戦術人形と共に   作:ネコの化身

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新たなる場所で新たなる戦い 指揮官は何を思うのだろうか?…





   と。なんかそれっぽいこと言えば雰囲気あるじゃろ?と心の中の自分がささやきかける。第五話?プロローグ的なのはこれでおしまい これからも楽しく意味わかんなくかくぞうぉ!(くそ野郎)


初任務 厄介者?

やぁ。私はアルマ。最近新しく指揮官になったというかやらされた?といえば正しいのだろうか…とりあえず新人指揮官として頑張り始めた…だが

 

 

 

「…暇すぎる…」

 

執務机に突っ伏しながら私は独り言を呟く。とにかく暇なのだ 新しく着任して三日特に何の指令もなくただ基地ですごす。不完全燃焼感がたまらなく来る。

 

「確かに暇だな。暇と言ってもボス。書類仕事ならあるぞ?」

 

不意に聞こえた声にハッとして身体を起こす 今の独り言を聞かれた恥ずかしさと驚きであわててしまった

 

「なんだ…トンプソンか…言われなくてもわかってるよ…書類があるのはさー…」

 

「わかってるなら今はそれを頑張らないとな」

 

「そうは言っても身体を動かさないとつらい気がするんだよ…あっトンプソン身体の調子はどう?ほかのみんなも変わりない?」

 

「身体?なんともないぜ。変えた影響は特にないさ異常なしだ。みんなもな」

 

そういわれ内心ほっとした。三日前にぺルシカのところで色々いじくったばかりだからだ。色々とはなんだと説明を求められても大体はわからない。見てないからな外で待ってたしわかってるのは私が頼んだ人に対してのセーフティを解除させたこと待ってる間もそこそこ時間があったからもしかすると何かしら別の場所もいじくってる可能性も考えたから。

 

「MG5も暇そうにしていたぜ?ボスと同じだな あいつは」

 

クックッと笑いをこらえながら言う それに対してそうだよなぁ…と思うこの三日間MG5には命令はあるかと迫られていた 特に何もないと伝えると少し不満顔ばかりしていたからだ、その不満を晴らすかのようにMG5は訓練とかで発散してるらしいとダネルから聞いた。ダネルもそれを察してか共に訓練とかして付き合ってるらしい。感謝しかない。

グリズリーとRFBは一緒にゲームしながら気楽に過ごしてるらしい

 

「ハァ…マージで何でもいいから身体を動かしたいもんだよ…」

 

「まぁ私もそれには少し同意だな…戦術人形としてもな」

 

二人して軽めのため息をついたところに電子音が響く

なんだなんだと思いながらポケットに入れてる通信機を取り出し応じる

 

「はいはーい。こちらs09地区担当指揮官アルマでーす」

 

暇すぎるゆえに適当な感じで応じると。そこから聞こえるのは聞き覚えのある声

 

『やぁアルマ。すごい暇そうだな。元気してるか?』

 

「元気もないもただ暇なだけさ。それにこれが私の上官だったら今頃応答に対しての説教が来てたよ」

 

『全くだ』

 

通信越しに軽快な笑い声が聞こえる

 

「で。何の用だよ。ルーファス?」

 

ルーファスと呼ばれた通信越しに呼ばれた男はすぐに笑いを治め真剣な声を出す

 

「用もなにも二人の遺体の事だ。二人と言っても一人は跡形もないが…」

 

「頼んだようにちゃんと弔ってくれたか?…」

 

「あぁ…綺麗におくってやったさ…」

 

つい先日私はレイラさんの遺体を軍の方に送った。クルーガーはグリフィンでも弔ってくれるといったがそれは断った。私が最後くらいは良い場所で送ってやりたいがためにルーファスに連絡を入れて弔うように頼んだからだ

 

『…それにしてもお前がグリフィンに着くとはな…』

 

「あぁ自分でも驚くさ…」

 

『……復讐か?』

 

「…そんなことないよ…復讐しても意味ないしな…」

 

