どうもお久しぶりです。
前話にて『飛翔の時』とか何回か言ってたら、数日後に俺自身が身を以て『飛翔の時』してました。
具体的にはパチンコで財布から諭吉が一枚『飛翔の時』して、その帰りに車に轢かれて『飛翔の時』し、そのまま意識と記憶も『飛翔の時』で飛んで行ってました。
気付いた時には頭に麻酔射たれる&ズボンを下ろされ掛ける直前だったから、訳も分からずズボンを付かんで『えっ? これ何事よ?』と疑問を口にした俺は悪くない。
あっ、頭部裂傷したり骨折したり、骨折の影響で一部障害が残ったりしてますが、事故は完全な10対0です。横断歩道が青信号の中で俺に気付いてなかったんだもん、仕方ないね。
取り敢えず後は完治証明と障害認定貰って
から弁護士に投げます。暇を持て余した俺は就労許可を貰って既に仕事には復帰してるんで。完治はしてないけど、8割(良い感じに骨がくっついた)治ってれば動けらぁ。たまに痛いけど。
ーside簪ー
全くもう、全くもう、全くもう!
ーーカタカタカタカタカタカタ
「・・・・なぁクロエ。なんで簪の奴、あんな不機嫌そうな空気出してっか分かるか?」
「さぁ? 私は彼女とは初対面なので、そう言う機微はさっぱりです・・・・ あっ、お兄様。脚部スラスターのエネルギーバイパス、3番から5番までの調整終わりました」
「おっ? 了~解。こっちも火気管制システムと照準演算処理システムの再構築がぼちぼち終わっから、一次同期とシステムチェックの準備頼むわ」
「了解しました。完了後は実際に搭乗して貰った状態での確認作業に移行致しますね?」
「おう。武装取り付け前の一次チェックだからあっさり目の塩梅で」
ーーカタカタカタカタカタカタ
「はい、トッピングは簪様のご要望の後と言う事で。それとまもなく作業の方が完了しますので、簪様はISスーツへの着替えまたは全裸での搭乗準備をお願いします」
「全裸!? なんで全裸!? ちゃんとスーツ着るに決まってるでしょよ!?」
何言ってるのこの娘!?
なんで普通に選択肢に全裸なんか突っ込んできてるの!?
ーーカタカタカタカタカタ
しかもその間、キーボードを叩く速度も全く落ちてないし! 寧ろ私より早いし!
なんでそんな淀みなく作業出来てるの!?
「おいおい、何言ってんだよクロエ。全裸単体は芸がないって、何時も言ってるだろ?」
「おや、そうでしたね。これはうっかりです」
「「あっはっはっはっ~・・・・・・ あっ、こっちの作業は終わったから早く準備してくれ(下さい)」」
うるさいよっ! 和也も和也でなんでそんな作業速度が早いの!? この前まで春雷や山嵐のシステム作ってた時はもうちょっと速度遅かったでしょ?
それでも私より若干早かったけど! 若っ、干!早かったけど!
「もう! それじゃあ着替えて来るからね!」
「お~う。」
全くもう! 全くもう! 和也とクロエ、さん?は、全くもう!
ーside簪 outー
ーside和也ー
・・・・さて、簪は行ったか。ならこっちの方もぼちぼち聞いてみますかね。
「・・・・・・で、クロエ。態々お前が来て手伝いまでしてんだ、なんかそっちで進展でもあったのか?」
「いえ。彼方の方は完全にお兄様の合図待ちになってるので、特に進展はありませんね。今回残ったのは単純に、私が兄様のお手伝いをしたかっただけですので」
「はっ? そんなのか?」
えっ? なんか進展があったから来たとかじゃねぇの?
なんだ、ただの可愛いウチの義妹かよ。義兄ちゃん嬉しいわ。
「ですが、そうですね。ひとつだげ、お兄様にお願いがあるとしましたら・・・・・・」
「おっ? 言ってみ」
おねだりですか? 可愛い義妹のおねだりなら、よっぽど無茶な事以外なら歓迎するぞ~。
「実は・・・・ ーーーーーーーー」
えっ? マジで?
ーside和也 outー
ーside簪ー
「和也、準備出来たよ」
「・・・・・・・・」
「? 和也?」
なんだろう? なんか和也の反応が悪いって言うか、なんか考え込んでる様な・・・・?
