仮面ライダージオウ~Crossover Stories~   作:壱肆陸

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146です。令和最初の更新です。
今回からアニメ作品とクロスしていきます!まずは第一弾、バンドリ×ビルド!
ほぼ同時に、補完計画も投稿しました。頑張ってやりたい放題したつもりなので、よろしければ!


EP03 アフターグロウ2018
Hey‐day前奏曲


この本によると普通の大学生、日寺壮間は命を落とし、一年前にタイムリープ。普通の高校生となり、王となる使命を得た。

 

仮面ライダージオウに変身した壮間は、音楽イベントに現れた怪物を撃破。王への一歩を踏み出した。

 

王になるための鍵は、失われた過去にある。

その過去に繋がるため、今回出会うのは幼馴染の5人組バンド。そして、彼女たちの日常を守った天才ライダー。

 

 

 

 

____________

 

 

 

仮面ライダージオウが怪物を倒した日の夜。

怪物が飛んで行った先は雑木林。その中に倒れているのは怪物ではなく、一人の男。

 

木の葉を踏む音と共に暗がりから現れたのは、別の男。いや、少年といった方がいいだろうか。倒れている男よりも、容姿が幼い。そして緑っぽい変わった服を着ている。

 

 

「あー、まさかジオウが生まれるなんてね…」

 

 

少年はポケットからチロルチョコを取り出し、包装紙をはがして口に放る。

包装紙をその辺に捨て、少年は倒れた男に近づき、男の体に手を突き刺した。

 

男は小さな呻き声を上げるが、特に血が出ている様子もない。

少年が手を引き抜くと、その手には黒いライドウォッチが握られていた。その正面にはあの怪物の顔が。

 

 

「気乗りしないけど…仕方ないか」

 

 

《ビルドォ……》

 

 

少年はウォッチを起動。不気味な音声が流れると、少年は再び男にウォッチを埋め込んだ。

 

 

 

____________

 

 

 

俺があの謎の怪物を倒し、一日が過ぎた。今日は日曜日で、部活もない。

ただ…

 

 

「まだいるよ…」

 

 

今は朝の9時。朝食も食べ、どこかに出かけたいところなのだが…

2階のカーテンを開けると、我が家の前に仁王立ちする香奈が。

 

かれこれ1時間はいる。理由は分かっている、昨日のあの件だろう。幼馴染が変身したんだから、色々問い詰めたい気持ちはわかる。

 

でもなぁ…俺もわかんないんだよ。あの力も、怪物の事も。せめてウィルとか言った預言者がいてくれれば…昨日はいつの間にか消えてたし。

 

という訳で、俺は香奈に捕まりたくない。アイツのことだから、知らないって言っても納得してくれないだろうし、なんなら今日一日付きまとわれる可能性がある。それだけは避けたい。

 

 

「こうなれば…アレしかない」

 

 

俺は財布、鍵、携帯を持ち、最低限の装備で靴を履く。ただし、裏口玄関で。

アイツも裏口の存在は知っているはず。だから、気付かれるのを前提として、迅速に逃げる!

 

 

「あ、ソウマ!」

 

「気付かれるの早!」

 

 

裏口から数歩出たところで、こっちに回ってきた香奈に見つかった。

 

 

「あ、UFO!」

 

「え!?どこ!!??」

 

 

なんとも古典的な方法に引っかかる香奈。幼馴染として悲しくなってくる。

まぁ、彼女がアホだったのは僥倖。今のうちに俺は自転車に乗り、そのまま立ちこぎで全力ダッシュ。

 

 

それを見た香奈もダッシュ。てゆーか、普通に追いつかれそうなんですけど!?

俺は普段あまり使わない筋肉を酷使し、全力以上でペダルをこぐ。それはもう一心不乱に。

 

 

 

 

気付けば、俺は知らないところに来ていた。

 

 

 

 

「ここは…うわ、こんなとこまで来てたのかよ」

 

 

スマホで場所を確認。これはまた遠くまで来たものだ。自転車で40分くらい飛ばしたからな…

帰ろうと思えば帰れるけど…今帰るとアイツに見つかる可能性がある。少しブラブラするのもいいかもしれない。

 

それにしても街並みが妙に見慣れない。ここに来たことは何度かあったはずなんだけど…確かに、周囲に興味がない方と言われるが、これほどとは…少し凹む。

 

さてと、何をするか。運動したら小腹が空いたな。何か食べるか。

 

辺りを見回して目についたのは、香ばしい匂いを放つパン屋。店名は「やまぶきベーカリー」とある。よし、ここにしよう。甘いパンが食べたい気分だ。昼過ぎまで時間をつぶせば流石に香奈も諦めるだろうし、それまで色々回ってみるとしよう。

 

 

「いらっしゃいませ!」

 

