闇から闇へ出でしモノは感情という深淵の恐怖   作:ハトメヒト(ヒットマン)

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さぁ物語を始めましょうか? 誰もが永遠に、悲しみなど感じない、物語の世界へ・・・・・・。
物語を、遠くの、底から、見ている、モノは、誰もがシを与えるモノでもあり、それはそれは甘美なモノだ。
誰もが望む心の闇、快楽の宴、あらゆるモノを奪い去り、そして全てを消し去るだろう。
ここは夢かどうかなんて、私が知るわけではないさ・・・・・・。

物語手のヨランの嘆き


第二章 チェイサー
第六話 チェイサー(追跡者)


ここは、名も無きココロの場所・・・・・・ここに7つの者達が集まっていた。

 

『ボクにはワカル?』

 

『ダレカにワカル?』

 

『キミのコエが?』

 

『ダレのコエが?』

 

『ヤツのコエで?』

 

『オマエを喰い尽くすタメに!!』

 

『カイラクとキョウキのサケビゴエガキケル』

 

「そう慌てないことですよ・・・・・・クライアントの皆さん」

 

ココロに語りかけてくるクライアント達にそう言うとナスカは、モニターに実験体343番の実験映像記録を映し出した。

 

『ほうコレが、トリニガシ、計画を頓挫サセタ343かナゼコレを見せようとスル』

 

『臆病者ニハ興味はナイ!』

 

『ヤッパリ暴走シタカ、タワイのないガキだ喰らってやる』

 

『コンナ事ナラ実験体ハ、ショウジョにすればヨカッタ。カイラクニ溺れタイ』

 

『もう怒ったゾ! 今更オトコノ叫び声なんぞ聞きたくないゾ!』

 

『344番目は、オンナにカエロ! さもなくば、オマエは、即処分だ!』

 

「そんなこと言われましても」

 

『ダマレ!! やらないと殺処分だからナ・・・・・・アア、カイラクガァ・・・・・・』

 

(ッチ! これだからクソクライアント共は・・・・・・)

 

『ナニカ言ったカ』

 

「いえ、何も・・・・・・」

 

ナスカは、冷や汗をかいていた。

なぜなら今ここにいるクライアント達は、人間達の欲望の王、7つの大罪達・・・・・・。

その者達怒らせると、何をしでかすか分からない為に、気丈に振る舞いつつも怯えていた。

その王達は、それぞれ人間達の欲望を喰うモノだが、不満があった。

彼らには、恐れる天敵もいないし、死ぬこともない。

故に王達を超える非凡な強さと、安息と、死を、運ぶモノを作り出そうとしていた。

 

 

それが、超心計画・・・・・・。

 

 

しかし計画は頓挫した。

 

3日前にタクマクローン344へのココロのフィードバックと心神刀の回収の為、ナスカの部下に回収に向かわせた。

しかし連絡がない為、別の部下に様子を見に行かせると、闇の国近くのヤサラギノ森で部下は見るも無残な姿になって発見された。

 

殺された部下の映像記憶装置を解析すると・・・・・・。

 

タクマクローン343の回収の際に、手に負えない程の圧倒的な強さによって、ナスカの部下を殺すとすぐに何処かへ消えたのだった。

 

ナスカは困って発狂してしまいそうだった。

殺されるかもしれないと、喰われるかもしれないと思っていた。

なぜなら、クライアントに今までの事を見せなければならない契約だからだ。

 

 

そして最初に戻る訳だが・・・・・・。

 

『ドウセキニンヲ取るツモリだ!? 喰われたくなかったらサッサとコタエルンダナ』

 

「どうも致しません回収は致します」

 

『ホウ・・・・・・ナラ言ってミロ。どう回収するツモリダ? 返答次第デは、許しテやらない事もないゾ』

 

『我々の快楽を満タしてクれるノだろうナ・・・・・・』

 

「はい勿論でございます。七つの大罪様達のご希望に添える快楽を、提供できると思います」

 

 

ナスカの提案は、こうだった。

 

ココロを新たに作り、七つの大罪の希望通りに、女の子に移植しタクマクローン343を追跡させる。

移植の際には、ココロのコントロールを行い、ナスカが父親でエルシス博士は母親として認識させ、記憶を植え付けさせる。

 

この提案は、受け入れられた。

なぜなら、自らを倒すモノが生まれるかもしれないし、欲望を満たす事が出来るからだ。

 

 

早速、適正基準の高いモノのココロとココロを使って調整を行い、デザインハートが作られた。

そして生まれてきた銀髪蒼眼の子は、被検体としてでは無く、初めて名が与えられた・・・・・・。

 

その名は『No.00 チェイサー』人間世界の英語という言語で、追跡者や追撃者の意味だそうだ。

この子には、逃げた343を追って始末してもらう事になる。

つまり醜悪かつ卑劣な7つの大罪、つまり王達の欲求を満たす為の見世物にされるのだ・・・・・・。

 

なおチェイサーには、暴走が無い様に今までのクローンより40%ほどに力を抑えて作られているが、343に絶対勝てるように、超心計画技術部の粋を結集して1週間で、武器と防具を従来より強力なモノを作った。

 

1つは、戦うことによって学習進化及び形態を変え、使用者の技能により最適化される撃滅の名を冠する武器『アニキラシオン』

 

状況に応じて、使用者にとって最適な防御と絶対的防御を追求する守護神と言うべき防具『シュッツガイスト』

 

この2つがチェイサーに渡された。

 

3日後、すべての調整を終えたチェイサーは、追跡を開始した。

 

復讐を果たす為に・・・・・・。

 

(お母様お父様待っていて下さい。褒めて貰う為に私は、必ずあの子を・・・・・・お母様とお父様を苦しめたあの子を・・・・・・殺して見せますわ、この命に変えても・・・・・・)

 

 

最初に向かう先は、ナスカの部下の遺体が発見された闇の国近くのヤサラギノ森へ・・・・・・果たして見つけられるのか?




一応5話をちょっとだけ加筆? して6話に繋がるようにしました。
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