の朝にHRでまとめて文句でも言う気か? まぁたぶん無理だろうけど。
して、学園内にある隠れ家ではなく寮の部屋に戻ったからには相部屋方式な寮の元、必然的に同居人も部屋に帰って来てしまう訳だが・・・・
「うぅ・・・・ なんなの? 男の子ってみんなあんなにグイグイ来るものなの? なんで男の子同士なら裸が当然みたいに迫って来るのさぁ~・・・・」
・・・・何やら同居人の男装少女が、膝を抱えてぶつくさと呪詛を振り撒いてる。
と言うかコイツ、確か今日は織斑一夏に誘われてアリーナでISの操縦訓練してたんじゃねぇの?
「・・・・あぁ~あ、デュノア? な~んでお前、帰って来てからんな辛気くさい雰囲気出してんだよ?」
「うぅ・・・・ 聞いてよぉ!?」
うおっ!? ビックリしたぁ・・・・
余りにも鬱陶しかったから声を掛けてみりゃあ、迷える子羊よろしくデュノアがすがり付いて来やがったし。
まぁ声を掛けちまった手前、何やら堪ってるみたいだから愚痴くらいは聞いてやるが・・・・ そんな涙目になる程か?
結論から言おう。涙目にもなるわ。
なんでも織斑一夏は男子用の更衣室で執拗にデュノアを脱がそうとしていたらしい。
しかもその理由が『男同士だから恥ずかしがる事じゃない』とか、『男同士なんだから裸の付き合いだって普通だろ?』とか、意味不明な理論によるものだったそうな・・・・ しかも、終始イケメン(笑)スマイルを浮かべて。
・・・・え、何? あいつ、そっち系なの?
「あぁ~あ、取り敢えず言っとくが・・・・ 男同士にそんな伝統はねぇ。あったとしても上着を着替える時に羞恥心が薄いくらいだろう?」
「だよねだよね! わざわざ互いに裸になる必要はないよね!? 別に男の子同士だから裸を見せ合うとかないよね!?」
ねぇよ。逆に女同士でもそんな習慣があんのか?
つか、本当の性別が女のデュノアにとっちゃ完全にセクハラ案件じゃねぇか・・・・
「まぁなんだ。実際の性別もあるが、そこははっきりと拒否しといて良いんじゃねぇのか? もしくはちーちゃんに相談しろよ。織斑一夏に執拗に身体を狙われてるって」
「それはそれで僕の正体がバレそうだし相談は・・・・ でも、無理に裸にされそうなのは頑張って拒否してみるよ」
いや、寧ろまだ正体がバレてないと思ってんの? 相手ちーちゃんだぞ? たぶん、とっくに気付いてるから。
だけど教えない。そこまでは面倒みてやれないし。
「・・・・ところで、さっきから何をしてるの? 午後の授業も居なかったみたいだし」
「あん? これか? まぁちょっと・・・・ 日本有数の企業に喧嘩売る準備」
「・・・・・・はい?」
正確には、
「まぁ気にすんな、そんな大した事じゃねぇし。悪くても、ちーちゃんの仕事が増えるくらいだ」
「いや、それ絶対大した事だよね!? 濁してる様で、濁し切れてないからね!?」
良いリアクションだ。やっぱり何かしらリアクションを返してくれるってのは大事だよな~?
・・・・・・まぁだから、俺もそろそろ現状に対してリアクションはしなきゃいけないんだろうな・・・・
「・・・・時にデュノアよ、ちょ~っと聞きたいんだが・・・・・・」
「うん? なに?」
因みに俺は現在、机に座ったままノートPCに向いていたから、一度もデュノアの方を振り返っていない。
クエスチョン、それは何故か?
「なんでお前・・・・ 部屋に帰って来て、真っ先にズボンを投げ捨てたよ?」
アンサー。デュノアが制服を脱いだまま着替えた気配を感じなかったから。
見てはいない。実際に見てはいないが、衣ずれの音が聞こえなかったから、恐らくちゃんと着替えてはいない。
いや、別に下着姿やら裸程度じゃ狼狽えねぇよ? 家の馬鹿共も風呂上がりに平気で下着姿で彷徨ってたしな。
けどなぁ・・・・ 流石に男装してまで侵入して来た奴がする行動じゃねぇよな!?
「えっ? あ、ごめん・・・・ ほら、部屋に居る間は別に男装しなくても良いって言ってくれたでしょ? だからつい、あの人に引き取られる前までしてた楽な格好でも良いかな~?って・・・・」
「いや、気ぃ抜き過ぎだろ」
確かに言ったよ。この部屋の中でくらいは男装とかしなくても良い的な事は。ただ、俺は羞恥心まで捨てろとは言ってねぇんだけど?
てかお前、その状態で来客とか来たらどうするつもりなんだよ・・・・?
