朝が来た。新しい朝が。今日も1日頑張るぞい!
「おはようございます、シオリ様!」
この声はラフタリア……。もう起きてたんだ。
ちなみに私達は3人で1つの部屋を取っており、私、ラフタリア、尚文という並びで就寝している。べ、別に男子がいるからってドキドキなんてしてないんだからねっ!
「おはようラフタ……リア?」
「……?シオリ様、どうかされましたか?」
「……誰?」
「ラフタリアですよっ!」
えっ、マジで!?亜人って突然変異するの!?
~そして~
ラフタリア突然変異事件?から数日が経った。
ラフタリアの話によると幼少期にレベルアップするとそのレベルに比例して最も効率が良くなるように肉体が成長するらしい。
とどのつまり今のラフタリアは年齢が10歳で、肉体は成人済みということだ。結論、亜人ってすごい。
「いやぁ、見違えたなぁ……。最近見てなかったが何してた?」
「宿の人にテーブルマナーを教わりました。ナオフミ様やシオリ様のように上品に食事がしたくて」
「……俺達はレベル上げをしただけだ」
ちなみに私達は厄災に向けてエルハルトさんの店で装備を整えている。
「まぁこのところ咳もないし、よく食べるしで恰幅は良くなったかもな」
「いや尚文、それだとラフタリアが太ったみたいになるんだけど……」
「そうです!私は太ってません!!」
まぁ肉付きは良くなったけどね。
「こんなに別嬪になって……!」
「そうか……?」
「なんだ、アンちゃんは朴念人だったんだなぁ……」
「……俺も驚いてるよ。この国がロリコンばっかりでな!」
確かにここ数日ラフタリアを見る連中皆ニヤついてるね。ハッキリ言ってキモい。
「最近特にそうだ!10歳前後の女の子がそれなりに可愛いのはわかるが、どいつもこいつもヘラヘラと……」
「……アンちゃん、もしかしてわかってないのか?」
「はぁ?」
ここまでの会話でわかるように尚文はラフタリアの肉体成長に気付いていない。まぁ私も最初は誰かわからなかったからね。
「親父さん、その話はもう……」
「ん?ああ……」
ラフタリアも尚文に気付いてもらうのを待つことにしたようだ。
「それで?今日は何の用だ?」
「今日はラフタリアにそろそろちゃんとした剣を買いに来たのと……」
「ナオフミ様の防具を買いに来たんです!」
「お、俺のもか?盾の加護があるし必要ないだろう」
「それは駄目。前に炭鉱で怪我したのを忘れた訳じゃないよね?ラフタリアの武器は私のお金で買うから尚文は自分の防具を買って」
「そうですよ。厄災の期限が近付いているのでしょう?」
「……そういえばそろそろだったか?」
確かにそろそろなんだけど、具体的に何時何処で起きるかわかるのかな?
そう思いながら私達は装備を整えた。尚文の装備はオーダーメイドにするらしく1日かかるそうなので、また翌日に足を運ぶことにした。
~そして~
「おっ、来たなアンちゃん!出来てるぜ!『蛮族の鎧』だ!!」
……で、出来たのがその『蛮族の鎧』である。なんというかこれじゃあ勇者じゃなくて盗賊だよね。
「ナオフミ様!すごく似合ってて格好いいです!!」
「おまえ、本気か……?」
「はい!ですよねシオリ様!?」
「えっ?まぁいいんじゃないかな?」
似合っているかは置いといて、尚文にも風格というか貫禄が出てきた気がする。
「……まぁ折角作ってもらったし、着ないと損か」
「おうよ!更に追加素材もあれば拡張オプションも可能だ!!」
「オプションねぇ……。高いのか?」
「俺達のよしみだ、安くしといてやるよ。付き合いこそは短いが、アンちゃん達がこの世界に来たばっかの頃から知ってるしな!」
「ありがとう、エルハルトさん」
「気にするな。アンちゃん達が世間様の言うほどの奴等じゃねぇってこたぁわかってるつもりだぜ?」
……この人は本当に親切な人だ。世間で悪評をもらっている私達にここまで親身になってくれるんだから。
「……頑張れよ!」
「……ああ」
「うん……」
エルハルトさんから激励をもらい、私達は店を出た。
4月中はこの作品を優先するかもしれません……。
この小説にオリキャラ、またはパロキャラ、或いは両方を出しますか?
-
オリキャラを出す
-
パロキャラを出す
-
どちらも出す
-
出さない。オリキャラは主人公だけで十分だ