久し振りにスロットのインフィニット・ストラトス打ちたくなって来た。
割とクソ台の部類で、殆ど残ってない台だけど。
※4/13 誤字脱字修正しますた。
それに伴い、一部修正。
※4/14 誤字脱字修正。
ーside和也ー
「ちょっとよろしくて」
よろしくない。俺の持ってる菓子をこれ以上狙われて堪るか。
「・・・・これ以上、手持ちの菓子は分けてやらん。帰れ」
「まあ! なんですのそのお返事は! わたくしに声を掛けられるだけでも光栄なのだから、それ相応の態度があるのではなくて? と言うより、そんな物など狙ってませんわ!」
なんだ、菓子狙いの輩じゃなかったか・・・・ ならコイツ、何の用で近付いて来たんだ?
てか、なんで声掛けられる事が光栄なんだよ?
「そうかい。で、何処のどちらさんか知らんが何の用だ?」
「わたくしを知らない!? このセシリア・オルコットを? イギリスの代表候補生にして、入試首席のこのわたくしを!?」
あっ、駄目だコイツ。此処までのやり取りだけで、所謂女尊男卑思想の奴ってのが分かったわ。
「・・・・そもそも、俺は自己紹介の最後ら辺に来たんだ。他の奴等の名前なんぞ知る訳ねぇだろ」
「た、確かにそうかも知れませんが・・・・ ですが、わたくしの事ぐらいは知っておくべきではなくて!」
「知らんがな。・・・・あっ。でもイギリス出身の操縦者って言うなら、サラ・ウェルキンなら知ってるわ」
「ちょっ! なんであの方だけ・・・・いや、でもサラさんなら仕方ない気も・・・・あぁもうっ! なんなんですのあなたは!?」
いや、だって間違いなくイギリスの代表候補生の中ならサラ・ウェルキンが一番だろ?
操縦技術が高過ぎて専用機を貰えてねぇのが納得いかなかったが、事前に見させられた資料の中じゃ一番記憶に残ったし。因みに見たんじゃない。無理矢理に見させられたんだ。
後、良い胸してた。
「兎も角! サラさん程ではないにしろ、わたくしを知らないなど・・・・『キーン コーン カーン』っ! また来ます! 逃げないことね!よろしくって!」
「よろしくねぇよ、来んな」
チャイムのお陰で退散してくれたが、誰が好き好んで面倒な奴の相手なんかすっか。
もう次から休み時間になったら寝てよ。
そう言や、さっきから視界の隅でもう一人の男性起動者・・・・ 織斑一夏?だかがこっちをチラチラ見てた気がしたが・・・・
正直、これ以上の面倒事は御免だ。
ーside和也 outー
ーside千冬ー
さて、3限目は私の授業な訳なんだが・・・・その前にやらねばならない事がある。
「さて、授業を始める前にクラス対抗戦に出る代表者を決める」
その私の言葉に数人の生徒達が首を傾げる。まぁ開口一番にこんな事を言い出せば首を傾げるくらいの事はするか。
「クラス代表者とはそのままの意味だ。来月にあるクラス対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席・・・・ まぁ、簡単に言えばクラス委員長だな。因みに一度決まると一年間変更は無いから」
もっと噛み砕いて言うなら、クラスの雑務担当だな。クラス代表の肩書きの代わりに、様々な雑務を押し付けられる訳だし。
とは言っても、そこから得られる利益も多少なりとも有る訳だし、別に不利益の塊と言う訳でもない。
「自薦他薦は問わないぞ、意見のある者はいないか?」
「はい! 織斑君を推薦します!」
むっ? 早速の推薦が一夏か・・・・ まぁ他クラスと違って男子がいる訳だし、顔は充分に良いからな。小娘共が推薦するのも頷けよう。
「私も織斑君が良いと思います」
「私も織斑君が良いです!」
一人切り出したら次々と一夏を推薦する声が挙がる。
まぁ尤も、こいつらが推薦する理由が顔の良さと私の弟だからと言う物なのが、些か思慮に欠くと思うがな。
「ま、待ってくれよ千冬姉! 俺は代表なんてやりたくな・・・・」
「織斑先生だ、馬鹿者。推薦された者に拒否権などない」
正直、嫌ですの理由で擦り付け合いなどされたら時間が掛かるからな。推薦されたら拒否権など許さん。
しかし、そう言われた一夏は余程嫌なのか、何か起死回生の手がないかと視線を泳がし始めたが・・・・ まさか!?