「取り敢えず、お前が思ってたより馬鹿なのは分かった。で、俺は振り返っても問題ねぇのか?」
「ばっ!? 馬鹿とか言わないでよ~! これでも気を使って、ちゃんとシャツ
「気を使ってる要素がねぇよ馬鹿たれ」
デュノアは俺が思ってたより馬鹿だった。そう結論付けながら振り返って、帰宅後のデュノアを視界に捉える。
・・・・ふむ。シャツはシャツでも赤いティーシャツ、サイズは少し大きめか。後、中々に良いお胸をされている。そして殆どティーシャツ一枚の状態から身体のラインを目線で見るに、下にズボンの類いは無し・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・良し。
「・・・・デュノア、ひとつ良い事を教えてやる」
「えっ? な、なにかな?」
「・・・・デュノア夫妻、隠れた性癖のひとーつ!」
「っ!? ちょ、ちょっと待って! 僕はそれ知りたくないんだけど!? 待って待って待ってぇ!?」
はっはっはっ~。泣いた所で止めねぇよ?
だって俺が思ってた以上に気ぃ抜いてんだもん。
少しは・・・・ 絶望するが良い!
「デュノア夫妻は家の中じゃ・・・・ 『裸族』っ!」
「知りたくないんだってばぁー!?」
そう言ってやればデュノアの奴は地に手と膝を付き、絶望を知ってしまった様に崩れ落ちた。
『デュノア夫妻、裸族説』・・・・ これは俺が聞いた情報の中で唯一吹き出した、恐ろしい情報だった・・・・
だってモザイク処理されてたけど、実際の写真が資料として添付してあったんだもん。四十過ぎたオッサンの裸体(モザイク有り)データとか、どんな嫌がらせだよっ!
因みにこんな写真を添付した犯人の見当は付いてる。つか、現地に行ってまで調べてんの二人しかいねぇからバレバレなんだよ・・・・!
と、話が逸れたか。取り敢えずそのデュノア夫妻の性癖と目の前のデュノアを鑑みるに、例え愛人の娘であろうとしっかり、血は受け継がれていると言うのが証明された訳だ・・・・・・
裸族の血がなっ!
「つぅーかお前、なんで気ぃ使って部屋着がティーシャツのみなんだよ。こっちはてっきり部屋の中でくらいはコルセット外す程度って思ってたんだぞ?」
「うっ! だって、これが僕にとって楽な格好だったし、引き取られてからもずっと気が抜けなかったからついつい・・・・」
「寧ろ裸族って共通点で絶対意志の疎通出来ただろテメェ等? いやマジで」
「ぼ、僕は裸族じゃないよっ! 下着だけは着けてるんだから!」
「パンいちは裸族と変わらねぇーから」
つかこっちもそんな情報いらねぇよ。なんだよ、片や家じゃ裸族夫妻と、片や部屋じゃパンいち娘って。
どっちも俺にとっちゃ大差ねぇから!
ーーーコンコンコンッ。
と、同居人の濃ゆい血の運命にツッコミを入れてれば、不意に部屋の扉がノックされる音が響く。
時刻は19時を過ぎたところ・・・・ こんな時間に俺かデュノアを訪ねて来る奴なんざ限られる。
まぁ高確率で来そうなのと言ったら、デュノア目当てで織斑一夏ってとこだが・・・・ 今日に関しては別の可能性もある。
「おいデュノア、お前ちょっと風呂場に逃げ・・・・」
「悪いけど和也、僕お風呂入ってるから一夏だったら後で連絡するって言っといて!」
言うが早く、デュノアが部屋の風呂場に引っ込んだ。ご丁寧に着替えまで持って。
そんな慌てんなら最初からもう少し誤魔化し易い格好しとけよなぁ・・・・
と、そんな事よりこっちのが重要か。
「おーう、こんな場所にどちらさんだ~?」
『・・・・・・話が、したい』
・・・・やっぱ簪か。ついでに探ってみりゃあ、もう一人の気配・・・・ たぶん会長か?
てっきり虚先輩やのほほんも来るかと思ったが、大人数で来るのを嫌ったか・・・・ 気遣い、ありがとうございます。
けどこれで、ひとつの問題がどう片付くかが決まる・・・・
「・・・・ああ、お前の答えを聞かせて貰おうか」
ーーーギィィ・・・・・・
抗う事を選んだか、全てを諦めて決別するか・・・・
その答え、しっかりと聞かせて貰うぞ?
ーside和也 outー
デュノア夫妻、隠れた三つの性癖のひとつ・・・・ 『家では裸族』!
はい? シャルロットに裸族(パンいち)は有り得ないとな?
有り得ないなんて事は、有り得ないんですよ。
( ・`д・´)キリッ
いえ、実際はただの趣味です。デュノア家を隠れ変態の血筋にしたいだけです、はい。
後、次の話くらいはちゃんと早めに更新したいです、はい。
では、ターンエンド。