403 Forbidden   作:装甲歩兵

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申し訳ありません。色々忙しくて中々投稿できませんでした

グロ注意です、苦手な方はご注意を。


新型戦術人形 テスト

S05地区近郊 テロリスト拠点

 

その日Super SASSはアヴァロンに配属された最新型戦術人形の実戦テストに支援として参加、アヴァロンから遠く離れた山岳地帯にある遺跡に巣食うテロリスト集団の掃討にあたっていた。

 

Super SASS

 

「司令部、配置に着きました。」

 

豪雨の中、生い茂る木々や険しい斜面を縫うように移動し、河岸の林に身を潜めると荒れ狂う大河を挟んで向こう岸、川沿いの崖をくり抜いて作られた建造物。

目標の根城たる遺跡と入り口に立つ歩哨3人を確認して作戦本部へと通信を入れる。

 

《了解、待機せよ。》

 

本部からの返信を聴きつつ自身のライフルを構え、地面に伏せる。

今回の主役たる新型機のサポートに徹する事に集中するべくシステムを戦闘モードへと切り替えていった。

 

 

同時刻 遺跡入り口

 

豪雨の中歩哨として立たされている3人のテロリスト達の気分は最悪だった。

滝の様に降り注ぐ雨に吹き荒れる風、この遺跡の目前に沿って流れる大河の濁流が小規模な波となって時折自分達で築いた遺跡入り口前の広場の護岸を飛び越えて降り掛かってくるのだから堪らない。

 

「あぁクソ、寒いったらありゃしない!」

 

見張りの1人が思わず愚痴をこぼしたが、他の2人には地面を打ち据える雨音で聞こえなかったらしい。

 

普段なら割と簡単な仕事で、実際対岸と遺跡から出てすぐ右にある車一台分が通れる程度の緩やかな坂道に気を配るだけで良いのだがこうなると川の水にも気をつけなければならない。

護岸しているとはいえ柵など無いのだ、飛び越えて来る波に足を取られ流されればタダでは済まないのだから。

雨のせいで煙草も吹かせられずイライラとしながら一緒に立たされている憐れな同僚2人に声を掛けようとした瞬間、文字通り脳天から凄まじい衝撃を受けて男の意識は途絶えた。

 

JS9

 

彼女にとって今日は初めての実戦、緊張してはいたがシュチュエーションは最高といっても過言ではなかった。

豪雨のおかげで視界は狭く、生い茂る木々故に隠れ場所には事欠かない。

遺跡入り口以外の外周部を巡回する見張りに悟られる事なく入り口直上に辿り着くや丈夫な木の幹にロープを巻きつけ、自身の銃のスリングを調整して背中回し、ずり落ちない様にしっかりと固定、腰のベルトに付いているカラビナにロープを通す、最後にロープの先端が自分より先に下へ落ちない様に巻いて左手でしっかりと握るとゆっくり崖を伝って降りながら見張りの装備を観察する。

直下の男はベースボールキャップにポンチョ姿で、ポンチョにアーマー特有の角張ったりこんもりとした膨らみが見られずそもそも着ていないかSPが身につけている様なプレートだけを仕込んだ簡易型だろうとあたりをつける、手にはMP5を持っているのを確認し視線を隣の歩哨にずらす。

隣の歩哨も軽装らしいところは最初の歩哨と同じだがソードオフショットガンを手にしていた、ショットガンを見た時最初に排除すべきかと思案したが丁度肩に掛けようとスリングを手繰っているところを見るや彼女の中での脅威度は最下位になった。

最後の1人は手に持ったアサルトライフル 、M4に掛かった泥水を手持ちのタオルで拭っていた。

 

(ホント、怖いくらいに"ツキ"が来てる。)

 

対岸のSuper SASSに近接で仕留める旨を通信で伝えもう一度周囲を確認し、すぐ側の崖の窪みにあった大きな石を見つけて手に取ると自身を留めるロープをカラビナから器用に外す。

JS9はショットガン持ちが銃を肩に掛け、ポケットの中から何かを取り出そうとポンチョの中に両手を潜り込ませ、M4を持った歩哨は銃本体部分にこびり付いて中々落ちない汚れを本格的に落とそうと暴発しないように銃のセレクターをセーフティへ変えた瞬間ロープから手を離して急降下。

真下に居たMP5持ちの脳天に手に取っていた人間の頭程ある石で思い切り殴り付けた。

落下の速度と真上から振り下ろされた石、自身の重量からくる強烈な一撃で頭蓋の砕ける感触を感じながら倒れ行く歩哨の体をクッション代わりにして着地、しゃがんだ状態のまま即座に隣にいたショットガン持ちの両脚を外骨格の付いた左足の蹴りで刈り上げて倒す。

外骨格の力も合わさってショットガン持ちの体はその場でバク転でもしたかの様に宙返りし、頭から地面に叩きつけられて沈黙した。

最後のM4持ちはいきなりの事に理解が追いつかず、呆けた顔でこちらを見ている間に飛び掛かり、素早く口を片手で掴んで塞ぎ、M4持ちの足を自身の足で引っ掛けて地面に叩きつける様に押し倒す。

ことここにきて漸く今の状況を理解して暴れようとするが時すでに遅く、JS9は素早くもう片方の手で抜いたナイフを首に突き込み傷口を抉りあげる。

M4持ちが白目を剥いて事切れるのを確認して手を離し、ショットガン持ちを見る。

生きていたようだが少し呻いているだけで起き上がる気配はなかった。

JS9は昏倒したショットガン持ちから視線を外し、死体二つから装備を確認、手榴弾を取れるだけ確保し持参したポーチにしまい込むと、素早く死体を濁流に投げ込み、ショットガン持ちの襟首を掴んで入り口から見えない場所まで引き摺ると仰向けに寝かせ、馬乗りになった。

 

Super SASS

 

ライフルを構え、JS9が敵と交戦に入った瞬間いつでも撃てる様に引き金を軽く引き、スコープ越しに彼女の戦いを見ていた。

彼女が敵を全て素早く仕留めるのを確認すると照準を入り口に向ける。

 

「入り口に敵の気配無し、クリアです。」

 

JS9からの了解と言う返事を聴きながら入り口以外にも照準を向けるが特に異常は無く、再び照準をJS9の側の入り口付近に戻す頃には彼女は十分な情報を得たのだろう。

スコープ越しに見えるJS9は虫の息の歩哨に微笑みかけると両手を歩哨の頭部に添え、即座にへし折り肩に掛けていたショットガンを手に持つと死体を担いで川へ持って行き、濁流の中へと放り投げるや遺跡の入り口へと入って行った。

 

 

それから1時間としないうちに遺跡は大爆発を起こし、その区域から一機のヘリが2人の少女を回収して悠然と飛び去っていった。

 

アヴァロンに正式に配属されたJS9は、基本的に単独で各S地区を回る事になる。

与えられた任務は遊撃、諜報、破壊工作と様々であったが、嬉々として戦地へと赴き常に優秀な戦果を挙げ続ける事になる。

 

 




JS9を投入、ダミー無し、必要ならば自身の銃以外も躊躇うことなく利用して敵を倒し、卑劣な手段も涼しい顔で行う。
因みにラッキーガール(自分限定、他者に影響無し
コールサインはゴブリン
お気に入りの武器は自分の銃以外だとM320グレネードランチャー
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