IS-問題児なオリ主の生活   作:柳命

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 割りと蛇足回。




第52話 小休憩ー学園内は思ったより狭いー

 

ーside和也ー

 

 織斑一夏とデュノアとの話し合いの末に寮の部屋を出て行き、元々の隠れ家に戻って早数時間・・・・ 俺は普通に学園に登校した。

 

 朝からちーちゃんをからかい、事あるごとに睨んで来る織斑一夏を無視したり、のほほんとお菓子を分け合い、不意にハイライトをOFFるオルコットに怯えたり、何か言いたげに顔を俯かせるデュノアを無視したり、授業そっちのけで簪の機体の改造案を考えたりと、最近にしては実に平和な一日を過ごしていると言っても過言ではない。

 

 ああ、素晴らしきかな平和な日常。

 

 俺はもう、今の状態で新たな面倒事はノーサンキュだ・・・・・・!

 

 

 

「と言う訳で、俺に真面目は似合わん。久し振りに少しはっちゃけたいと思う訳だよ諸君」

 

「「「いや、何言ってんの(だッ/スか)?」」」

 

 と言う訳でやってまいりました憩いのお昼休み。

 

 そこで俺は鈴にダリル、フォルテの3人に思った事を口にした訳だが・・・・ その反応がコレである。ちょっとは理解を示してくれよ・・・・・・

 

 と言うか俺、なんか在ると大体昼の食堂でコイツらに愚痴ってんな。

 

「いやな、最近は俺も忙しかったろ? 簪の専用機問題然り、オルコットの暴走然り、今の国際問題目前然り、無駄に真面目な対応してたし。だからそろそろ、気楽にはっちゃけたい訳だよ」

 

 その旨を3人に説明(流石にデュノアの件は濁して)すると、あら不思議。3人の眼が呆れたものを見る様なものに変わったではありませんか。

 

「いや・・・・ そもそもあんた、今でも十分にはっちゃけてるじゃない」

 

「簪の代表候補生の資格を辞退させたり、更には専用機も用意するとか言い出したりな」

 

「それに昨日の模擬戦はどう考えても和也の自業自得ッス」

 

 失敬な。この程度がはっちゃけと思われるとは、実に心外だ。これでもちゃんと真面目に対応して来たと言うのに。

 

「取り敢えず、暫く面倒事はお腹いっぱいなんだよ。これ以上なんか面倒事に巻き込まれたら、国際問題が起きるレベルではっちゃけるのも厭わない」

 

「止めなさいよおバカ。あんたが言うと実際にやりそうで怖いのよ」

 

 実際問題、やるよ? ネタはいっぱいあるから、それこそ国を揺さぶる位の暴露とか出来るよ? 俺の存在自体が()()()()()()()()厄ネタだし。

 

「だけど実際ストレス溜まってんだよ。簪のISは明日届くしそっから調整云々しなきゃいけないから、せめて今日くらいはなんかストレス発散がしてぇんだよ。または癒しが欲しい」

 

「癒しって、あんたねぇ・・・・ 何? 猫とかでも可愛がりたいって言うの?」

 

「ぷっ! 和也が猫と戯れるとか、似合わな過ぎて笑えるッスよ」

 

「ハッハッハッハッ! 言えてらぁ!」

 

 失敬なアゲイン。アニマルセラピーも馬鹿に出来んと言うのに、俺に猫が似合わないと申すか。これでも人並みには動物に好かれる方なんだぞ?

 

 ・・・・・・いや、やっぱり俺が動物と戯れる姿は微妙に合わないか。自分で想像して納得しちゃったよ。

 

「猫も良いけど、やっぱ・・・・ 残して来た()()達を甘やかしたりしたい」

 

「へぇ~、あんたに妹なんか居たんだ?」

 

「居るぞ? 血は繋がってないし戸籍も存在しないし、それぞれ国家の闇背負ってるけど、可愛い義妹が二人」

 

 可愛いもんだよ、残して来たウチの義妹二人に()()()()。ちょっと癖が強いけど、ちゃんと甘えてくれるし。

 

「・・・・・・あれ? なんか凄い不穏な言葉しか出てない気がするんスけど」

 

「気にするなフォルテ。気にして問い質したら、こっちまで面倒事に巻き込まれる」

 

 なんかまたダリルが失敬なこと言ってる気がするが・・・・ まぁ良いか。

 

 そんな事より今だろっ!

