幼女……もといラフタリアを奴隷にした私達は武器屋に向かい、早速ラフタリアの装備を整えることにした。
「らっしゃい!……おう、盾のアンちゃんと嬢ちゃんじゃねぇか。どうした……」
エルハルトさんは私達と一緒にいるラフタリアを見て言葉に詰まっていた。まぁ言いたいことはわかるよ。
「この前の借りを返しに来た。それと……」
「銀貨6枚の範囲の武器もらおうかな。在庫処分の服もあったらそれもお願い」
「……アンちゃんはともかく嬢ちゃんは金をある程度は持ってんじゃねぇのか?」
「まぁ最初は武器に慣れてほしいし、安い武器で戦いの感覚を掴んでもらいたいしね」
「……あいよ」
エルハルトさんは苦い顔をしながらラフタリアの装備を用意しにいった。
~そして~
試着室からラフタリアが出てきた。……随分時間かかったね。
「遅かったな」
「ご、ごめんなさい……」コホッ
ふむ、中々似合ってるね。これでステップ1は終了。
「……まぁいい。ラフタリア、ナイフを抜け」
「えっ……?」
「こいつを倒してみろ」
ステップ2はラフタリアの戦闘力をチェック。尚文は懐からオレンジバルーンを出してラフタリアに倒してもらうように促す。
「ひっ!モ、モンスター!?」
「安心しろ。俺が抑えているからおまえは刺すだけでいい」
「いや……。いやぁ……」
ラフタリアは怯えている。はぁ……。
「これは命令だよ。君に拒否権はない。従わないと……」 パチンッ
「うっ……!」ズキンッ
「苦しい想いをするだけだよ」
私は指パッチンの要領でラフタリアの奴隷紋を起動させた。
「これ以上苦しい想いをしたくなけりゃさっさとしろ」
「は、はいっ」
拙くはあったけど、ラフタリアはなんとかオレンジバルーンを倒すことが出来た。
「俺達はおまえに魔物と戦うことを強要する!」
「……っ!」ジワ
ラフタリアは強いられている戦いに涙目になる。まぁ奴隷としてしっかり働いてもらわなきゃね。
「……その代わりおまえは俺が守る」
「えっ……?」
「勿論私も君を守る。そして戦い方も教えるよ」
「頼んだぞ詩織」
「任せてよ」
私達は武器屋を出て戦いに向かった。
~そして~
「やっぱり奴隷を買って正解だったな。収穫も全然違う……」
「それにラフタリアは素質があるからどんどん伸びるよ」
ラフタリアは戦いのセンスがある。これは亜人だからなのだろうか?
「それに尚文の盾も幾つかスキルが増えたしね」
「……調合や調理の技能系ばかりだがな」
「でも調合の方は色々使えそうだよ」
「そうだな。色々やってみるか」
「…………」コホッ コホッ
(そういえばラフタリアはずっと咳をしているね。風邪か何かかな?あの奴隷商はパニックと病持ちって言ってたし)
そう思いながら尚文の方を見ていると何かを調合したようだ。
「おおっ!」
「何か作ったの?」
「ああ、品質はやや良くて、軽度の風邪に効くって出てる」
「もしかしたら薬草よりも高く売れるかもね。これからどんどん作っていった方がいいんじゃない?」
「回復薬とかは必須になるから何れはもっと強力なやつを作っていきたいな。これは風邪に効く程度のものだ……」チラッ
薬を見た後ラフタリアの方に目をやる。
「ラフタリア!これを飲んでおけ」ポイッ
「はい……」
成程、ラフタリアが咳き込んでいるから効き目があるかを試すために飲ませるわけか。……あっ、吐いた。
~そして~
「効いてよかったね」
「……だが何本も薬が無駄になった」
「調合の練習にはなったからいいんじゃない?」
「というかそうでも思わなきゃやってられん……」
「尚文、火の番代わるよ」
尚文には少しでも休んでほしいしね。
「……いや、詩織が先に休んでてくれ。もう少し調合を試しておきたい」
「……そういうことならわかったよ」
トリオン体なら寝なくても問題ないけど、気持ちの問題ではあるし、少し休んでおこう。
……連日投稿は多分ここまでです。次回からちょっと間が空きます。もしかしたら明日も上げるかもですが……。
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出さない。オリキャラは主人公だけで十分だ