IS-問題児なオリ主の生活   作:柳命

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 お久し振りです。生きてます。仕事でオリンピックとか夏祭りやら行ってましたが、健康そのもので生きてました。


第54話 義妹の襲撃? ー待ち機体来るー

 

ーside千冬ー

 

 入学式からここ暫く面倒事が続いていた中、今朝はとてもスッキリと目が覚めた。

 

 昨夜は編入して来たラウラやデュノアの件で疲れ久し振りに深酒したと言うのに、不思議なくらいスッキリとした目覚め。なんだったら身体の調子も良いくらいだ。

 

 それに朝食の為に食堂へ行ったら、食堂のおばちゃんにオカズを一品をオマケして貰った。しかも肉団子、ありがたい。

 

 そうして学園へ向かえば、今日は朝から大した仕事(主に各国からの一夏に関する情報の開示やら、女権団からのアプローチ、私を信仰する輩からの手紙等)もなく、暫く残業続きだった真耶も今日は幾分と調子が良さそうだ。

 

 そして極め付けはあの秋風が、HRからちゃんと出席していた事だ。しかも起きてる。出席の時にちゃんとアイツが居たなんて、殆ど数える位しかないと言うのに・・・・

 

 オマケにそのまま一限目も起きて真耶の授業を受けているなんて・・・・ 今日はなんと珍しい日だ。お陰で真耶の機嫌も目に見えて良くなっている。

 

 そうか・・・・ これが平和か。暫くは一夏の入学や秋風の入学、無人機の乱入やらラウラ達の編入やらと慌ただしい日常を送っていたが、これが正しい平和な形なんだな?

 

 昨年まではそこまで意識した事はなかったが・・・・ そうだな、柄にも無く感慨深い物を感じてしまう。そう思う程、この数ヵ月は慌ただしく濃い日々だったんだろう。

 

 この様子なら今日は変に面倒な事も起きなく、放課後に残業する必要もなく一日を終える事が出来るんじゃないか? 寧ろ定時に上がれるな、そうだな?

 

 良し、帰りに真耶でも誘ってたまには外へ飲みにでも行くか。漸く平和な一日を過ごすんだ、深酒なんかせずに気持ち良く帰って来れるだろう。

 

 ああ、平和な一日のなんと素晴らしい事か・・・・・・

 

ーーージリリリリ~ン、ジリリリリ~ン!

 

「ふぇ!? な、なんですか!?」

 

「あっ、悪ぃ山田先生。俺の電話だ」

 

「あ、秋風君? 駄目ですよ、授業中はちゃんとマナーモードにしておかないとっ!」

 

「あっ、もすもすひもねす~? どしたよ急に? ・・・・・・えっ、マジで?」

 

「ふっ、普通に電話に出ないで下さいよぉ~!?」

 

 ・・・・・・おい、今凄く平和な一日な雰囲気だったろ? なんでいきなりそれがぶっ壊れ始めた?

 

「うん、うん・・・・ あぁ~あ、ならしゃーないか。おう、分かった」

 

ーーーピッ

 

 ・・・・・・嘘だろ? 嘘だよな秋風? 今日は寝起きも良く、ここ暫くで一番平和とも言える一日を過ごしてるんだぞ? 今日はこのまま平和に過ごして、就業後は真耶と飲みに行くつもりでもいるんだぞ。

 

 それがまさか、一限目の途中で終わるなんて事がある訳が・・・・・・

 

「ちーちゃん」

 

「な、なんだ秋風・・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

「妹がIS届けに学園に忍び込んだから受け取りに行って来るわ」

 

「受け取りに行って来るわ、じゃないわぁ!」

 

 なんだ学園に忍び込んだからって! そんなホイホイ忍び込める様な場所じゃないんだぞ!?

 

 しかもお前に妹とか・・・・ そんな話は()()()()()聞いてないぞ!?

 

「あっ、山田先生。そんな訳で三~四日くらいサボるんで、そこんとこよろしく」

 

「サボっ!? またですか? また授業に出ないつもりですか秋風君!?」

 

「さて、完成に二~三日は徹夜か・・・・ 久し振りに、(主に眠気を)振り切るぜ!」

 

「私の話を聞いてくれませんか!?」

 

 聞けよ! と言うか、私まで視界から追い出すなっ! と言うかお前、返事も待たずに帰り支度するんじゃないっ!

