異世界に来た少女は盾の勇者と共に成り上がる   作:銅英雄

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盾の勇者の成り上がりのアニメ見てて、剣の勇者こと天木錬君がマジでキリト君にしか見えない……。


動物系モンスターは食料的にも素材的にも重宝する。お子様ランチって何歳までが食べるの?

翌日のお昼頃。私達はモンスターを倒してはドロップアイテムを獲得したりを繰り返して町に戻っている。

 

尚文がアイテムを売りに行って私とラフタリアで尚文を待っているという状況である。

 

「…………」ボーッ

 

ラフタリアはボーッと尚文の帰りを待っている状態。暫くすると尚文が戻ってきた。

 

「戻ったぞ」

 

「お疲れ。成果の方は?」

 

「まずまずって感じだな。ラフタリア、行くぞ」

 

尚文が声をかけたが、ラフタリアには聞こえてなかったようだ。というより何かを見ているけど……。

 

ラフタリアの視線の先にはバスケットボールみたいなデザインのボールだった。

 

「……なんだ、あのボールでも気になるのか?」

 

「えっ!?」ビクッ

 

何故そんなにビクついてるのだろうか?

 

「い、いいえ!ぜ、全然っ!欲しくないです!!」

 

(欲しいのか……)

 

(欲しいんだろうね……)

 

なんか微笑ましい。

 

「……買ってやろうか?」

 

「………っ!」ブンブンッ

 

尚文の提案にラフタリアは首を横に降る。奴隷だからといって遠慮しているのかな?……というより。

 

「尚文なら調合とかで造れるんじゃない?」

 

「調合でか?」

 

あのボールを見る感じだとオレンジバルーンの残骸とかで造れそうだけど……。

 

「……やってみるか。調合の練習にもなるしな」

 

そう言って尚文は調合でラフタリアが見ていたボールを造り始めた。その結果……。

 

「出来たぞ。こんな感じか?」

 

「うん、色が違うけど、ラフタリアが見てたボールになったね。ラフタリア、これでどう?」

 

「………っ」パァッ

 

やっぱり欲しかったんだね。嬉しそうなのが伝わってくるよ。

 

「…………」グゥゥゥ

 

今度はラフタリアからお腹が鳴った。忙しいね。

 

「……腹減ったのか?」

 

「…………っ!」ブンブンッ

 

(さっきもそうだけど、なんでそんなに頑なに否定してるんだろう……?)

 

「私もお腹空いたし、御飯にしようよ」

 

あの味がしない御飯でも食べれば空腹は免れるし、空腹だとトリオン体の私はともかく尚文達は力が出ないだろうし。

 

「そうだな、飯にするか」

 

腹が減っては戦が出来ないという言葉があるから食事はとても大事。三大欲求の1つだしね。

 

 

 

~そして~

 

店に入るなり店員は私達を見るなり嫌そうな顔を、辺りの客も私達を見るとやれ奴隷だの、やれ亜人だのひそひそ話が絶えなかった。

 

尚文が1番安いランチを3つ頼もうとするとラフタリアは前の席に座っている子供が食べているお子様ランチを見ていた。食べたいのかな?

 

(年相応といった感じだね。ラフタリアくらいの年齢だと普通なんだろうね)

 

まぁ最近の10歳がお子様ランチを食べるのかは疑問だけど……。

 

「……1番安いランチを2つとあの子供が食べているメニューを1つ」

 

尚文もそれを察したようで、ラフタリア用にお子様ランチを注文する。

 

「えっ!?」

 

「なんだ?食べなくないのか?」

 

「た、食べたくな……っ」

 

「別に食べてもいいんだよ?」

 

頑なに否定するラフタリアに私は食べてもいいと伝えた。尚文も頷いている。

 

「……なん、で?」

 

「ん?」

 

「前のご主人も、その前も、その前の前のご主人も私が喜んだり楽しそうにすると怒ったのに……!」

 

(成程ね。だから頑なに否定してたんだ)

 

奴隷であるラフタリアにとっては主人の機嫌をとるために必死だっんだろう。そう思うと反吐が出るよ全く……。

 

「いいかラフタリア。俺はおまえという戦力が欲しいんだ。刃のないナイフじゃ意味がない。しっかり食べておけ」

 

「空腹で戦えませんでしたで私達は済ませたくないからね。欲しいものや食べたいものには可能な限り応えるから戦いにおいてしっかりと働いてもらうよ」

 

「わかったなら席につけ。飯がくるぞ」

 

「どうぞ」コトッ

 

お子様ランチがくるとラフタリアはがっつくように食べ始めた。

 

(礼儀作法がなってないのは奴隷生活が長かったからなんだろうね)