 

店に足を踏み入れると、ポニーテールの可愛い女の子が迎え入れてくれた。バイトだろうか?かなり若い。

 

 

「えーと…そうだ、チョココロネを」

 

「すいません…チョココロネは完売してて…」

 

 

見ると、本当にチョココロネのコーナーだけ空になっている。まだ昼前だよ?そんなに旨いのかここのチョココロネ…

 

 

「ダメですよ~。ここのチョココロネは、常連のモカちゃんでも中々買えないんですから~。なんてったって…魔物がいますからね~」

 

「ま…魔物!?」

 

「そうですよ~。チョココロネが大好きな、可愛い魔物ちゃんです~」

 

 

なんか後ろから知らない人に声かけられた。またも美少女。あれ?この子どこかで…

 

 

「やっほー。さーや」

 

「ああ、モカ。いらっしゃい。今日は一人?」

 

「うん、これから皆で、つぐの家に行くんだ~」

 

 

随分と親しげに話す2人。学校の同級生か何かだろうか。

あ、そうだ。聞き入ってないで、俺も何買うか決めないと。

 

 

「へぇ、そうなんだ。今日もブリオッシュ?さっき焼きあがったところだよ」

 

「もちろんブリオッシュも欲しいけど…今日はモカちゃん、もっと食べたい気分なんだよね~」

 

 

すると、モカと呼ばれていた少女は慣れた手つきで、お盆を取り、パンを取りながら店内をスピーディーに一周。あっという間にお盆の上には山積みのパンが。

 

多すぎない!?あ、でも集まるって言ってたし、皆で食べるなら…

 

 

「今日はまた…久しぶりに多いね。一人で食べるの?」

 

「ヨユーですよ~」

 

 

一人で食べるっぽい、マジか。あの細い体のどこに入るスペースがあるのだろうか。

 

袋いっぱいのパンを抱え、彼女は出て行った。

何だったんだ…そうだ、俺も買わないと。

 

 

俺はクリームパンを一つ買い、店を出た。時間はまだあるし、ゆっくりして…

 

 

「いた!ソウマ!!」

 

 

嘘でしょ。

 

俺がパンを食べようとしたとき、遠くからハッキリ香奈の声が聞こえた。

恐る恐る振り返ると、いた。香奈だ。この距離を走ってきたとか、頭悪いにもほどがある!

 

俺は慌てて逃げる。それはもうダッシュで。だが、しばらくして気付いた。俺、自転車あったじゃん!

 

気付いたころにはもう遅し。しかもこの距離を走った後だというのに、香奈のスピードは俺の数段早い。何なの!?さっきの子といい、美少女は何かしら壊れてなきゃダメなの!?

 

 

「ヤバい、追いつかれる!」

 

 

そういえば、香奈との鬼ごっこは勝ったことなかった。その前に、勝負になったこともなかった。こんなことになるんだったら、普段から走っておけば…あれ?そういえば、俺なんで逃げて…

 

 

「うわっ!」

 

「きゃっ!」

 

 

 

一心不乱に逃げる俺は曲がり角に気付かず、そこから現れた女の子に勢いよくぶつかってしまった。

 

 

「あ、すいません!」

 

「いえ、こちらこそ…お怪我は?」

 

 

俺とぶつかり倒れたのは、茶髪の地味目な女の子。あれ?この子もどこかで…

あ、そうだ!昨日のイベントですれ違ったバンドの子たちだ!

 

 

「捕まえた!」

 

「へぶッ!」

 

 

ぶつかったこともお構いなし。香奈は女の子を起こそうとする俺に容赦なくタックル!

俺が手に持っていたクリームパンはその勢いで手から離れ、放物線を描いて近くの池にポチャリ。

 

 

「あ…俺のパンが…」

 

「やっと追いついた!なんで逃げるのよ!」

 

「なんでって…ていうか、今はそれどころじゃ…」

 

 

「あれ、もしかして…香奈さん?」

 

 

俺達のやり取りを見て、倒れていた女の子が起き上がり、そう言った。

それに対して香奈も目を見開く。

 

 

「つぐちゃん!久しぶり!元気にしてた?」

 

「お久しぶりです。みんな元気にしてますよ」

 

「何、知り合い?」

 

 

目の前で知らない少女と香奈が、手を取り合って和気あいあいと話している。少なくとも俺はこんな子知らない。それじゃあ…

 

 

「あ、ソウマは知らないよね。この子は…」

 

「羽沢つぐみです。香奈さんの中学校の後輩です」

 

 

やっぱりだ。俺と香奈は中学校だけ違う学校に通っている。なんか香奈の父さんの方針で、中学は女子校に通っていた。

 

 

「あ、そうだ。これからみんなで集まるんですけど…

よろしければ、少し寄っていきませんか?」

 

 

俺が香奈から逃げようとする中、羽沢さんがそんなことを言い出した。

寄るって…女子の家に!?俺も!?

