Super SASS ゲーガー 遭遇戦
「な、、ぁ!?」
ゲーガーが驚愕の声を上げる。
自身の繰り出した一撃、タイミングも速度も完璧で確実に眼前の
ゲーガーは慌てる事なく直進させていたエネルギー刃の軌道を止めそのまま下に向けて振り下ろそうとしたのだが、Super SASSが右足を勢いよく振り上げて武装の
直後にゲーガーの網膜に警告ダイアログが立ち上がり、武装のエネルギーが枯渇した事を告げる。
エネルギー刃が消滅、最早ただの棒切れ同然となった武装にナイフを捨てたSuper SASSの右手が迫った。
「このっ!?」
ゲーガーはSuper SASSが自身の武器を掴もうとしているのを悟って逆に組み付こうと身を乗り出したが、Super SASSの左手に握られていた
「ぎ ぁ !?」
ゲーガーの身体に発砲音が響く度、凄まじい衝撃と激痛が走る。
最初の一撃は右の脇腹に、次に腹部と左足の太腿へと直撃した
は彼女の着込んでいた防弾衣と彼女自身の防御力の高さもあって貫通する事は無かったが、逆にそれが仇となった。
至近距離で放たれたハンドガン最強を誇る大口径弾の衝撃力を存分に味わうこととなったゲーガーは、碌に受け身も取れず地面に激突した。
Super SASS
ゲーガーに弾を撃ち込んだ直後、Super SASSは立ち上がるやハンドガンをゲーガーのいる方向へと構える。
「、、、。」
驚くことにゲーガーの姿は無かった、ただ地面に転がった跡と森の奥へと向かう足跡だけが残されていた。
Super SASSは即座に追跡を開始したが直撃こそ免れたものの、至近距離で浴びたエネルギー刃の熱で生体部品に幾らかの損傷、特に右足に重度の火傷を負ってしまった為に走る事が出来ず、半ば足を引き摺るようにして足跡を辿ってゲーガーを追った。
ゲーガー
「ふっ、、、、ぅっ、、、。」
地面に投げ出された直後、ゲーガーは痛覚をカットして即座に立ち上り駆け出したが左足の太腿への被弾が祟って思うように歩けず、何度か木にぶつかったり蹴躓いたりしながらも何とか離脱しようとしていた。
「しつ、、、こいっ!」
草を掻き分け、雪を踏む音が背後から近づいて来る。
解決策を導き出そうと演算を行おうとして、自己診断AIからひっきりなしに送られてくる情報が邪魔をする。
網膜を通し表示され続ける損傷率、機体を駆動させるのに必要なエネルギー残量に先程の戦闘の影響で更に増えたシステムエラー。
煩わしいそれらを纏めて遮断して進んだ先に見えた人影を見て一瞬警戒したが、それが
「おい、こっちだ!」
ブルートもゲーガーに気づいて駆け出してきた。
漸く会えた味方、目立った損傷も無いようで軽やかな足取りでやって来るブルートに勝機を見出したゲーガーは即座に作戦を組み立てる。
「グリフィンの人形が一体こっちに来る、お前に前衛をっうぁ!?」
ブルートの正面、ゲーガーからは自身の背後に振り返りつつ状況を説明しようとしていきなり組み付かれ、押し倒された上に武器を取り上げられてしまう。
「何のつもりっ、離せっ!」
ブルートの腹部を蹴り付けて引き剥がしたが、ブルートはタイミングを合わせて飛び退いた為大したダメージも無く、着地するや奪った武器を後ろに放り投げ即座にゲーガー目掛けて飛びかかった。
「ちぃっ!」
ゲーガーは身を捻って躱し、自身の身体があった位置に着地したブルートの側頭部目掛けて肘打ちを打ち込む。
「っあぅ!?」
側頭部への攻撃で仰け反るブルートに追撃を食らわせようとしたゲーガーだったが、再び追いついたSuper SASSに拳を掴まれて押さえ込まれる。
「離せっ、離せぇっ!!!」
ブルートとSuper SASSに組み敷かれながらも抵抗するゲーガー、そこへ新たに現れた一体の人形と目が合う。
白を基調とした服
灰銀色の長髪
スラリとした長身
その人形、ゲパードM1は笑っていた
熱病に浮かされたように頰を上気させ
蕩けた琥珀色の瞳でゲーガーを見つめていた
み つ け た
ゲーガーは言い様のない恐怖に襲われながらも確信した。
コイツだと、この人形こそが私を誘き出した張本人だと。
何とかして自身を押さえつける2体の人形を押し退けようと、再度力任せに暴れようとしたゲーガーだったが、自身の側に歩み寄ってきたゲパードがポーチから取り出した無針型の注射器を首に打ち込まれた瞬間大きく仰け反り、程なく脱力して動かなくなった。
戦闘は終わったけど、、、この後の展開がガガガ!?