やはり俺が本物を求めるのは間違っているのかもしれない 作:ゼロ少佐
まずい…非常にまずい
何がまずいかって?
雪乃のお母さんに交際の件がバレてしまった
GW某日雪乃と2人でお出掛けしていた
朝雪乃のマンションに行き
昼前までゆったりしてご飯を食べ
昼過ぎからブラブラ買い物をしに行っていた
そう、それがまずかったのだ
たまたま何かの会合か何かで雪乃の母親が街に出ていたのだ、そして偶然見つかってしまい
そのまま雪ノ下家に連行されてしまった
ままのん「陽乃、出て来なさい」
ままのんはとある部屋の前で止まり陽乃さんを呼んだ
陽乃「なに?お母さん」
冷のドアが開くとそこにはTシャツに短パン姿の陽乃さんの姿があった
八幡「……」
陽乃「比企谷君!?どうしてここに居るの!!
それに雪乃ちゃんまで」
バタバタとしながらこちらに駆け寄ってきた
八幡「ははは…」
もう苦笑しか出なかった
その後応接室?みたいな所に連れていかれ
3人で話す事になってしまった
雪乃は違う部屋で待たされ俺と陽乃さんとままのんの3人だけになった
陽乃「えっと、これはどういう状況なのか説明してもらってもいいかな?」
陽乃さんが口を開いた
八幡「あ、はい」
ままのん「雪乃と楽しそうに手を繋いでデートしていたので連れてきました」
キリッとした顔で告げられた
陽乃「母さん…流石にそれはやり過ぎじゃないかな…」
陽乃さんがドン引きしている
そりゃそうだ俺も未だに何が何だか分かっていないのだから
ままのん「いいえ、これは必要な事です
それに貴方も無関係じゃ無いんでしょ?」
ビクッと肩が震えていた
陽乃「なんの事かな 確かに私は彼に恋していたけど、雪乃ちゃんとの交際に関しては私は何もしていないわよ」
そう、交際には何も関係していない
その前の依存の関係は壊したけど
ままのん「貴方も比企谷さんの事が好きだったの?」
陽乃「えぇ、彼は他の人にはない優れているものを持っていたから 私は惹かれたの」
ままのん「それは一体何かしら?」
陽乃「普通では思いつかない 斜め下からの考えかた
それに見ず知らずの人すらも助けたり
自分の身を犠牲にしてまで人を救済する程の
優しさ それを実行する行動力」
陽乃「それと1番面白いのが私を一目見ただけで私の本心を見抜いた洞察力かな」
ままのん「あなたにそこまで言わせるなんて
初めてじゃないかしら?」
陽乃「そうね、だって私の初恋の相手だもの」
初恋という言葉がグサッと来る
陽乃さんの初恋は誰にも気づかれずに終わってしまったのだから
ままのん「では、比企谷さん貴方に質問します
雪ノ下の為に何が出来ますか?」
雪ノ下の為…かまだまだ計画段階で
何も完成どころか 手をつけてない計画なのだが
言うしかないか
八幡「…そうですね、俺自身が何が出来るかは分かりませんが 雪ノ下の為になるアイディアなら出せますよ」
ままのん「続けて」
八幡「俺が今計画しているアプリがあるんですが
それのお話をします」
八幡「建設に関して過去のデータや顧客データ
その他にも色々な膨大なデータをファイルサーバで取り扱っていますよね」
ままのん「えぇ」
八幡「それをクラウドサービスを利用し
とあるアプリを開発 そして相手先での突発的に必要になったデータの取り出しを簡略化させようと思っています。その他にもこれからブレインストーミングし、そこから先に進んだらブレーンストーミングし 最終的に形が決まればロジカルシンキングして行こうと思っています」
八幡「使う開発環境はIaasSを考えております
そして、雪ノ下建設でのみ使うとするならばプライベートクラウドの利用も考えております
もし開発する人材が居ないのであればアウトソーシングすればいいと思っています」
言い切った 今だせる俺の切り札だ
ままのん「面白いわね、だけれどわざわざクラウドに乗り換える必要はあるのかしら?」
八幡「そうですね、強いてあげるなら業務の効率化ですかね」
ままのん「ふふ、気に入ったわ雪乃との交際を認めましょう」
八幡「い、良いんですか?」
ままのん「今の話が私達の利益になるかは分からないけれど そこまで考えてくれているのなら話は別よ
それと貴方には大学を卒業したら雪ノ下建設に就職してもらうわ」
八幡「はい」
そういい、大魔王さ去って行った
八幡「ふぅ…疲れた…」
陽乃「ひ、比企谷君…何処でそんな言葉覚えたの?アウトソーシングとかブレーンストーミングとかは分かるけど、クラウド技術とか勉強してないと分からないわよね」
八幡「えぇ、雪ノ下家の為に何ができるか考えました
そこで思いついたのがこれだったんですよ
そこから勉強しながら計画して 徐々に温めて来ていたんですよ まさかこんなに早く使わなければならなくなるとは思っていませんでしたが」
陽乃「でも。それって」
八幡「十中八九雪ノ下に縛られますね」
陽乃「君は…本当に変わらないね…でも今回は面白がれないや」
八幡「まぁ、仕方ないですよ」
その後雪乃が部屋にやってきたのだが
何か顔を抑えていた
八幡「どうしたんだ?」
雪乃「い、いえ あ、あまりにも可笑しか…ったから」フルフル
八幡「な、何が?」
雪乃「貴方、玉縄ってたわよ」プププ
は?玉縄ってた?…玉縄ってだと!?
八幡「まじ?」
雪乃「えぇw腕回してたわよ」ピクピク
マジか、無意識だったわ
雪乃「一応、録画取っておいたから 今度一色さんや由比ヶ浜さんでも呼んで見ましょう」クスクス
八幡「やめろ!いややめてください!アイデンティティクライシスしちゃうから!」
陽乃「ぷぷっ 比企谷君意識高い系になってるわよ」
雪乃「ご、ゴメンなさい も、もう抑えられないわ」
そこから雪ノ下姉妹に大笑いされた
ぁぁぁあああ!やめてくれぇえ!
こうして八幡の黒歴史が1つ増えたのであった