 

 

 

____________

 

 

 

「羽沢珈琲店…?」

 

「私の実家です」

 

「つぐちゃんちのコーヒーおいしいんだよ!」

 

 

あ、寄るってそういう。まぁよかった、女子の家とかだったら、まともに息できる自信がないし。

 

店の外観は割と新しいけど、チャラチャラいている感じじゃない。なんというか…見てて落ち着く。それにしても、コーヒーか…

 

 

『その後コーヒーでも飲んでリラックスすれば、道は見えてくるはずだよ』

 

 

ふと、昨日のウィルの言葉を思い出す。いや…まさかな。

そんなことを思いながらも、羽沢さんに連れられ、俺達は入口の扉をくぐる。

 

 

「つぐ、おかえり。って片平さん?なんで?」

 

「本当だ。ご無沙汰してます、香奈さん!」

 

「蘭ちゃん、巴ちゃん!久しぶりー!」

 

 

中に入るとなんかイケメン女子が2人いた。片方は赤メッシュの子、昨日はギターを持ってた気がする。もう片方は赤髪のロングヘアーの子、この人も年下なんだろうか。とてもじゃないけど、そうは見えない。

 

 

「香奈ちゃん!遊びに来たの?」

 

「ひまりちゃん!相変わらず可愛いね~。体重減った?」

 

「もう!その話はしないでよ~!」

 

 

なんか、知り合い同士の全く分からない会話が始まってしまった。

店内にいたもう一人の女の子は、ピンクの髪を左右で結んだ子。またも年下とは思えない。何故って?スタイルがあり得んほど良すぎる。

 

俺が全く理解できない会話が続く中、またも扉が開く。

 

 

「お~、みんな来てる」

 

「モカ、遅い」

 

「そう怒んないでよ蘭~。あれ?香奈さんだ。あとさっきの人」

 

 

今度入ってきたのは、なんとさっきパン屋であった少女。モカとかいったはず。確かこの子も昨日すれ違っていたような…ていうか、さっきの袋詰めのパンが既に結構減っている。

 

どうやらこれで全員揃ったらしく、とりあえず座ることにした。

それにしてもアレだ。この知り合い空間&美少女空間、俺の疎外感が凄い。気まずい。早く帰りたい。

 

 

「じゃあ紹介するね。この人は日寺壮間」

 

「ど…どうも」

 

「話は香奈さんから聞いてます。アタシは宇田川巴です。よろしくお願いします」

 

「青葉モカで~す。ちゃんとパン買えました~?」

 

「美竹蘭…です。どうぞよろしく」

 

「羽沢つぐみです…って、もう言いましたね」

 

「私、上原ひまりって言います!それで!2人は付き合ってるんですか!?」

 

「ちょ…ひまりちゃん!そういうのじゃないって!」

 

 

あー。人名と顔とコミュ力の欠如で頭が飽和してる。逆にこの子たちはなんなんだろう。コミュ力がカンストしてるんじゃないか?

 

頭が半ショート状態になりながらも、注文を聞いてきた羽沢さんにチーズケーキを頼んだ。どっかの誰かのせいでパンが魚のエサになったからな。

 

その後、色々と話は続く。俺は聞いてるだけだけど。

どうやら彼女たちは羽丘女子学園の2年生。俺達の1コ下らしい。あと5人は幼馴染だとか。

 

 

「それにしても…Afterglowがここまで大きくなるなんてねー。昨日のイベント来てたなんて知らなかったよ!」

 

「Afterglow?」

 

「つぐちゃんたち5人で組んだガールズバンドだよ。中学の文化祭でライブ見せてもらったんだけど、それが凄くて!」

 

 

ガールズバンド…そんなのあったんだ。俺がそんな風に関心していると、赤髪の…宇田川さん?が恥ずかしそうに頬をかく。

 

 

「まぁ…今思うと少し恥ずかしいですけどね。前にその時の演奏聞いたんですけど、やっぱりまだ未熟だったっていうか…」

 

「知らない人がギター弾いてたもんね~」

 

「だから、それモカだって」

 

「つぐなんて泣きながら謝ってたし、蘭も顔真っ赤にして…」

 

「ちょ…ひまり!」

 

 

わいわいとガールズトークは続く。それにしても、何かいいな。この感じ。なんというか…会話だけでも彼女たちの積み上げてきた時間が感じられる。

俺はチラッと香奈を見る。コイツとも付き合い長いけど…他人から見るとこんな感じなんだろうか。

 

楽しい雰囲気が続く。俺は全くと言っていい程無言だが、居心地は悪くない。

 