復讐 確かに考えたこともあった 病室にいる間そのことばかり

二人も奪った忌々しき鉄血人形どものことも……けど

 

「二人はそんなことしても喜んでくれるかわからないしな」

 

『そうか…それにしてもDISPOSAL部隊なんてよく言ったものだよ…軍の馬鹿どもはさ…』

 

「良いんだ別に今更。それより用はそれだけか?他にもあるのか?」

 

『あっそうそう』

 

先ほどの暗い雰囲気とは一転代わり思い出したかのように告げる

 

『彼女。お前の基地に行くらしいぞ?』

 

「は?」

 

『そっちの上司とは話をつけてたらしいから明日のでも来るんじゃねぇか?要はそれだけそれじゃまたな!』

 

「あっおいまてどういうこと…切りやがった…」

 

文句を言うより先に切られた 逃げやがったなあいつめ…

 

通信が終わったことに気づいたトンプソンが声をかけてくる

 

「終わったか?何の話して…なんだボスその顔…」

 

「いや…何でもない…」

 

任務より面倒ごとが来るとなると憂鬱な気持ちになってしまう…畜生ルーファスめ…

あいつ私がぺルシカと会ったこと少し根にもってやがるな…自分が最もあこがれてる人物に会ったことに対して

とりあえず備えよう。面倒ごとに対して

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日朝日が昇り始めた時に私達はヘリポートで出迎えようと待機してた。あの通信の後ルーファスから朝早く来るらしいぞぉ~とふざけたメールが来た。あとでぶん殴りたい。トンプソン達も一緒に待機させていた。これからくるめんどくさいやつの為に…

 

「ねぇ~アルマぁ~…こんな朝早くになんなのー?…眠いんだけど~…」

 

「ごめんってRFB。こっちもめんどくさくてな…ほんとは嫌なんだが」

 

RFBはぶーと拗ねながら言ってくるがすまない。一応仕事みたいなものだし…トンプソンも眠たそうな顔をしている

他三人はビシッと決まっていてスゲーなぁと思う。

 

ほーんとまじで来るのかぁと現実逃避したくなったがその思いもむなしく空から駆動音が聞こえ始める

来たよ…あのヘリあのまま素通りしてくんないかな…

 

ヘリはそのまま目の前に着陸やかましく鳴り響いてた音も消え。後ろのハッチが開きそこからめんどくさいものが下りてくる

 

めんどくさいものは私を見るや否や飛び切りの笑顔で手をぶんぶん振っている

「なぁボスめんどくさいってのはあれか?…凄い笑顔なんだが…」

そういいながらトンプソンは耳打ちしてくる。まったくもってその通りだと私は静かにうなずく

 

「兄さん!久しぶりです!来ちゃいました!」

 

目の前で来ると元気よく声を出す女。普通の男ならこんな可愛い女の子にこう言われたらいちころではないかと思うが私に限ってはうんざりするものだ

 

「なんでここまで来たんだ。マリー…」

 

「なんでって兄さんがグリフィンに言ったと聞いていてもたってもいられなかったからです!」

 

いてもたってもって…しかもマリーの服装…その赤いコート…まさか

最悪な考えをもちながら訝しげにジロジロ見るとそれに気づいたマリーが説明をし始める

 

「気づきましたか?私グリフィンに入ることにしました!それと兄さんの部下というかたちで!」

 

「…はい?」

 

もう何言ってるかわからんがいった本人はニコニコしながら言うもんでもうより一層わけわからん

 

「マリー…久しぶりに会ってはしゃぐのは良いがちゃんと自己紹介はしろ」

 

マリーのはしゃぎっぷりで気づかなったが後ろにはへリアンが立っていた

 

「へリアンさん…どういうことですか?…」

やっとの思いで絞り出した言葉はなぜこうなったかの説明を求める質問だった

 

「いや…そのだな…まてアルマ凄い顔になってるぞ…」

 

「そうもなりますよ…」

 

