尚文side
俺達は王国にて宴とやらに参加している。全く……。報酬のことがなければ、こんな屑共の集まりなんて放っておくのに……!
溜め息を吐きながら前を見るとラフタリアがそわそわとしていた。
「……どうしたラフタリア?」
「あっ、ナオフミ様。シオリ様はどちらへ……?」
「少し席を外すって言ってた。それよりもそわそわとしてどうしたんだ?」
「……見たこともない料理がいっぱいで、あれもコレも気になりまして……」
「気になるならば食べればいいだろ」
「ですが余り食べ過ぎると……」
「おまえは充分働いただろ。詩織もお手柄だって言ってたぞ」
「シオリ様が……」
詩織の名前を出した途端にラフタリアは少し俯いた。なんだ?詩織と何かあったのか……?
「そこを動くな!尚文!!」
詩織と何があったのか聞こうとするが、元康の声によって遮られた。
「……何だ元康?」
「聞いたぞ!おまえと一緒にいるラフタリアちゃんは奴隷なんだってな!!」
元康の奴隷という言葉に周りの連中はざわつくが、俺からしたらそれがどうしたって話だ。
「……そうだ。コイツは俺達の奴隷だ。気安く触るな」
「貴様……!人は人を隷属させるもんじゃない!ましてや異世界人である俺達勇者にはそんな真似は許されないんだ!!」
コイツは何を言い出すかと思ったら……。
「それはおまえの理屈だろ?俺は違う」
そもそもラフタリアと隷属の契約をしたのは俺じゃなくて詩織だしな。
詩織はラフタリアを奴隷にする時俺にこれ以上1人で背負わなくてもいいと言ってラフタリアと隷属の契約をしたのだ。
もしも詩織がいなかったら俺は本当に誰1人信用することが出来なくなってしまっていただろう。
「決闘だ……!」
「あん……?」
「決闘だ!俺が勝ったらラフタリアちゃんを解放しろ!!」
「はぁ……?」
「ちょっ、ちょっと待ってください!私は……!むぐっ!」
「ラフタリア!!」
ラフタリアが止めようとするが、兵士に口を塞がれる。そしてあの屑共が俺達の前に出てきた。
「話は聞かせてもらった。勇者ともあろうものが奴隷を使っていようとは……。やはり盾の勇者は罪人ということか」
この野郎……!いきなりしゃしゃり出て来やがって!
「それに比べてモトヤス殿の慈悲深いことよ。この決闘、ワシが認め……」
「その必要はないね」
屑が勝手に元康との決闘を受理しようとすると、詩織が遮った。よく戻ってきたぜ……。
尚文sideout
ったく、嫌な予感がしたから急いで戻ってきてみるとまさか尚文があのクソ共にちょっかいをかけられるとはね……。
「遅かったな……」
「ごめんごめん。でもナイスタイミングでしょ?」
「……まぁな」
本当に間に合ってよかった。
「詩織ちゃん……?」
「……その必要がないとはどういうことだ?」
「失せな屑が。あんたの顔なんて見たくないし、声も聞きたくない」
「な、なんだと……!」
屑こと国王が青筋を浮かべながら震えているが、そんなのは無視して私は北村君に向き直る。
「北村君はラフタリアは尚文の奴隷だと思って今回の決闘を申し込んだってことでいいんだよね……?」
「ああ、だから俺が勝ったらラフタリアちゃんを解放させようと……」
「残念だったね。その必要はないよ。ラフタリアと奴隷の契約をしたのは尚文じゃなくて私なんだから……」
「なっ!嘘だろ!?」
ラフタリアが私の奴隷だと知って驚いていた。そんなに信じられないかな?
「本当だよ。だからその決闘は私が受けてあげる」
「だ、だけど……!」
完全に尚文と決闘して、勝ってラフタリアを解放すると自分の中で完結してたからこれは想定外だっただろうね。
「あれ?尚文には申し込むのに私には申し込まないんだ?ひょっとして自信ないの?私に勝てないようじゃ尚文に勝つことなんて到底無理だよ?」
言い淀む北村君に私は挑発する。
「……わかった。俺は詩織ちゃんに決闘を申し込む」
その挑発に乗ったかはわからないが、北村君は私に決闘を申し込んだ。
「俺が勝ったらラフタリアちゃんを解放して、詩織ちゃんも俺と来てもらう」
「なっ!おい元康……!」
「いいよ。その条件を飲んであげる」
「詩織……!」
「任せて」
今の私は絶対負けないから……!
今月投稿出来るのはあと1回かな……?多くて2回。
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どちらも出す
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出さない。オリキャラは主人公だけで十分だ