戦術人形と共に   作:ネコの化身

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王子前線で気が狂ってました。スキンはすべて揃えましたけどね!
トンプソン姉貴は至高たる存在がゆえに…
今回はそのスキンストーリーのそのあと的なことを書こうかなと オリジナルで
拙いですがゆっくりお読みください。てか他の人も自分の推し人形のスキンストーリー後日譚皆も供給してほしい とりあえず今回のお話はこの本編いつかのお話になるかなって

てか「服にかんしての知識低いからこれでいいかわからないけど


超番外 後日譚1

こんな世の中でも街の中は雑踏であふれかえっている、聞こえてくるのは子供の声やカップルの話声またはどこからや泣き声や怒号までちらほら聞こえてくる気がする。

 

賑わいであふれかえってる中、私は待ち人が来るのを電柱のしたで待っていた

正直言って人込みは慣れないものだ、気が散ってしまう注意力が散漫してしまう

濁流のように人が行ったり来たりしている

 

「よぉ、ボス待たせたな」

 

少しその光景に嫌になっていると救いにも思えそうな声が聞こえる

 

「あー…待たせたのは悪かったと思うがなんかあったのか?」

 

赤のトレンチコートを着た女性は気まずそうにこちらに聞いてくる、別に君のせいでもないけどな

 

「何もないけど、こーゆう場所は落ち着かないだけさ、やっぱりね」

 

「そ、そうか、てっきり勘違いしたぜ…」

 

気まずそうにしてた顔がパッと明るくなりいつもの笑顔に変わる、やっぱり待たせたことが悪いと感じていたのだろう、そう思うとこちらも自然に笑みがこぼれる

 

「ん?なんかおかしかったか?」

 

「いや、別にね。ところでその服装か、とても似合ってるよ」

 

「ボスが前に着た時もほめてくれたからな、今回もこれにしたんだ」

 

女性の恰好は赤のトレンチコートにハイウエストパンツとストライプのワイシャツに黒のヒール 可愛いというよりはカッコよさにあふれている装いである、顔の良さもあってか普通にそこら辺の女性でも惹かれてしまうのではないかと思う、現に周りを見れば男女問わずに見惚れてるものやなんやらがちらほらといる

 

「なんか凄いよ、お前は」

 

「?…何のことかわからないが…ボスもかっこいいぜ」

 

「誉め言葉どうも、それよりボス呼びは今ここではいいんじゃないか?二人きりだし」

 

「それはそうなんだが…なんて言うか…なれないと言うか気恥しくてな…」

 

タハハと罰が悪そうに笑う、いやなんかあざといなそういうの…

 

「あざといぞ、トンプソン」

 

「ボッ…んんっ!アルマ、それはどういう意味だ?」

 

「何でもないさ、ほら行こう、時間が過ぎるぞ」

 

今回トンプソンと二人で来た理由はほかでもなく前回のリベンジともいえるものである

オペラ鑑賞に誘われて初めてのことで少しうきうきしてたが最悪なことに襲撃にあい散々な目にあった、トンプソンや他の人形たちでなんとか収めることはできたが楽しみにしていた身としては襲撃犯をぶちのめしたやりたいっとは思っていた、まぁ立場的な問題もあるためにその気持ちはおさえた、トンプソンとその事件の対応していると彼女はオペラ鑑賞が好きなようで私と同じように残念がっていた、そこでまた後で見に行こうって誘い今この状況に至るわけである

 

「アルマは約束を覚えていてくれたんだな」

 

「忘れるわけないだろう、もしかすると忘れてるって思わせたか?」

 

「いや、そうじゃない、ここ最近はあれの対応と捜索で忙しいってのは知ってたからな、でもこうして来てくれるのは嬉しいものさ」

 

「今回の機会もマリーが用意してくれたからな、チケットもな、いったいどんな手を使ったかは知らんけどな…」

 

「確かに、それには同感だ」

 

話をしながら歩いていくとあっという間に劇場に着いた、前に襲撃された場所だがあれから時間もたっているし修復も終わっていて前よりも豪華になってる気はする

 

開園三十分前十分すぎるほどに余裕であった、受付に行き席の確認をすましに行く

確認をした結果 凄い特等席らしいとのことがわかった、マリーはどうやって手に入れた?

 

「どうだった?」

 

「うん、特等席だよ…これは…」

 

「ほんとに謎だな、あの子は」

 

「まぁいい楽しもうか、劇をさ」

 

やっとこさゆっくりと見れる嬉しさに馳せながら二人で劇場に入っていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんなの初めてだったがとてもよかったな」

 

「初めてでそういってくれるのはなんかこっちが嬉しくなりそうだよ」

 

「オペラ見に行くのも悪くないな」

 

ほんとにそう思えた、劇の内容はある男がある女性を好きになる、そして女性はその男が良い人だとは思うが恋愛対象としては見てないらしい。そこにある商売人が魔法の薬を売りに来て女生との恋を実らせようと考える 男性はそれを買うために兵士にまでなり金を取りやっと買う、女性は男性のその一途な心に動かされ二人は結ばれハッピーエンドというものらしい

 

 

「なぁ、アルマ、人と人形にも一途な愛はあるのかね…」

 

「すげぇ藪から棒にだな、いきなりどうした?」

 

「いや、いつも一人で見てる時は気にしてないが今回は二人きりだからな…」

 

いつも通りの雰囲気を出しながら言ってるが少しおかしいなと感じる

 

「私も変わったな、別に道具扱いでもなんでもよかったが今までアンタと一緒にいるうちに変わっていくと実感してる。」

 

「良いことじゃないか、なんか大変なのか?」

 

「変わることに良いこともあるが悪いこともある、不安も恐怖も感じてしまう、いくらバックアップが取れるからと言っても今の私ではない、今の私が良いんだ、アルマと共に歩んで生きた私が。」

 

「それが思ってることか?」

 

問いただすと何も言わず静かにうなずくトンプソン

 

「あー…まぁうまくは言えないがなんだろうな私はお前が好きだぞ?嘘も偽りもなくその為にお前にあれも渡したろ?あともしかするとだが私が人形といつまでもでなくて人と結婚してしまうとか思ってる?」

 

「ッ!!……あぁ少しそう思っていた、誓約の指輪を貰って嬉しかった、しかしその反面そうも思ってしまってたさ…」

 

「やっぱりね……私は別に他の人と結婚なんて考えるもわけないだろ、周りから見ればおかしいやつだなんて思えるけどさ。そう言われても私は私だしトンプソンの事が好きだよ、愛してる。この気持ちは変わらないし、一生守ってくつもりだな、お前の事を」

 

頭をわしゃわしゃと撫でる、我ながら愛してるなんてちょっと恥ずかしくなって誤魔化すために

 

「……あんたは不器用でまっすぐだな相変わらず」

 

「そうか?それしか取り柄がないよ、私は」

 

「だがその言葉をきいて安心できるよ、守ってくれよ私の王子様。なんてな」

 

いつもと変わらない笑顔だけどそれがいつも以上に眩しく見えてしまう。

 

「そういうの卑怯だな…ドキッとした」

 

「ハハッ可愛いな、さぁーて帰って皆とゆっくりしようじゃないか、」

 

「その前にお土産だ、MG5とRFBとコンテンダーVector…その他にもお土産頼まれてる」

 

「大変だな、手伝うぜ、アルマ」

 

そういい二人は並んで歩き始める、その二人を夕焼けの光は優しく包み込みながらまるで彼らの今の幸せを祝福するかのように

 




トンプソン姉貴への愛が爆発した結果こんな後日譚に…まぁいいよね!自己満足だからね!

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