 

「そんな訳で、放課後に模擬戦しねぇ?」

 

「いや、どんな訳よ。と言うか模擬戦って、癒し云々は何処行ったのよ?」

 

「居ないものは仕方ないから、模擬戦に負けて涙眼になった鈴とダリルを見て癒される事にした」

 

「あんた喧嘩売ってんの!?」

 

 仕方ないだろ? 他にする事ねぇんだし。それに涙眼の鈴は妙に庇護欲を刺激する可愛いさがあるから。

 

 尚、号泣やガチ泣きは駄目だ。あくまでフォローの効く涙眼レベルに抑えなきゃいけない。コレ大事。

 

「まぁ鈴を泣かすのは別に良いとして、悪いけど今日は私は駄目だわ。学年別トーナメント前って事でISの整備もあるし」

 

「自分もッスね。これでも代表候補生ッスから、やる事は色々とあるんスよ」

 

 マジか。まぁ代表候補生なんて肩書きがあればこの時期は色々とやる事もあるか。

 

 と言うか、涙眼云々に巻き込んだのにスルーしたなダリルん?

 

「今回はアタシも駄目よ。クラス対抗戦前は模擬戦とか色々手伝って貰ったけど、よくよく考えたら和也とは模擬戦以外でちゃんと戦った事なかったのよね。だから今回はライバルとして戦って、キッチリ勝ってやるつもりなのよ」

 

 へ~。そんなこと考えてたのかよ? まぁ確かに鈴とは模擬戦以外じゃ戦った事はなかったな。そう言う意味じゃトーナメント前に手の内を晒す可能性は少しでも減らしたいって事か。うん、納得した。

 

 ・・・・・・まぁ、『甲龍』の機体性能に関しては散々やった模擬戦で大体は把握させて貰ってるけど。

 

「まぁ話しは分かったし納得もした。けど、それだと俺のこのストレスは何処で発散すりゃあ良いんだ・・・・・・?」

 

「知らないわよ」

 

 ヤッベ。唯一のストレス発散イベントが不発に終わったよ。

 

 鈴とダリルならなんだかんだ言ってもストレス発散の模擬戦に付き合ってくれると思ってたのに・・・・ 予想外だった。

 

 フォルテ? ああ、アイツは端っから期待してない。普通に『和也と模擬戦? 嫌な予感しかしないから嫌ッスよ』とか言うと思ってたし、そっちは予想通りの反応だったし。

 

 はぁ~あ・・・・・・ 仕方ねぇか。普通に一人で基礎トレして、帰ってから簪用に新しい武器の設計でもしてっか。

 

 その代わり、この溜まったストレスはトーナメントで当たる専用機持ち達で晴らしてくれる・・・・・・!

 

 そんな決意を固めつつ無理なものは無理と割り切って、その後は鈴達と普通に世間話しながら昼休みが終わった。

 

 午後の授業? 山田先生が泣くから素直に起きて受けたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな訳でやってまいりました、一人寂しい放課後の基礎トレ。場所は此方、第三アリーナにてお送りしたいと思う。

 

 ・・・・・・ただ、アリーナに着いた直後に鈴と遭遇して若干居たたまれない雰囲気になったのは仕方ないと思う。仕方ないんだ、申請しといてもその日に使えるアリーナは学園側の都合で放課後に開放されるアリーナは三つから四つくらいだし、使えるアリーナも日替りだからな。そりゃどっかで被るさ。

 

 まぁそれは良い。それは良いんだが・・・・・・

 

「貴様か・・・・・・」

 

 ピットにて、今にも襲って来そうなくらいに殺気立ったポークビッツに遭遇。

 

 ・・・・おや? これは望んでもいない面倒事の気配じゃありませんかねぇ?

 

 

 

ーside和也 outー

 

 

 





 やっぱり蛇足回。だけど和也にとって平和なのは昼休みの食堂くらいしか思い浮かばないくらい、コイツ食堂でしか駄弁ってない。

 それと前に和也が鈴と第五アリーナで訓練したって描写に合わせて、放課後に使えるアリーナは若干ランダム説を捩じ込みました。

 まぁ常に全てのアリーナに監視員が就くとか大変でしょう・・・・ 学園の教員って基本的に教職やら部活の顧問と、学園の警備やアリーナ等での監視員と、やたら仕事の掛け持ちしてる様なもんだし。

 少しでも仕事は削りたいだろうさ。だからアリーナの数はその日によって違うって部分で削ってあげるよ♪

 暫くしたら残業地獄に送り込む予定が満々だけどねぇ!


 ああ。それと、ピットでラウラと遭遇した時点で先にネタバラシを言っときます。

 鈴はタッグトーナメントに出ます。鈴だけは。

 セシリア? 次話で分かる予定だけど、まぁ普通に無理ですね。たぶん理由はみんな気付いてる。

 では、ターンエンド。

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