 

そう思っているとラフタリアは食べる手を止めた。

 

「どうしたの?美味しくなかった?」

 

「おいしい……っ。すっごく!!」

 

「……良かったね」パクッ

 

(う~ん、あんなことがあってからか、食事が美味しいと思えなくなってきたなぁ……)

 

尚文の方を見ると溜め息を吐いていた。もしかして尚文もここの、この世界の食事に味を感じてないのだろうか。

 

 

~そして~

 

腹拵えが終わった私達は外へ出てモンスター達と戦っている。

 

「やっ!」スパッ

 

「うん、バルーン系のモンスターなら1人でも倒せるようになったね」

 

「これならもう少し奥へ行っても 良さそうだ」

 

この奥辺りだと出てくるのはウサピル等の小型の動物系モンスターだけど……。

 

「きゅーっ」バッ

 

思ったそばからウサピルが出てきたね。

 

「おっ、あれもモンスターか?」

 

「あれはウサピルだね。尚文やラフタリアにとっては初めての動物系だけど、今のラフタリアなら倒すのは難しくないよ」

 

「そうなのか?」

 

「ちょっと素早いけど、オレンジバルーンと然程変わらないかな」

 

ちなみに今私がトリオン体に加えて装備している皮のローブみたいなのはこのウサピルの皮が素材になっているらしい。銀貨4枚の安物だけどね。

 

「きゅーっ!」バッ

 

ウサピルがラフタリアに飛びかかってきたので、尚文が咄嗟にガードする。ウサピルは尚文の腕に噛み付いてる状態。

 

「今だラフタリア!刺せっ!!」

 

「い、いや……」

 

攻撃するように指示するもラフタリアはそれを拒む。

 

「どうしたんだ!?他のモンスターと同じようにやれ!」

 

「で、でも、刺したらきっと血が……。血、こわい……」

 

(確かに今まで尚文とラフタリアが相手をしていたのは無生物ばかりだった……。けどこれからは寧ろこんな敵ばかりと戦っていくことになる。だったら……!)

 

「尚文!ウサピルを此方に投げて!!」

 

「わかった!」ブンッ

 

「きゅーっ!」

 

「スコーピオン!」ザンッ

 

尚文がウサピルを投げて、それを私がスコーピオンで真っ二つに切り裂いた。すると返り血が飛んできて切り裂いた私と近くにいたラフタリアにかかった。

 

「ねぇラフタリア、今回は私がこうして倒し方の手本を見せた。でもこのまま戦えないようじゃ私達は君の面倒は見切れない」

 

「っ!」

 

ラフタリアには酷な話だろうけど、私達だってお荷物を抱えている余裕はない。だからハッキリと言わなきゃ。

 

「もうすぐ世界を脅かす波っていうのがくるらしいから、私達は少しでも強くなくちゃいけないんだよ」

 

「…………」

 

呆然としているラフタリアだけど、構わずに私は話を続ける。

 

「だけど尚文は盾の勇者で武器が持てない。なら私が戦うわけだけど1人だと限界がある……。だからラフタリアが駄目なら別の奴と一緒に戦ってもらうよ」

 

「ご、ご主人様は盾の勇者様と、一緒に厄災に戦う……の?」

 

ラフタリアの質問を私の代わりに尚文が応えた。

 

「……ああ、それが俺の役目らしい」

 

「そして私がそれを手伝うって形になるね」

 

「きゅーっ!」バッ

 

さっきのウサピルの仲間が出てきた。数は2匹か……。

 

「……わかった」

 

ラフタリアが呟いた瞬間、2匹のウサピルを切り刻んだ。

 

「……私、戦います。血はまだこわいけど、頑張ります。勇者様達の役に立ちます……。だから、だから見捨てないで……!」

 

ラフタリアは泣きながら、それでいて強い眼で私達に言った。

 

「心配しなくても役割さえこなせば手放したりしないよ。だよね尚文?」

 

「そうだな。しっかりと働けよ」

 

「は、はいっ……!」

 

人間(亜人)が戦いの世界にて最初に恐怖するであろう生き物の血をラフタリアはとりあえずだけど乗り切った。

 

ラフタリアは奴隷になる前、或いは奴隷になった後にも何かトラウマがきっとあるんだろう。けれどラフタリアならきっとそれ等を乗り越えるだろうと私は思っていた。

 

グゥゥゥ。

 

……とりあえず腹拵えだね。




そろそろ第2のアンケートを考えております。

この小説にオリキャラ、またはパロキャラ、或いは両方を出しますか?

  • オリキャラを出す
  • パロキャラを出す
  • どちらも出す
  • 出さない。オリキャラは主人公だけで十分だ
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