戦術人形と共に   作:ネコの化身

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いぇーい八話ぁ!ノリだけで書くお話だけどなんやかんやで続けられそう!
まぁお話し的には少しアレンジして的な??感じだしうまくやっていきたい」…
読んでくれてる人は感謝よ、お礼におごってやりたいと思えるぐらいに感謝

まぁこの話いっけんアルマ君主人公に見えそうですけどプレイヤーはマリーちゃんがポジション的な考え、


一段落

痛む背中を我慢しながらスリープモードに移行してる、RFBを担ぎながら出口を目指す

もちろん吹き飛ばされていた腕も持っていた、やっとこさ出口にたどり着く

 

出てみればそこには服が多少汚れたMG5と半身が赤く染まってながら煙草をくわえているトンプソンの姿があった、向こうもこちらが廃墟から出てきたのを見るや否や驚愕の表情をしながら近づいてくる

 

「おいおいどうした!?何があった?」

 

「中で交戦してた…っていうよりは一方的だったがな…RFBが負傷した」

 

そういいつつRFBとゆっくりと下におろしながら気になることをこちらからも聞いた

 

「そういうお前たちこそ、なんで汚れてる何があった?」

 

「ボスとRFBが中に入った後武装集団が来たんだ、彼女からの連絡はあったか」

 

「いや…ノイズが走ったりしてつながらなかった、ジャミング反応はなかったはずだが突然だった」

 

繋がらなくなったのはあの部屋に入った後とドリーマーと名乗る彼女に会った時だ、考えられる選択肢はこの二つだけだと思う

 

「目標の人形は確認したがドリーマーと名乗る少女だ、私達はそれにやられてこのざまだ」

 

「ドリーマー…まさかハイエンドがこのエリアにか?」

 

ドリーマーと名を口にした瞬間RFBを介抱していたMG5が反応する

 

「知ってるのか?」「あぁ」

 

「情報だけだが奴は狡猾であり残忍だとは聞いたことがある」

 

「残忍ね…」

 

少なくとも今はその言葉にそうだとは言えなかった、あの少女は私を見て喜んでいた

また会えた、嬉しいと、自分の目の前に欲しかったおもちゃがあってはしゃいでるような子供に見えた

 

「まぁそういう奴なのはわかった、しかしお前たちは大丈夫なのか?特にトンプソン、その血はなんだ?」

 

「んぁ?あぁこれはドンパチしてる最中に取っ組み合いになって顔面殴った時の返り血さ、そこの陰に横たわってるぜ」

 

そう言われ瓦礫の陰を見ると下あごが吹き飛ばされてるのか無残な死体がある、殴ったにしてもこりゃ酷い全力で殴ったのだろうな

 

「容赦ないなお前」

 

「なぁに容赦ないのはダネルとMG5さ、淡々と一人一人潰していったからな」

あたりを見渡せば下顎のない死体のほかに腕や足がちぎれ飛んでるもの、頭が綺麗になくなっているものもいた

 

「そうか、よくやったMG5」

 

MG5は凄いどや顔になる、褒められたことが嬉しいのか凄いすがすがしい程のどや顔だ

ダネルとグリズリーにもねぎらいの言葉は後でかけておこう

 

「ダネル達は連絡したか?」

 

今こっちに向かってるさ、と言いながら同じようにRFBの容態を確認しに行く

 

「マリー、聞こえるか?もしもーし」

 

『もぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!!』

 

「もぉぉぉじゃねーよ、目標が確認できたから回収しに来てくれ」

 

『心配したんですよ!通信もつながらなくて!』

 

「だがこうして連絡して無事が確認できてるからいいだろ、一人負傷してる、修復の準備も頼む」

 

『そうじゃなくて!…え!?負傷!誰がですか!?』

 

「言っとくが私じゃない、RFBだ」

 

『わかりました、準備しておきます。まだ帰ってきてから話しますからね!』

 

通信終了

 

「………めんどくさくなりそうだ…」

 

ぼやきながら目を閉じる少し疲れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基地帰投後 RFBと今回確保した人形を任せた、トンプソン達には汚れているだろうから報告はあとにして綺麗にして来いと伝えた、私はとりあえずへリアンさんに報告をし始める

 

「…以上です。今回は初めてにしては楽で最悪でしたよ」

 

『すまない、偵察班にはあとでこちらか言っておこう、しかしハイエンドと会ってよく無事だったな、』

 

「向こうがこっちに飽きれてくれてよかったと思いますよ」

 

まぁキスされたこととかは報告しなかった、したところでこいつは何言ってるんだと思われてしまうからな、交戦の挙句向こうが引いてくれたと報告しといた

 

『目標の人形も解析を急がしている、また発令されるまで待機していてくれ、それと他にも回収した人形損傷部分を直した後お詫びとして君のところに配属させても構わないか?』

 

「構いませんよ、いくらでも」

 

『わかった、済み次第は配属させよう。では後ほど』

 

通信が終わり画面が暗転する、報告が終わったと同時にふぅと一息ついて椅子に座る

今回のことを思い出す、思い出すのはあのドリーマーの事ばかりだった、何故あの子の事ばかり頭にちらつくRFBがやられて悔しいのに思い出されるのはドリーマーの事ばかり

なんでだ、訳が分からない鉄血人形…ハイエンドなんて知り合いはいない…見たことあるのはあの時だけ もう訳が分からない

 

「兄さん」

 

複雑に考えている最中にそう呼ばれ呼ばれた方向に意識が向けられる、マリーだった

 

