murder bird機内 ゲーガー
作戦区域からアヴァロンへ向かうヘリの中、ゲーガーはゲパードM1によってあの日デストロイヤーに何があったのかを見せられていた。
ゲパードの主観からであろう景色、廃棄された都市の中を歩く彼女は突如響いてきた怒鳴り声に導かれ、かつてこの都市の住人達の憩いの場であったであろう草木が伸び放題の公園へと辿り着いた。
「ふざけんじゃないわよ!」
木の陰から覗き込むゲパードM1の視線の先、空中を漂うドローンに怒鳴りつける少女の後ろ姿。
(デストロイヤー!)
ゲーガーがデストロイヤーを認識した瞬間、映像にノイズが走り、ゲパードの視界一杯に警告ダイアログが立ち上がる。
(な、にが、、一体、どうなって、、、。)
「もういい!こうなったら自爆「いいのかしらぁ?安易に自爆なんてしちゃって。」っ!?」
ゲパードに何らかの異常が起こり、ゲーガーは揺らぐ視界の中で混乱しながらもデストロイヤーの通信相手の声をハッキリと聞いた。
「端末操作に四苦八苦してあの"出来損ない"と宜しくやる時間が少なくなっちゃうから助けてって泣きついてきたあなたの"バックアップを含めた全部"を代わりにしてあげてたのは誰かしらねぇ?」
「あんた、、まさか、、、!」
何故?
「そういうわけだから、頑張んなさいな。」
何故だ、、、。
(ドリー、マー、、!?)
ゲパードが歩き出す
「あぁそうそう。」
自らの口に取り出した錠剤を含む
「デストロイヤー。」
音も立てずに近寄り
「何よ、、、?」
ゲパードの手が伸びる
「こわぁいお姉さんには気をつけなさいよ?」
「、、、は?」
デストロイヤーの肩を掴んで
「なっ!?」
強引に振り向かせて
「あんた、ムグゥっ!?」
デストロイヤーの唇に自身の唇を重ねる
「っ、むぅぅ!う!?ーっ!」
目を白黒させ暴れるデストロイヤーを抱き竦めて拘束し、重ねた唇を自身の舌でこじ開けて錠剤を喉奥へと捩じ込んで強引に飲ませる。
「っは、ぁ 。」
デストロイヤーの体がゲパードに寄りかかり、崩折れる。
「あら、中々にお熱いことですわね。」
ドリーマーの操るドローンなど気にする素振りすら見せず、倒れゆくデストロイヤーの体を支え、ゆっくりと地面へと横たえる。
「な ん 。」
ゲパードは端末を取り出し、力なく横たわるデストロイヤーの首にある接続端子を見つけ、端末から伸びるコードを差し込む。
「あ ぇ ぁ ?」
暫くしてコードを抜き取ると、デストロイヤーの体を抱え上げる。
「残念ゲームオーバー♪さようなら、私の可愛い人形ちゃん。」
ゲパードはドローンから背を向けて歩き出し、そこで映像は途切れた。
難しい、、、。