「だ、だったら俺は和也を推薦するぜ!」
「・・・・ああん?」
こいつ、よりにもよって秋風を推薦しおった・・・・!確かに推薦された者に拒否権はないと言ったが、秋風だけは駄目だ。
一夏の奴はしてやったりと言う顔をして秋風を指差しているが、当の本人は見るからに不機嫌な顔をしている。
流石にこれは止めねばならないか・・・・ そう思い私が口を開こうとしたら、それを遮る者が声をあげた。
「待って下さい、納得いきませんわ!」
そう声をあげ立ち上がったのは、イギリスの国家代表候補生のセシリア・オルコット。
イギリスの貴族にして、今年の入学主席。入学試験のひとつであるISの模擬戦では、試験官を倒した実力者でもあるが・・・・
「そのような選出は認められません! 大体、男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ! わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
その立場か実力からか、女尊男卑の気配がしていた生徒でもある。
「実力から行けばわたくしがクラス代表になるのは必然。それを物珍しいからという理由で極東の猿になんてされては困ります! わたくしはこの様な島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ」
おうおう、随分なご高説を垂れてくれるじゃないかオルコット・・・・
今の発言だけで、その島国の出身である生徒達が一斉にお前を睨み付けている事にも気付かないか。
しかしこいつは、自分の立場を分かっているのか? いや、感情的になり過ぎて気付いていないか。これ以上迂闊な事を言われれば余計な仕事も増える。
仕方ない、そろそろ止めるとするか・・・・
「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐え難い苦痛で・・・・」
「イギリスだって大してお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」
私がオルコットを止めるより早く、オルコットを止める言葉を口にした者が居た。
それも悪い方向で。しかもよりにもよって、私の弟である一夏がだ。
「なっ!? あなた、わたくしの祖国を侮辱しますの!?」
「先に侮辱したのはそっちだろ!」
「なんですってぇ!」
「なんだよっ!」
なんだよじゃない。なんでだよ、と私が言いたいくらいだ。
なんでお前等は火の回りで油を掛け合う様な真似をしてくれてるんだ・・・・ 正直、頭が痛くなって来た。
「こうなったら、決闘ですわ!」
「良いぜ! 受けて立ってやるよ!」
受けて立つな。そもそも何時・何処でやるかまで考えての発言なんだろうな?
だが、ISの基礎すら出来ていない一夏に身を持ってISを理解させて行くには好都合か・・・・ なら、此方の方で舞台だけでも用意してやるか。
「言っておきますけど、わざと負けたりしたらわたくしの小間使い・・・・いえ、奴隷にしますわよ」
「侮るなよ。真剣勝負で手を抜くほど腐っちゃいない」
良し、これ以上話が拗れる前に決めてしまおう。今なら秋風の推薦も有耶無耶に出来るかも知れん。
「・・・・で、ハンデはどのくらいつける?」
「あら、さっそくお願いかしら?」
「いや、俺がどのくらいハンデつけたらいいのかなーと」
と、せっかく私が平和的にまとめようとした直後、一夏の一言からクラス中でドッと爆笑の声が巻き起こった。
「織斑君、それ本気で言ってるの?」
「男が女より強かったのって、大昔の話だよ?」
「織斑君は確かにISを使えるかもしれないけど、それは言い過ぎだよ」
「逆に織斑君がハンデ貰わなくちゃ」
「・・・・なら、ハンデはいらない」
駄目だ、完全に話が拗れ始めた。
そもそも一夏、お前はISに関しては初心者だろう? それがどうしてオルコットに対してハンデなんて言葉が出て来るんだ・・・・ ホントに、頭が痛くなって来た。
そう思って私がこめかみを押さえていた中・・・・
「な、なんで和也はなんも言わないんだよ!? さっきから黙ってて、悔しくないのかよ!」
「あら? そう言えばそちらの方は先程から黙ってばかりでしたわね・・・・ まさか、反論すら出来ませんの? 」
「・・んだと、馬鹿共が・・・・」
こめかみから痛みが、背筋から軽く血の気が引く感覚が私を襲った。
こ、こいつらぁぁ・・・・ 火にガソリンを注ぎ込むなぁ!?
ーside千冬 outー
変なとこだけど、各話との文字数の差は少し抑えたいので此処でキリ。