「そこのマリーさんは軍からのコネみたいなものでこちらに来たようなものだ…君の友達と言ってたルーファスからの推薦みたいな感じだと私は聞かされていてな…」

 

オーケーオーケーそこまで聞けば分かったくそったれな正規軍ならともかくルーファスが絡むならあいつはまじでぶっ飛ばす

 

話している間にマリーはグリズリーやRFBと話していた変わらず笑顔でMG5とダネルにいたってはあの勢いに押されているように見えた。トンプソンは?と思うといつの間にはこちらの近くに来ていた

お前もあの勢いに負けたのかお前も…

 

「ところでアルマ。彼女は…」

 

「え。あぁ車椅子が気になります?彼女生まれつきかあぁなんでね…」

 

「それもそうだが…彼女はヘリの中でもそうだが…ずっと笑顔だった、どんな話をしていても…」

 

「あぁそうですよね、さすがに不気味に思えますか?」

 

「そうじゃないのだが…」

 

へリアンさんが不気味ではないと否定はしているがそう思えるのは納得する。マリーはなぜか笑顔を絶やさないどんなことがあろうともだ…なぜかなんて兄さんと言われてた私に聞きに来るものは多かったが私にも知らない

何があったかなんて自分の過去すらわからないのに他人のものなんてわかるものか

 

「あながちその疑問は間違いんじゃないんでそう思ってもいいですよ。彼女そう思われても気にせずぐいぐい来るので…ま。そこだけ見ればこのご時世いいもんじゃないですか…」

 

「そうか。なら君に任せる。一応試験も受けさせたが文句なしだった」

 

「でしょうね、私の為ならなんでもしますから彼女」

 

「兄思いなんだな。彼女」

 

「冗談を。ストーカーレベルじゃないですか」

 

「ボス…その言い方はないだろう…」

 

そういいながらトンプソンからお叱りを受けた…ま 今のは言いすぎた すまない

見るとマリーはRFBと凄いはしゃぎまくってる MG5がそのはしゃぎっぷりにたじろいでいやがる。グリズリーとダネルは微笑ましくその様子をうかがってる。止めてあげなよ…

 

「さて…わざわざここに来たのは彼女を送るだけではない。任務の通達だ」

 

その言葉に先ほどのくそみたいな思いは消え去り嬉しさがこみ上げるが子供ではないのではしゃぐわけにもいかない。一応上に立つものだし

 

「任務というのはある人形部隊の捜索及び保護だ。ある場所で行方不明になった。この人形たちはある情報を持っていて重要だと判断が下された」

 

「重要な任務承りました。へリアンさん」

 

「あぁ任せたぞ。それと彼女のことをよろしく頼む…」

 

「わかりましたよ。諦めて面倒見ます…」

 

その言葉を聞きへリアンはヘリに乗り込み。足早と飛び去って行った。敬礼も添えて

 

「忙しい人なことで…」

 

「そうだな…あ。ボスとりあえず任務来たんだろ。どんなだ?」

 

「行方不明の捜索保護だとさ…」

 

「何?そんな簡単なものか?拍子抜けだな…」

 

「わからないよ。何か起きそうな気はするけど…」

 

何事にもイレギュラーはある。当たり前の事だからな…

マリーを見ればこんどはMG5を撫でていた いやもうマジで恐ろしいなあいつは

 

ま。仲良くしてくれてるならいいか。今はとりあえずこれからの任務を考えるとしますか…

 

 

今より始まる彼の戦い。戦術人形たちと織りなす 戦いのお話

 




いぇーい!またオリキャラ指揮官的なの出した!
名前はマリーちゃん車椅子の少女でーす!なんかよくない車椅子の少女とか興奮しない?

フルネーム マリー・マーセナス お年は17歳 自称妹と名乗る不審人物?かもしれない

笑顔は絶やさない!笑顔は良いですね!笑顔は良いものだしなんでも隠せるから!

あぁこれからストーリー考えないとなぁとりあえずお読みくださってる方感謝しかない。
感謝のあまり泣くよ ではまた会おう!

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