やはり俺が本物を求めるのは間違っているのかもしれない   作:ゼロ少佐

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1話

桜舞い散るこの季節 北からの風が

俺の体温を奪っていく

 

いくら外が晴れているといっても、この時期の風はまだまだ冷たい。

 

なので俺はコートをはおり外に出た

 

普段なら家でゴロゴロするか、溜まったアニメを消化するのだが、今日はいつもとは違う

 

珍しく今日はお呼ばれされているのだ

 

そんなこんなで待ち合わせの場所に辿り着いた

 

「ふっ…約束の時間の20分前か…完璧だな」

 

冷たい風が吹き荒れる本日

体を温める為に近くにある自販機でマッ缶を買った

 

手に持つとじんわりとした温かさが腕を包み込む

 

「あら、貴方がこんなにも早く来ているだなんて意外だわ」

 

後ろから声が聞こえてきた。その声の主がいる方向に体を向けるとそこには、我らの部長様の姿がそこにはあった。

 

「こんにちは比企谷君」

 

誰もが振り向くような可憐な少女が

何処にでもいそうで凡才な俺に声を掛けてきた

 

「…よう、今日は何で呼び出したんだ?雪ノ下」

 

そう、数日ほど前11時に駅前に来てと言われ

理由を訪ねたが教えてはもらえかなった

 

「私が貴方を呼び出すのに理由は居るのかしら?」

 

彼女はクスッと微笑みながらそう言った

 

「は?」

 

おっと、頭に出てきた文字がそのまま口に出てしまった

 

「ふふっ…冗談よ」

 

「はぁ…特に用事が無いなら俺は帰るぞ」

 

俺は気だるそうにそう言って俺は後ろを振り返り歩き始めた

 

まぁ、ここまで来て帰るきなんて無いのだが、こうやって言うと彼女は面白いほどに慌て出す

 

「ま、待ちなさい!私が悪かったわ…だから待って!」

 

タタタッと涙目になりながら俺の前に回り込んできた

 

「はぁ…わかったよ 何処に行くんだ?」

 

頬をポリポリかきながらそう応えた。

そうすると彼女はパアァと表情が明るくなった

 

「ねぇ、比企谷君 恋人になってから私への扱いが酷くなってないかしら?」

 

確かにそうかもしれない。以前は俺の事を見下してるような接し方をしていたからな。

別にそれ自体は良いと思っている。彼女にとってそれはコミュニケーションの1つで俺は唯一こいつと言い合える仲だったから

 

それと扱いが酷くなったのは困った時の表情やからかった時の態度が凄く可愛いからだ。

 

以前は全生徒の見本のような凛々しい彼女に憧れていたが、俺は女の子らしい彼女の方が好きだ

 

「そうかもな…でもそれはお前が可愛い過ぎるからいけないんだ」

 

彼女は声になってない声を上げ頬を赤く染めた

 

全く…初対面の時は私かわいいから とか

可愛いだなんて言われ慣れてるから今更言われてもなんともないわって感じだったのにな

 

雪乃「比企谷君、今日はお願いね ついでに行くのはディスティニーランドよ」

 

ニコッと笑い歩き始める

本当は断りたい所だがアイツの笑顔を見ているとそれでもいいかと思えてくる。これが惚れた男の弱味って奴なのか…

 

八幡「はぁ…とことんお付き合いしますよ、お嬢様」

 

手を握り歩き始める

 

八幡「なぁ、いつもより周りからの目線が痛いんだが…」

 

雪乃「そうね、でも私は気にしないわ」

 

お前は慣れてるからいいだろうが俺にはキツいんだよ

 

電車に乗り目的地に向かい始める

昼前なので朝や夕方よりかは人が少ないが

それでも人が多い

 

雪乃「ねぇ、比企谷君…由比ヶ浜さん元気にしてるかしら?」

 

八幡「まぁ、ボチボチだな 最近は俺に話しかける位には回復してる」

 

雪乃「そう、良かったわ」

 

2年の終わり頃俺は由比ヶ浜と雪ノ下に告白された

こんな欺瞞に満ちた関係はもういらない

そう、話し合った結果だ

 

そして終業式の日俺は答えを出した

結果俺は雪ノ下と付き合う事になった

その時は

 

「おめでとゆきのん 悔しいけど…相手が、ゆきの、んなら祝…福できそう だよ」

 

泣きながら彼女は俺達にそう言った

そうして彼女は部室を去っていき

それから連絡が取れなくなった

 

3年に上がってクラス割りを見てみると

俺と由比ヶ浜は同じクラスだった

 

新学期が始まってすぐは物凄く避けられてたが

三浦が由比ヶ浜に「結衣そういうのやめてくんない?