「なんだ、お説教の続きか?」

 

「いえ違いますよ!兄さんが怪我をしてるんじゃないかって!ハイエンドと遭遇したと」

 

「まて、誰から聞いた?」

 

「MG5からです!!」

 

余計なことを…と思ったが彼女なりの心配でマリーに頼んだかもしれない

 

「別に何もにないさ、心配するなよ」

 

「いーえ、心配します!もしものことがあれば大変ですからね!さぁ医務室に」

 

「まて怪我はしてな」「トンプソンさんたち呼んで羽交い絞めにしますよ?」

 

「…はぁ…わかったよ、行けばいいんでしょ行けば…車椅子押すよ」

 

車椅子のハンドグリップを握りマリーと共に医務室へ向かった

こうなった時は何言っても無駄だからな

 

 

 

「はい!じゃあそこに座って上着脱いでくださいね!」

 

「はいはい…」

 

気だるいが言われた通り服を脱いで座る、マリーは後ろから診察し始めた

 

「やっぱり少し痣ができてるじゃないですか!」

 

「あぁそれは少し壁にぶつかっただけさ」

 

「少しじゃないですよ!無茶ばっかり…」

 

そういいながら痣のできてる部分に湿布を張る

 

「張り終わったか、これでいいだろ」

 

「待ってください」

 

あっさり終わって立ち上がろうとしたときにまた呼び止められる

 

「なんだ?まだあるの…か?…」

 

言い終える前に背中にピタッとくっついているマリーの姿がちらりと見える

 

「何してるんだ?…」

 

「傷…全然消してないんですね?何でですか?…」

 

いつもの元気さはどこ行ったかと思えるぐらいのか細い声 背中越しに震えているのが感じられる

 

「なんだいきなりいつもの元気どこ行った?」

 

「いいから答えてください」

 

「…別に…意味もないよ…ただ残してるだけ」

 

「責任を感じてるからですか?あの部隊の仲間のことを…」

 

「そんなこともないさ、それにもうあのことに関してはもう大丈夫さ、いつも通りよ」

 

「…兄さん、もし何かあれば力になりますから…何があっても」

 

「わかったよ そん時は頼らせてもらうさ」

 

そういうとパッと背中からマリーが離れる、振り向いた時にはいつもの笑顔だった

「治療は終わりました!もう無茶はだめですよ!」

 

「はいはい…」

 

「アルマ~?RFBの修復終わったよ~てか大丈夫?怪我したの?」

 

扉からグリズリーが現れ修復終了と心配の声がかけられる いつもの服装じゃなく少しラフな格好をしてる

 

「大丈夫だ、こいつが過保護なだけさ。」

 

「もう!心配してるんですよ!」

 

プンプンしながらマリーがぽかぽかと叩いてくる

 

「もうアルマ。マリーちゃんに心配かけちゃだめだよ」

 

グリズリーもマリーと同じように責め立ててくる、ほんとに仲良くなっとるな

 

「わかったよ、じゃあRFBのとこ行こうか」

 

車椅子を押しながら三人で医務室をあとにする。今度から怪我とかしたらばれないようにするかとあほな事を考えながら

 

 

 

 

 

 

 

 

とある場所

 

黒の少女、ドリーマーはクルクルと椅子をまわしながら上機嫌に鼻歌を口ずさんでいる

画面にはあの青年 アルマの顔が映っていた、

 

「良い収穫ねぇまさかあんな場所であんな再開が起きるなんてねぇ~♪」

 

再開したときの事に思いを馳せながらその時の姿反応匂い全てがたまらないものだった、あの時と変わらない

とても素敵な姿

 

「機嫌がいいですね、ドリーマー」

 

呼ばれてクルクル回っていた椅子を止め声の主を見る

黒のメイド服を纏った女性が立っていた

 

「えぇとっても、嬉しい最下位だったからねぇ」

 

「そんなに機嫌が良いと尚更不気味ですね」

 

「あら酷い、ところでエージェント…」

 

上機嫌な顔がすぐさま真剣な顔つきになる、目で射殺してしまうほどの眼で

 

「貴方彼と戦ったでしょう?」

 

「…えぇ戦いました…やられましたけど」

 

「ふふ♪貴方がやられるなんて彼は強くなったのねぇ!初めて会った時とはさぞかし大違いでしょう!」

 

アルマの成長を喜ぶように嬉々として笑顔を作るドリーマー だがその笑顔も消えすぐギョロリとその目を向ける

 

「でも彼は私の物、そして貴方も彼を別の意味で欲しがってるものねぇサンプルとして」

 

「えぇ…その通りです、ですがドリーマー彼を手にしてどうするおつもりで?」

 

「もちろん彼とお話したいわ!あの時の続きをしたいの!あと再開した時のも!その為なら殺戮もとてつもなく退屈だったものが楽しくなるんだからなぁ!」

 

「ほどほどにしてくださいね」

 

半ば呆れながらエージェントは部屋を後にする

 

「くひ!くひひひひひひひ!あぁまた会いたいわアルマぁ!会うときは思い出してくれたらもっともっともっと嬉しいわぁ!」

 

黒の少女の声が部屋を響かせる 内に秘めた思いを押さえながらただ笑う、また会えるという不確かな思いを馳せながらひたすらに狂ったように 笑う

 

 

 




お読みセンキュー!王子前線早く来ないかなと、』トンプソンのスキン欲しいよね
ケツがいい

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