 

 てか、おい・・・・・・ ちょっ、待てよぉ!?

 

「んじゃちーちゃん、IS完成したら諸々の書類持ってくわ~。じゃ、アデュー!」

 

「まっ、待て秋風っ・・・・・・!」

 

 待てぇぇぇぇぇぇえっ!?

 

ーside千冬 outー

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

ーside簪ー

 

「よう、直に会うのは久し振りだな()()()

 

「お久し振りです・・・・・・ おっ、兄さまぁぁぁぁぁぁぁあ~!

 

「ちょ!? フライングボディプレスは止め・・・・ なぁぁぁぁぁあっ!?」

 

 突然授業中に拉致られたかと思ったら、実行犯たる友人が知らない娘にフライングボディプレスをかまされて潰されたでござる。

 

 ・・・・いや、ホントにこれ何?

 

 急に教室に来たと思ったら『簪よ、今こそ飛翔の時っ!』とか言い出して人をお米様抱っこし、そのまま窓から飛び出して(多分これが飛翔の時の理由)、ちょっとビックリして気を失ってる間になんか整備室に連れて来られてて、今は目の前で元凶たる和也がフライングボディプレス(これもまた飛翔の時)に潰されてて・・・・ うん、冷静に情報を整理してみても良く分かんないや。

 

 考えるだけ頭が痛くなるし、取り敢えず本人に聞いてみた方が早いよね? 寧ろそうしよう、説明責任を果たせ。

 

「・・・・ねぇ、いい加減どう言う事か説明してくれない?」

 

「たたたっ・・・・ あ? あぁ~あ、そうだな。先ずは紹介もしなきゃいけねぇしな。そんな訳でクロエ、いい加減に離れろって」

 

「イヤです。もう少しお兄様分を補給するまで離れません。ここからは私のクンカクンカタイムです」

 

「いや、クンカクンカタイムて・・・・ えっ? たかが二~三ヶ月会わなかった程度でコレ?」

 

「クンカクンカ、クンカクンカです」

 

 ・・・・・・・・私は一体、何を見させられてるんだろう?

 

 長い銀髪で小学生くらいのちょっとロリチックなメイド服を着た娘から、和也が胸元に頬擦りされながら匂いを嗅がれてる・・・・・・

 

 事案かな? 通報しなくちゃ。

 

「待て簪、取り敢えず待て。ちょっとクロエが暴走してるが、お前は盛大に勘違いをしてる」

 

「何が? 私はただ現実を見た上で正常な判断を下してるだけだけど?」

 

「だったら携帯から手を離せよ!? 違うから! こいつ、俺の義妹(いもうと)だから!」

 

「と、罪人は供述しておりますが詳細は不明、これは私の手には余る。なら専門家に任せるのが一番効率的」

 

「罪人って何!? マジで違うから! こいつ、クロエは・・・・・・ ()()()()()()()()()()()()()()だけだからぁ!」

 

「・・・・・・・・えっ?」

 

 私の、IS・・・・?

 

「・・・・・・・・私のIS!? ホントに!?」

 

「だからホントだってっ! たくっ、なんか無駄に疲れたっての・・・・ ほれ、クロエもいい加減に離れろ。流石に話が進まねぇから」

 

「クンカクンカ・・・・ むぅ、仕方ありませんね。この続きはまた後と言う事で」

 

 いや、でも・・・・えっ? ホントに私のISが来たの? だって用意するとは言ってたけど、まだ一週間も経ってないんだよ? それなのに用意出来たとか、普通は無理としか思わないよ。

 

「え~、ごほん。では改めて自己紹介を。私、『霜月宇宙開発研究所(しもつきうちゅうかいはつけんきゅうじょ)』、通称『しもけん』所属の開発部主任補佐兼、経理担当兼、情報収集補佐、お兄様の義妹の『秋風 黒絵(あきかぜくろえ)』と申します。どうぞクロエとお呼び下さい」

 

「・・・・えっ? 開発部主任補佐で経理担当で情報収集補佐って・・・・ えっ? なんて?」

 

「まぁ、しもけんのメカニックの一人と思って頂ければ」

 

 いや、それにしても肩書きが多いでしょ? しかも三つとも役割が全く違うし、それは兼任しちゃ駄目な奴なんじゃないの?