見てるこっちがイライラすんだけど」

と言い 俺を無闇矢鱈避けることは無くなった

 

そして今週由比ヶ浜は俺に謝りに来た

避けるような事をしてごめん

もう大丈夫だからって

 

それでもまだ奉仕部に顔は出さなかった

俺と雪ノ下が一緒に居るのがまだ辛いそうだ

だから少しずつ時間を掛けて元の仲に

直して行こうと思っていると言っていた

 

八幡「なぁ、陽乃さんはどうだ?」

 

雪ノ下と俺が付き合い始めた事を報告したら

陽乃さんは祝福してくれた

だか、陽乃さんは俺に気があったらしく

そこだけは後悔しているようだった

 

最初の頃は面白いおもちゃと思っていたが

文化祭辺りから俺の事を気にしていたらしい

 

そして陽乃さんは俺より…誰よりも本物を求めていた

小さい頃から自分を偽り大衆にウケるようなキャラを作り自分自身すらも偽って生きてきたから

本物という物を否定しながらも1番求めていたのだ

そしてその自分の本心に気がついた時には失恋していたと彼女は俺に話してくれた

 

雪乃「元気になったわよ、貴方のお陰で姉さんとも分かり合えたし 今になっては仲良くやってるわ」

 

この姉妹の溝は物凄く深かった

妹の成長の為なら手段を選ばず

自分さえ嫌われてもいいと思うほどに雪乃の事を

溺愛する陽乃さん

 

憧れながらもコンプレックスを抱き続け

姉の事が嫌いな雪乃

 

この2人を分かりあわせるのは大変だった

 

八幡「そうか、なんか悪いな 俺のせいで色々引っ掻き回してしまって」

 

雪乃「いいのよ、私達が望んでなった事でしょ

姉さんは少し意外だったけど、由比ヶ浜さんのは覚悟していたわ…それに貴方とやっと通じ合えたのだから」

 

そんな恥ずかしい事をしれって言うなよ…

 

八幡「…そうだな」

 

沈黙が訪れた だが、気まずさなんてものはない

むしろこの沈黙が心地よいまでもある

 

雪乃「そんな事より小町さんをどうにか出来ないのかしら?あれだけ貴方と誰かをくっつけようとしていたのに、いざ恋人を作れば小町とお兄ちゃんの時間を奪わないで下さいって…」

 

まぁあいつも大概ブラコンだからな

特に雪乃と付き合い出してあんまり構って

上げなくなってしまったから寂しかったんだろ

 

八幡「すまんな…俺にはどうにも出来ん

俺のシスコンも大概だが、あいつのブラコンは

ちょっと度が過ぎてる」

 

そう、妹大好きな俺が少し引くくらいに

お兄ちゃん大好きっ子になってしまった

 

そうそう、言ってなかったが

小町は無事総武高に合格した

ついでに、か、川 川なんとかさんの弟も

あの頃はまだ雪乃さんと結衣さんと同じ学校に行ける!ってはしゃいでいたのに今になっては…

 

「お兄ちゃん!一緒にご飯食べよ!」

 

「お兄ちゃん!一緒に帰ろ!」

 

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」

 

学校ではいつもこんな感じになってしまった…

わざわざ3年のクラスまで来るなよ

周りからの視線が痛すぎる…

 

雪乃「そろそろ着くわね」

 

八幡「…そうだな」

 

電車に揺られて数十分

目的地に着いた

 

 




何となく試験中に暇つぶしで書いたSSを添削し
こちらに載せてみました

試験の合間に思いついた事をまとめて書いただけの作品なのでグダグダになるかもしれませんが
それでも良ければ次の話もご期待下さい
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