「・・・・あぁ? ああ、悪い悪い。んじゃ早速乗り込んで起動から改めて
「お任せ下さい。では簪様、早々に
「よろしくお願いします」
そこからはまぁ、分かってた事と言うか流石と言うべきなのか・・・・ クロエさんのサポートが凄かった。
どうやって用意したのかは知らないけど、打鉄弐式の時のデータも使ってサポートしてくれたから
『簪様、歩行からダッシュです。そうしたら今度はジグザグにダッシュしつつ時折ジャンプも織り混ぜて下さい。そう、そうです。ではそのままジャンプから飛行試験に移行しましょう』
『はい、では今度は空中で旋回、及び小刻みかつジグザグに移動してみて下さい。あっ、高度はそのまま維持でですよ? ・・・・大丈夫ですね。では次は上昇下降時のチェックも含めて行いましょう。えっ? 勿論ジグザグにですよ? ついでに少しずつ加速して、高機動試験も始めてしまいましょう』
『はいはいはい、良い感じですよ~。それじゃあそのまま速度を維持、いえ少しずつ上げてランダム飛行と行きましょう。出来れば
・・・・・・うん、スムーズだった。確かにスムーズだったけど、クロエさんの指示と言うか要求が何気に辛かった。
流れる様に次の試験内容に変わって行くし、その中で止まる事も許さないくらいひたすらに動かされ続けた。
しかもデータはきちんと取ってたらしくちょくちょく修正も入れてくれて、実際に動かしてたら少しずつ動かし易くなっていくのも分かったし。
でもそれを涼しい顔してやってく様には少し嫉妬してしちゃったけど・・・・・・
そんなこんなで朝からずっと起動テストに時間を使ってたいたら・・・・・・
「お~い、簪。取り敢えず大体の起動データは取れたから一旦昼飯でも食って来~い、昼休憩だ。午後からは武装積んだ状態での稼働テストすっからな~」
「あっ、うん、分かったけど・・・・」
ふと気付けばもうお昼の時間かぁ。ずっとISに乗りっぱなしだったからちょっと時間感覚がなくなってたかも。
それにお昼だって分かったら、急にお腹が減って来た気もする。
・・・・・・・・お、お腹の音とか鳴ってないよね?
「それじゃお昼行って来るけど、和也は?」
「俺はもう少し詰めたい所あっから後回しで。あっ、それと会長に今日から二~三日くらい整備室使ってっからって言っといてくれ~。俺は暫く動けんから」
ああ、そう言えば朝から整備室に居たけど、やっぱりその辺は無許可で使ってたんだ。
「分かった。お姉ちゃんには伝えとく」
「はいはい、また後でな~」
何気に起動テストが始まってから和也もずっと画面と睨めっこしてたけど、お腹空いてないのかな? 普段は、いの一番に食堂に行ってるのに。
まぁ、大丈夫って言うならそれでも良いけど・・・・・・
あっ、お姉ちゃんへの連絡どうしよう? 直接会いに行くとちょっと面倒だから電話で済ませたいけど、整備室の貸し出しの許可なら直接行かなきゃ駄目かな?
・・・・・・虚さんに事情の説明ついでに連絡して許可貰おうかな? なんかその方がすんなり話し通りそうな気もするし。
取り敢えず、お昼食べに行こう。
「・・・・あっ、そう言えばお兄様。ウチからお兄様が作ってた武装を幾つか持って来ていたんで、この際それらも積み込みましょう」
「えっ、マジで? そう言えばなんかコンテナ多いとは思ってたけど、それがそうか?」
「はい。折角ですしお蔵入りになりかけてた『ブースト・アックス』や『ブースト・ランチャー』、『ブースト・薙刀』に『ブースト・リモコン下駄G』とかもこの機会に使っちゃいましょう。一斉在庫処分ですっ!」
「しれっと俺の作った武装を在庫処分とか言わねぇでくんない!?」
・・・・・・なんか凄い不穏なこと言ってない!?
しかもなんか聞こえてくる武装全部に『ブースト』とか混じって聞こえてくるんだけど・・・・・・
良し。取り敢えずお姉ちゃんには虚さん経由で連絡して、私は手早くお昼済ませてこよう。
あの二人だけにしたら、どんな武装を積まれるか分かったもんじゃないよ!
それとは別に、『ブースト・リモコン下駄G』って言うのがちょっと気になる。一応、後でそれとなく聞いてみよう。
ーside簪 outー
はい、俺自身のリハビリ回です。事故の怪我はリハビリがてら仕事に出てのリハビリだけど。
簪の専用機に名称を付けてないのは、起動テストばかりで武装込みで完成となってないからです。しかも今回が動作確認だけだったんで、次回に武装付けてから改めて動作確認してから完成と名付けと、そんな流れの予定。
後、ぼちぼち『とある作品』からキャラだけクロスさせる予定です。と言うかだいぶ最初の段階からタッグトーナメント編でクロスさせたいキャラを出そうとは考えてたんで。
でも、あのキャラ通じるかなぁ・・・・ まぁ通じなくても、個人的に好きな作品だから気にせず雇用するけど。
では、ターンエンド。