 

 と言うか、私って一応和也のいる組織に勧誘されてそれを受けた訳なんだけど・・・・ もしかして、ブラック?

 

「一応言っとくと()()()()は人手不足だからな、一人で幾つか兼任なんか普通なんだよ。俺なんか現・研究所所長代理兼、開発部全般所属兼、テスト課所属兼、農林水産課所属兼、営業課所属兼、宣伝課所属兼、調理課主任補佐兼、警備課所属兼、強攻部隊班所属兼、秘密部隊所属兼、庶務兼、スカウト班所属って肩書きだからな?」

 

「いや、多い。多過ぎるよ」

 

 ブラックだよ。疑う事なく、ブラック企業だよ!?

 

 なんなのそれ? 和也なんか思い浮かぶだけの殆ど全部じゃん。寧ろそんなに兼任してて、なんでこの学園に在籍してるの? あっ、政府から無理矢理に入学させられてるんだっけ? こりゃうっかりしてた・・・・ とか、言えないよ!?

 

「・・・・お兄様? なんか困惑してる様なのですが、大丈夫なんでしょうか?」

 

「まぁ、問題ねぇだろ。付き合いは短ぇけど、簪がフリーズすんのは良く見る事だし。ほっときゃ勝手に再起動する。それより、頼んどいた奴は?」

 

「はい、既に此方のコンテナにて準備してあります」

 

「んじゃ、こっちも先に開けとくか。届いてからが本番だからな」

 

 ・・・・・・はっ! ちょっと情報が多過ぎて意識が飛んでた。

 

 と言うか、そんな事してる間に二人とも私の事を放置して何時の間にか準備されてたコンテナの前に居るし・・・・ ちょっと、置いて行かないでよ!

 

「それではお兄様、此方がご要請の機体です。どうぞお受取り下さい」

 

「使うのは俺じゃねぇけどな。んじゃ取り敢えず、開けてくれ」

 

ーーウィーン・・・・

 

 よ、良かった。ちゃんと受け取りの瞬間には立ち会えた。これで意識が戻ったら既に受け取った後でしたとか言ったら、なんか複雑な気分になってただろいし。

 

 だけど、今からこのコンテナの中から新しいISが・・・・ 一度は失った筈の私の翼、それが今また私に・・・・・・

 

「此方が『量産型第三世代 睦月型』の専用改修機、その名は・・・・」

 

 これは私の翼なんだ。お姉ちゃんに認めて貰う為の、私が前に進む為の、がんじがらめに囚われた『更識』って言う鎖から飛び立った先に行く為の翼。

 

 今度は、絶対に無くさない。奪わせない。

 

 だから、お願い。私と一緒に飛ん・・・・・・

 

「・・・・『我輩はISである、名前はまだない』です!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・えっ? なんだって?

 

 

「ああ、受領してから改めて簪専用に調整・改修するつもりだったからこいつ実際はまだ未完成でな。だから正式名称とか決めてなくて、『我輩はISである、名前はまだない』が仮名なんだよ」

 

「・・・・・・未完成? なら最初に『睦月型』とか専用改修機がどうとか言ってたのは?」

 

「素体に使ってる機体の説明はしとくべきだろ? それに未完成って言っても武装系の取り付けやらエネルギー関係の出力調整とか、最適化前の細かい微調整、それに搭乗者の趣味趣向を組み込む余白が在る程度だから、謂わば専用機化する前の標準型(プレーン)って意味だから」

 

 ・・・・ああ、はいはいはいはい・・・・・・・・・・

 

 

「ちょっと真面目に受け取ろうとしてた私の感動とか決意とか目標の再認識とか・・・・ なんか色々台無しだよっ!?」

 

 私、所属する組織間違えたかも知れない・・・・・・!

 

 

ーside簪 outー

 

 





 簪の専用機到着回兼、リハビリ回。
 ただし、完成品が到着とは言ってない。

 いや、久し振りになったからか書き方忘れてるは、変換履歴が微妙になくなってるはだった・・・・・・

 ついでに簪が微妙にキャラ崩壊してた。

 後は特に言う事が思い浮かばないで、これにてターンエンド。

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