というよりアイラカワユスwww
"インフィニット・ストラトス"―通称"IS"と呼ばれるパワードスーツが世界中から注目を集めている。
事の発端は"白騎士事件"。
当時ISは全く注目を浴びることはなく妄言、幻想だと嘲笑れすらしていた。
そんな時に起きたのが件の白騎士事件だ。
これによりISへの評価が認められ、いや認めざるを得なかったと言うべきだろう。
当初の目的である宇宙進出ではなく世界最強の兵器として、だが。
しかしISには大きな欠点がある。
"女性にしか扱えない"ということだ。
それが現在ISへの世間の認識であり、同時に"女尊男卑"という社会を築き上げた礎だ。
「イレギュラー!?世界初IS適性を持つ男登場!!、ね…」
新聞の一面をデカデカと飾るそれを見て俺、虎城暁(コジョウ サトル)は小さく溜め息を漏らす。
周りを見ればもしや自分にも適性があるんじゃないかと沸き立つ我がクラスの男子ばかり。
それを見てまた溜め息を漏らす。
IS男性操縦者が現れたのが嬉しくないと言えば嘘になるが、だからと言って歓喜するような事ではない。
所詮は偶然。その一言に限る。
アイドルと一般人が結婚する確率は3%。
ISとなればそれこそ1%にも満たない、あるいは件のイレギュラーただ一人かもしれない。
だがこれを期に他にも男性操縦者がいないかこれから検査する方針をとるらしい。
今まで男は虐げることばかり、それは歴史が語っている。
それが逆になっただけだと考えれば俺としては焼きがまわったと言いたい。
つまりはどうでもいい。
俺の親は大きくも有名でもないがそれなりの成果を上げていた軍事産業工場の工場長なのだが白騎士事件を期に企業は傘下の工場を一新、全て入れ換えた。
結果親の工場も切り離され倒産間近。
母親は他に男を作って俺の前から忽然と姿を消した。
「不幸か…アイツならこの状況をどうするだろうな。」
神様は俺が嫌いなのかね?俺から母親を奪い―
「今お前は何してるんだ?刀奈…」
俺の大切な幼馴染みで想い人の彼女までうばったのだから。
「次!!」
放課後俺たち男子は体育館に集められた。件の適性検査だ。
あ、補足しとくと俺は高二だ。
「次!!」
検査とは酷く簡易的なもので、ただ待機状態のIS、"打鉄"に手を触れるだけ。
端からみればまるでシンデレラ、あまりに滑稽且つシュールな光景だ。
「次!!虎城暁!!」
ついに俺の番になる。
どうせ適性しないんだから気張る必要もない。
俺は打鉄に手を置く。
あれ?こう言うとき戦隊モノのヒーローみたいに叫べばいいのか?
なにその公開処刑。
「恥ずかしくて死ぬな…」
その時だった。
突如、脳に直接何かが流れ込んでくるような感覚が俺を襲い打鉄が輝き視界がホワイトアウトする。
そして視界が戻ると向けられる驚愕と羨望と嫉妬、様々な視線を集め打鉄を纏い立ち呆ける俺がいた。
主人公のモデルは第四真祖じゃないんだからねっ!