IS-問題児なオリ主の生活   作:柳命

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 新型コロナ? ハッハッハッ、自重も自粛も関係なく普通に仕事は続いてたが。寧ろ緊急事態宣言で交通量が減って楽だったまである。




第50話 面倒事・3つ目 ーHA☆NA☆SEー

 

 

ーside和也ー

 

 恐ろしい物を見た。

 

 先程の模擬戦の結末はこの一言に尽きる。寧ろあんな事になるなんて誰も予想なんか出来ねぇよ・・・・・・

 

「疲れたわ・・・・ なんか訳有りな模擬戦ってのは薄々気付いてたけど、なんでこんな疲れなきゃいけないのよ・・・・・・ これも全部、和也のせいね」

 

 そう言う愚痴は本人が横にいる前で言わないで貰えません?

 

「俺だって疲れたわ。普通に最後は無視からクラスメートって認識に改めてやろうと思ってたのに、あのハイライトの無い眼・・・・ 最後なんか俺が脅されてたみてぇじゃん」

 

 いや、本当にさ。最後は女尊男卑思想とは思えぬガッツと、ビット操作の確かな向上が見れたのは認めてんだよ?

 

 だからそれを踏まえて今後はクラスメート程度には認識を改めて返事くらいは返してやろうって思ってたのに・・・・ 蓋を開ければコレだ。

 

「なんで、あんな病んでたんだろ・・・・? 病まれる動機も理由も分かんねぇよ。別に俺、フラグ建築士とかじゃねぇんだぞ?」

 

「ワタシが知る訳ないじゃない。それとアンタは確かに一夏みたいなフラグ建築士じゃないだろうけど、ワタシから見たら似た様なもんよ?」

 

 どこがよ?

 

「一夏はフラグを建てるだけ建てて自分でへし折って行くタイプだけど、アンタは他所のフラグ建築作業に巻き込まれて勝手に作り替えて完成させてくタイプでしょ? たぶんセシリアだって、アンタが絡まなかったら一夏にゾッコンだった可能性だって大いにあったんじゃないの?」

 

「それ全く別もんだよな?」

 

 と言うか俺は絡んじゃいねぇし。絡まれて巻き込まれただけだっての。謂わば被害者、つまり俺は悪くない。

 

 てかそれなら、上手くやればオルコットのターゲットを織斑一夏に擦り付ける事が出来るんじゃ・・・・ って、鈴? その眼は何かな?

 

「言っとくけど、セシリアを一夏に押し付け様と思っても無理よ。アレ完っ全にアンタをターゲティングしてたもの。女の執念を舐めちゃ駄目よ?」

 

 あっ、もう手遅れですか? そうかそうか・・・・そっかぁ~・・・・・・

 

 なんでだよっ!?

 

 

 

 その後は極力冷たい態度を取ったり無視さえしなきゃ悪い様にはならないと言う有り難~いアドバイスを頂き、鈴とは食堂の近くで別れた。

 

 俺? 寮部屋に備え付けられてる冷蔵庫にまだ食材あるから別に食堂を使わなくても良いし。だからそのまま部屋に直帰で十分。

 

 それに、オルコットのお陰で無駄に疲れたからな。早く部屋に戻ってグダ~ってしたい・・・・ 簪とかオルコットとか、面倒事は暫くお腹いっぱいなんだよ。

 

「そんな訳で、ただいまさ~んっと」

 

ーーガチャ

 

「「あっ・・・・」」

 

「・・・・・・ああ゛?」

 

 ・・・・ステイステイステイ。部屋は間違えて・・・・ない。なら此処は俺とデュノアの部屋だな。

 

 ならどうして・・・・

 

「か、和也・・・・」

 

 此処に、織斑一夏が居やがるんだ・・・・? しかもデュノアもジャージ上下装備のコルセットをパージした状態で。

 

 ・・・・・・・・あっ。コレ、面倒事だ。

 

「・・・・避妊と、事後の換気はしとけよ。んじゃ」

 

「じぃ!? ちちち、違うよ!? そんなんじゃないからぁ!?」

 

「そ、それより和也も()()()()()知ってるんだろ!? だったら力を貸してくれっ!」

 

「寄んなダホォ! 男に抱き付かれる趣味はねぇんだよっ!」

 

 はぁーなぁーせっ! 俺は疲れたんだ! これ以上の面倒事はお腹いっぱいなんだよ! 食あたり起こすぞゴラァ!?

