IS-問題児なオリ主の生活   作:柳命

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第6話 教室訪問ーお届け先は金髪美女ー

 

ーside和也ー

 

 クラス代表だか下らない問題に巻き込まれた後、授業をフケて学園の散策を始めて早くも1時間弱・・・・

 

 コンコンッ。

 

「失礼しや~すっと」

 

「・・・・えっ? お、男ぉ!?」

 

 大事な用事があったのをすっかり忘れていた俺は今、三年の教室に来ていた。

 

 そんな俺を迎えてくれたのは、見事なまでに驚いた顔をした先輩の方々。まっ、いきなり新入生で、かつ男の俺が現れれば驚きもするわな。

 

 ・・・・まぁ一部には女尊男卑思想の奴等が、嫌悪感を隠しもせず此方を睨み付けて来てるが。

 

「あぁ~あ、っと。俺は1年1組の秋風 和也。悪いんだが人を探しててな、ちょっと聞いても良いか?」

 

「えっ? 1組って確か織斑一夏が居るクラスの・・・・って、他にも居たの!?」

 

 居たよ。逆になんで三年の、このクラスには知られてないんだ? さっきまで織斑一夏目当ての三年とか教室に来てたから、目撃情報とか出回ってないの?

 

「まぁ居た訳なんだが・・・・ 取り敢えず、話を進めて良いか?」

 

「あっ、うん。え~とっ、誰を探してるのかな? 探してる人のお名前分かるかな?」

 

 なんでこの先輩、微妙に俺を子供扱いしてんの?

 

 わざとか? 素か? 判断に困んな・・・・まぁスルーしよう。

 

「ああ、探してんのは・・・・『ダリル・ケイシー』ってんだが、このクラスに居ないか?」

 

「えっ? ダリル? ダリルなら今・・・・」

 

「私なら此処だぜ」

 

 そう声が聞こえて来たかと思うと、一人の生徒が俺の方へと歩いて来る。

 

 金髪碧眼、グラマーにして豊満な胸を見せつけるように大きく開いた制服の胸元。腰まで深くスリットの入ったミニスカート・・・・

 

 成る程。こりゃあ確かに、こいつの()()()()()()わな。

 

 そして、素晴らしい巨乳。ハラショー。

 

「で、噂の男性起動者が私になんの用だ?」

 

「ああ。あんたの()()から手紙を預かっててな。それを渡しに来たんだよ」

 

「っ!? 叔母さんから? なら、あんたがアノ・・・・」

 

 そこまで言った所で人差し指を俺の口の前に宛て、それ以上の発言を止める。

 

 側にいた名も知らぬ先輩さんは全く訳が分かってないみたいだが、ダリルはこれだけで色々と察してくれた様だ。

 

「・・・・悪いな、わざわざ叔母さんからの手紙を届けて貰って」

 

「全くだ。俺はポストマンじゃねぇってのにな。それでいて、報酬は切手代の代わりに頬へのキスだぞ? ネタが微妙に古い」

 

「へぇ~え。軽く聞いてはいたけど、随分と叔母さんに気に入られてんだな?」

 

「一緒の風呂に入ろうとしてくる位にはな」

 

 いやホント、風呂にまで突撃しようとするのは勘弁して欲しいわ。他の奴等も真似しそうになるし。

 

 兎も角そう軽口を叩くと、胸ポケットに入れていた手紙を取り出しダリルへと手渡した。

 

 それを受け取るとダリルは一瞬安堵した様な表情を浮かべたが、直ぐに元の表情へと戻り手紙をスカートのポケットへと入れた。

 

 ・・・・あんなスリットが深いのに、そのスカートにはまだポケットの要素が残ってたのか。噂の叔母だったら迷わず胸の谷間に仕舞ってそうなのに。

 

「まっ、手紙はサンキューな。叔母さんも元気そうだし、私も少しは安心したよ」

 

「そう言うのは手紙の内容見てから言ってくんね? まぁ俺としてもお使いが済んだから良いけどよ」

 

 いやホント。危うく普通に手紙のこと忘れるとこだったわ。暇を見付けて思い出して良かった良かった。授業はフケたが。

 

 と思っていたら、不意にダリルが俺に対し手を差し出して来た。

 

「改めて、アメリカの代表候補生ダリル・ケイシーだ。ダリルって呼んでくれ」

 

 スマン。心の中では既にずっとダリルって呼んでたわ。

 

 だが、心の中だけだからセーフだろ?

 

「秋風 和也だ。俺の事も和也で良いぞ、『ダリルん』」

 

「ちょっと待て! なんか一文字多くないか!?」

 

「気のせいだろ? 『ダリるん』」

 

「いや、やっぱ一文字多いだろっ!?」

 

 はっはっはっ。そんな事はない。ちゃんとダリルって呼んでるじゃないか~・・・・ 心の中でなっ!

 

 と言うか、ふざけてたら握手するタイミング完全に逃した。

 

「な、なんかダリルと秋風君? 早速仲が良いね~?」

 

「クソッ! 年下なのに生意気な奴だった・・・・!」

 

「うん? 何言ってんだ、歳はそんな変わんねぇだろ」

 

「「・・・・はっ?」」

 

 あっ、これ完全に知らないな。

 

 まぁ確かに学年的には1年だし仕方ないか。

 

「そもそも俺、1年として入学させられたが17だぞ? だからそっちと歳は変わんねぇし」

 

「「「「・・・・・・・・はあぁぁぁぁぁあっ!?」」」」

 

 うおぉおっ!? 気付いたら他の奴等まで聞き耳立ててやがった。ビックリした様な声にこっちがビックリだよ!

 

「おまっ、同い年って・・・・ だから後輩の癖にそんな生意気なのかよ!?」

 

「残念、それは元々だ」

 

「も、元々なんだ・・・・」

 

「じゃあ私達とも同い年なんだし、遠慮はいらないよね? なら和也君って呼んでも良い?」

 

「だが好感度が足りない・・・・って、うん?」

 

 そうこうしてる内に気付けば俺とダリル、そして名も知らぬ先輩の周りを他の先輩方に囲まれて・・・・囲まれて!?

 

「な、なんだお前等!? 何時の間に私達の周りに・・・・」

 

「だってダリルだけ噂の男子と話しててズルいじゃない」

 

「そうだそうだ! こう言う機会に私達にも話させなさいよ!」

 

「折角、カモがネギ背負って来てるんだしさ!」

 

 誰がカモか! あっ、ヤベ。そうこうしてる内に着々と逃げ道が塞がれてる。

 

 ・・・・はぁ~あ、仕方ねぇ。

 

「・・・・別に良いけどよぉ、次の授業の用意はしなくて良いのか?」

 

「っ、ヤベ! 次は移動教室の授業だった!」

 

 ほう? それは実に運が良い。

 

「なら早くダリルも移動した方が良いんじゃねぇか? 俺も(サボりに)戻るからよ」

 

「・・・・なんか、真面目に授業に戻る様な感じがしねぇんだが?」

 

「気のせいだろ?」

 

 ちゃんと真面目に、学内の散策に戻るし。

 

 そう言ってもダリルから疑いの眼差しは止まなかったが、取り敢えず次の授業まで時間もないと言う事でこの場は引いてくれる様だ。

 

 それと最後に、ダリルには連絡先を無理矢理交換させられた上に、昼飯を食堂とやらで一緒にする事を強制させられた。

 

 ・・いや、俺は弁当があるんだけど・・・・ その状態で食堂に行けと?

 

 

ーside和也 outー

 

 

 





 まだ6話でこれか・・・・早くクラス代表戦は終わらしたい。

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