やはり俺が本物を求めるのは間違っているのかもしれない 作:ゼロ少佐
あれから雪乃を家まで送り自宅に帰った
もう時間は9時を超えており 体力もほとんど使い切ってしまった
「あれ、お兄ちゃん帰ってきたんだ」
妹よ家に帰ってきて開口一番その言葉とはお兄ちゃんは辛いぞ
「…ただいま 俺は泊まりに行くだなんて一言言ってないぞ」
「いやー雪乃さんと二人きりでディスティニーランド行くって聞いてたから 朝まで帰らないと思ってたよ あ!でも帰ってきてくれた方が小町的にはポイント高いよ!まだまだお兄ちゃん離れするつもりないしね!」
「そうか」
相変わらずのブラコンっぷりだな
俺が圧倒されてしまうとは
「雪乃さんと何かあったの?もしかして〜いい事でもあった?」ニヤニヤ
「べ、別に何もねーし」
「ゴミいちゃん、バレバレだよ」
なんで、こいつはこんなにも察しがいいんだ
「もしかしてキスでもした?」
え?なんで分かったんだ
「図星でしょ」
「あ、あぁ」
何こいつも俺の心読めるの?
雪乃に陽乃さんといい小町といい
俺にプライバシーなんてものは無いのか?
「お兄ちゃん雪乃さんの事を大切にしたいのは分かるけど 女の子をあまり待たせたらいけないよ」
そうだな…
「あぁ、それとお前雪乃が居ないところでは優しいんだな」
「そりゃあまぁ大切なお姉ちゃん候補ですから
でも小町とお兄ちゃんのラブラブタイムを邪魔されるのは嫌だけど」
ラブラブって…確かに周りから見たらそうなのかもしれないが兄妹なんだぞ
その後風呂に入りすぐ眠りについた
それから2日が経った
まだまだ外は寒いが
以前より少し暖かくなってきた
もうすぐGWが始まる頃だ
「ヒッキーやっはろー!」
元気な声が聞こえてきた
ピンク色の髪にお団子をつけた女の子がこちらに走ってきた。その豊満なものをたぷんたぷん揺らしながら…
「うす」
「ヒッキー今日部活行くでしょ?」
「あぁ」
「そっか、私も今日から復帰するね、もう私は平気だから」
その言葉とは裏腹に少し苦しそうな顔をしていた
「そうか、無理はするなよ」
「たはは、無理なんてしないよ 私ねゆきのんとヒッキーと3人で居る時間が好きだから だから戻るの」
そうかと俺は呟き歩き始めた
コイツは本当に強い子だ
振られた相手にもこうして仲良くしてくれて
その彼女とも上手くやっていこうとしているのだから
「由比ヶ浜、これからもよろしくな」
「うん!」
これで奉仕部の方は大丈夫だろう
今日にて
八幡「葉山、放課後少し時間取れるか?」
隼人「ヒキタニ君から話しかけてくるなんて珍しいな」
八幡「そうかもな、少し相談がある」
隼人「君が俺に?分かった時間作っとくよ」
八幡「すまんな」
遠くからハヤハチ来たー!とか聞こえるが聞かなかったことにしよう
戸塚「八幡、また無茶してるんじゃないの?」
葉山との話が終わり席に着くと戸塚がやってきた
戸塚わいい 癒される
八幡「無茶はしていない ありがとな戸塚」
戸塚「うん…困った時は僕をたよってね!友達なんだから」
八幡「あぁ」
友達か…もうボッチは名乗れないな
こんなにいい友達が居るんだから
放課後
隼人「やぁ、比企谷 話ってなんだい?」
放課後屋上に呼び出し二人きりで話をしている
由比ヶ浜には教室で待機してもらっている
八幡「用件は2つだ。1つは陽乃さんの連絡先を教えて欲しい」
その時ピクっと葉山の眉間が動いた
隼人「別に教えるのは構わないが、大丈夫なのかい?あまりあの人を頼ってたらろくな目に合わないよ」
そうかもしれない だけど俺はあの人の事を信頼はしている
八幡「そうかもな…だが今回はあの人の力を借りないといけないんだ」
隼人「…そうか、あまり無茶はするなよ」
葉山の目はどこか遠くを見ているようだった
隼人「もう1つは?」
八幡「用件と言うより報告だ 一応お前には言っておこうと思ってな」
八幡「俺と雪乃は3月の終わり頃から交際している」
隼人「っ、そうか…君は逃げなかったんだね」
八幡「あぁ」
隼人「それで、陽乃さんか。比企谷 雪ノ下は大変だぞ」
八幡「分かってる」
隼人「あの母親に何されるか…」
八幡「覚悟は出来ている」
隼人「そうか…それなら俺は応援するよ 君達の事」
八幡「サンキュ」
そうして葉山が屋上を出ていった
俺も由比ヶ浜に連絡をし屋上に出る
コンコン
「どうぞ」
「あら、八幡どうしたの?ノックなんてして」
「まぁ、少しな」
自分の席に座りバックから本を取り出す
「なんでドアを開けっぱにしているのかしら?」
「……」
「ちょっと、聞いているの?」
「すまん、もういいぞ」
雪乃はちょこんと首を傾げていた
「や、やっはろー!」
由比ヶ浜が部室に入ってきた
「ゆ、由比ヶ浜…さん」
雪乃は今にも泣きそうな顔をしていた
雪乃のそばに居き頭を撫でて
八幡「おかえり、由比ヶ浜」
結衣「うん!ただいま!ゆきのん!ヒッキー!」
彼女は涙を流しながらも元気に挨拶をし俺達に抱きついてきた
雪乃「おかえり…なさい由比ヶ浜さん」
気がついた時には雪乃も涙を流していた
どこか安心したような嬉しそうな顔をしていた