 

 つか織斑一夏ぁ! なんでテメェ真っ先に腰にしがみついた!? 俺にそんな趣味はねぇ! 蹴り飛ばすぞテメェ!?

 

 HA☆NA☆SEー!

 

 

ーーキン☆

 

 

「ひう!?」

 

「「あっ・・・・・・」」

 

 

 

 

ーside和也 outー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーsideシャルロットー

 

「・・・・さて、ちょっとした不幸な事故があったが・・・・・・ で、なんでこうなってんだよ?」

 

 ううっ、やっぱり怒ってるよね? そりゃあ転入初日に巻き込むなって釘を刺されてたのに、見事に巻き込んじゃった訳だし。

 

 ただ、話すのは良いんだけど・・・・・・

 

「そ、それよりも・・・・ 一夏の事は良いの?」

 

「お、おおぉぉぉぉぉぉ・・・・・・」

 

 さ、さっきので一夏がその、こか、股を抑えて蹲ったままなんだけど・・・・・・ やっぱり男の人にとって、アレって痛いのかな?

 

「知るか。いきなり人の腰にしがみついて来やがったのが悪い。俺は抱き付かれるなら女性から抱き付かれてぇノーマルだ、男に抱き付かれる趣味はねぇ」

 

「しょ、正直だね・・・・?」

 

 僕も女だから、あまりそう言う話題は降らないで欲しいな~? 正直、反応に困っちゃうから。

 

「・・・・で? なんでコイツが部屋に居て、お前はお前で正体がバレてんだよ? キリキリ吐けよ、誤魔化しやがったら四の字固め掛けっからな」

 

「確実なダメージを与えに来てるよね!? 一応僕も女の子だって分かってる!?」

 

「胸には触れない様には考慮してんだろ? 前回で卍固めは胸には触れないが、視覚的にエロチックと言う実証を得たからな。まぁ今回も痛みで仰け反ったら胸がエロチックに弾む気がするが、そこは実践によって確認予定」

 

 前回って! 前回って何さ!? 口振り的に女性相手にそれやったの!?

 

 しかも目的が罰よりも、ただ単に胸がどうなるか見たい様な言い分だよね!? そんなにエロチックが重要なの!?

 

「んな事よりさっさと説明しろってんだよ。こちとら今日は疲れてて早く寝てぇんだ、これ以上は四の字固めの執行を早めんぞ」

 

「わ、分かったからそれは止めてよ!?」

 

 ううっ、どうしてこんな四の字固めなんか掛けられる様な事態になっちゃったんだろ・・・・?

 

 

 

 

 

 

 そこから和也には放課後に一夏とアリーナで訓練をしていた事、そこでボーデヴィッヒさんとのいざこざが合った事、そのいざこざはアリーナの監視員の介入で大事になるような事はなかった事、それと更衣室で一夏が山田先生から近々大浴場が使える様になるって話を聞いた事を説明した。

 

「・・・・いや、だから今の話の何処に男装がバレた要素があんだよ? 俺はなんで正体がバレたかって聞いたよな? 分かるか? 分かんねぇなら残念ながら、キャメルクラッチで仰け反って貰おう」

 

「待って待って待って!? まだ途中だから! 此処から正体がバレた理由に繋がるから、キャメルクラッチは待って!? と言うか、なんでそんなにプロレス技に固執してるの!?」

 

「ぶん殴るより傷は残らんけど、確かなダメージは与えられるからに決まってんだろ? 後、胸部観察って言う俺の趣味」

 

「それ後半の方が本音だよね!?」

 

 しかもやろうとしてるプロレス技がなまじイメージ出来る物ばかりだから余計に怖いし、確実なダメージを優先し過ぎでしょ!

 

 えっ? そんな事は良いから早く話せ・・・・? 君のせいでちょくちょく脱線してる事を分かってくれないかなぁ!?

 

「ううっ・・・・ そ、それで一夏が山田先生から近々大浴場が使えそうって話を聞いたんだけど、そしたら一夏がその、て、テンションが上がっちゃったみたいで・・・・ ほ、ほら? 一夏ってお風呂が大好きみたいでしょ?」

 

「いや、知らねぇし。そもそも織斑一夏の趣味趣向に興味はねぇから、さっさと続きはな・・・・・・ いや、ちょっと待て」

 

 うっ! やっぱり和也って結構察しが良いよね。今ので気付いちゃったっぽいし。

 

「・・・・なぁ、山田先生から話を聞いた時、お前は何処に居たよ?」

 

「えっと、更衣室かな・・・・」

 

「織斑一夏は?」

 

「さ、先に更衣室の前で僕を待ってた・・・・」

 

「で、織斑一夏は山田先生の話でテンションが上がったと。そして今のお前の正体がバレてる現状・・・・」

 

「・・・・・・」

 

 ああ、うん。そりゃあそんな呆れた様な顔するよね。僕も自分が当事者じゃなかったらそんな顔してると思うもん。

 

「織斑一夏、お前・・・・ 同性相手って思ってても、よっぽどの緊急事態でもねぇのに相手が着替えてる場所に突撃はねぇわ」

 

 だよねぇ! 男同士でもそう言うのは無いよね!? 一夏が過剰なだけだよね!?

 

 ううっ、あの時は下着を穿いた後だったから良かったけど、後一歩でも穿くのが遅かったら・・・・ 流石に僕も許容出来なかったよ。

 

「お、おおぉぉぉぉ・・・・ お、俺はただ、男同士なんだから、別に気にする必要はないって・・・・」

 

「男同士以前に、お前のそれは変質者と変わんねぇ言い分だって理解しろや。そもそも会ってから一ヶ月も経ってない奴相手に裸見せて平気な奴なんて普通はいね・・・・ いや、もうこの話は良いや」

 

 うん? なんでそこで今、僕をチラ見したのかな?

 

 ・・・・・・あっ。そう言えば僕、会って2日目くらいには何時もの格好してたっけ・・・・ いや、でもアレは部屋の中くらいは実家からの任務とか気にせず過ごして良いって和也が言ってくれたからで、僕も誰彼構わずする訳じゃないんだよ?

 

 それに実家に居た時も気が抜ける様な状況じゃなかったし、そんな折に部屋の中だけでも自由にしてて良いなんて言われたら・・・・ そう、僕が悪いんじゃない。僕から緊張感を取った和也が悪い。うん、そうに違いない。

 

「つぅーか、んなアホらしい切っ掛けでバレるとかデュノアも運がねぇな。で、さっきの感じ的にコイツにはお前の正体と事情を話したってか?」

 

「う、うん。切っ掛けは兎も角バレちゃったし、騙してたのは事実だからね。正直に話すのが筋かなって思って・・・・・・」

 

 まぁ、着替えを見られるとは思ってなかったけど。寧ろいつか脱がされるんじゃないかって方ばかり警戒してたけど。

 

 それでも今まで騙してたのは事実だから、一夏には僕の正体も騙してた理由も説明はした。そして説明を終えた辺りで和也が部屋に帰って来たんだよね。

 

 そこまでの説明を終えると和也は深々と溜め息を吐いて眉間を揉む様に抑えてる。

 

 なんか、本当に疲れるって言いたげな反応だね・・・・・・ い、一応ごめんね?

 

「うっ。か、和也はシャルルの事情を知ってたんだろ? ならお前も力を貸してくれよ!」

 

 あっ、一夏が復活した。けどまだ微妙に内股だけど・・・・ そ、その~、大丈夫?

 

「チッ! さっきもそんな事ほざいてやがったな・・・・ で、力を貸せとか言ってるがテメェは俺に何を期待してんだよ? 言っとくが俺は基本的に()()()デュノアをどうこうしてやる気はねぇぞ」

 

 そう言えば話を聞き終わった後に一夏が手はあるって言ってたけど、どう言う意味だったんだろう? 聞く前に和也が帰って来たけど、和也の協力があればイケるって事なの?

 

「簡単だ。デュノア社は第3世代機を開発する為のデータがないんだろ? なら和也のISのデータを渡してやればシャルルの目的は達成出来る!」

 

「・・・・ああ゛?」

 

「・・・・えっ?」

 

 

 一夏、それ・・・・・・ 何を、言ってるの・・・・・・?

 

 

ーsideシャルロット outー

 

 

 





 文字数4000字くらいでお腹いっぱいだったから区切りました。一夏君がこんな事を言い出した理由は次回にて。

 と言うか一夏君へのアンチ要素薄いなぁ~。あまり理由なくアンチれないんだよね。これアンチじゃなく冷遇とかのが良いんだか? まぁ次回で少し強めるつもりだけど。

 ではターンエンド。

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