 

 

「そういえば、天介(てんすけ)さんはどうしたの?」

 

 

 

香奈が放ったこの一言。

その言葉で、空気は時が止まったように凍り付いた。それぞれ目を背け、口を閉ざす。特に赤メッシュの子…美竹さんは強く拳を握り固めているのが分かる。

 

 

「え…?天介さん、どうかしたの?」

 

「あ、いや…実は……」

 

 

凍った空気の中、宇田川さんが口を開いた。

 

 

 

「天さんは…1年前から行方不明なんです」

 

 

皆が辛そうな表情を浮かべている。

俺は香奈に「天介さんって?」と小声で聞いた。

 

 

「羽沢天介さん。つぐちゃんのお兄さんで、昔はよくここを手伝ったりしてたんだけど…そんな……」

 

 

そうか、そんなことが…少し、胸が苦しくなる。香奈はまるで自分のことのように悲しそうだ。沈黙が漂う中、美竹さんだけが強く言い放った。

 

 

「天兄は帰ってくる。あたしたちを置いて行ったりなんて、絶対しない!」

 

「そうそう。皆、そんな真剣に考えなくていいから」

 

 

そう言ったのは、しばらく聞かなかった声。

俺が注文したチーズケーキと人数分のコーヒーを持った、羽沢さんだ。

 

 

「お待たせしました、チーズケーキとコーヒーです。

皆、考えすぎだよ。兄さんが帰ってこない時なんて何回もあったでしょ」

 

「確かに~、なんか山に石を探しに行ったり、変なもの作って何日も帰らないとかね~」

 

「そう。だから、またひょっこり帰ってくるよ」

 

 

 

そう言って変わらない様子でコーヒーを並べていく羽沢さん。

身内がいなくなって、一番応えているはずなのに…

 

 

その後もしばらく話は続いた。

当時、別の中学にいた怖そうな人が今は風紀委員やってるとか、宇田川さんの妹が高校に入学したとか。

 

でも、あの話の後から、会話にどこかぎこちなさを感じる。

 

一時間ほど後、自然に解散。

結局、俺は全くしゃべらないまま香奈と帰路につくのだった。

 

 

 

「まさか天介さんが…つぐちゃんも大丈夫かな…?」

 

「確かに驚いたけど…ああ言ってたし」

 

「ううん。つぐちゃん、いつもなら他人の事でももっと心配するんだ。それなのに…なんか無理してる感じがする」

 

「そうか…」

 

 

香奈も凄い心配そうだ。

その反面、俺はそこまで感情的にはなれない。顔も見たことがないうえに、今日会った人たちのことだ。人としてどうかは別として…俺は心配しているフリしかできない。そういう人間なんだ。

 

 

「ソウマ、なんか悩んでる?」

 

「いや、別に…」

 

 

本当に香奈は人をよく見ている。こういうところなんだろうな。

そんなことを思っていると、香奈は思い出したように言った。

 

 

「そうだ!ソウマ、なんで今日は逃げてたの!?」

 

「あ、そうだった…もう逃げられそうにはないし…

俺は何も知らないからな!変身とか、あの怪物とか!!」

 

「分かってるよ。私はただ…」

 

「あぁ、そうだよな。信じてもらえないってわかってたから、こうやって…

って、え?信じてくれるの?」

 

 

思わぬ返事に拍子抜けする俺。何を言ってるんだと言わんばかりの顔で、香奈は俺を見る。

 

 

「当たり前じゃん。ソウマは隠し事すると顔に出るからね、何も知らないってのは分かってた」

 

「じゃあ…なんで追いかけてきたんだよ」

 

「お礼がしたかったの。ホラ、私のこと助けてくれたし…」

 

 

ちょっと恥ずかしそうに香奈は言う。

なんだ、そういうことか…無駄に疲れてしまった。

 

 

「お礼…ねぇ。別にいいんだけど」

 

「そうゆう訳にはいかないの!じゃあ、夜ご飯は私が奢るから!何食べたい?ラーメン?ステーキ?そうだ、この辺に肉屋さんがあるんだけど、そこのコロッケがおいしくて…」

 

「それ香奈が食べたいだけだろ!」

 

 

さっき来たパン屋に到着し、俺は置いてた自転車の鍵を外す。

香奈は走ってきたわけだし…仕方ない、引いて帰ると…

 

 

 

ドォォォン!!

 

 

 

その時、何かが壊れる大きな音がした。

嫌な予感がする。そうだ、そもそも気になっていた。あの預言者が言っていた「王への覇道」。それは、あの怪物騒動だけで終わりじゃないってこと…

 

 

「まさか……!」

 

 

俺は香奈を置いていくように、全力で音のした方向に急ぐ。

その方向はさっき通った道。そう、つまり…

 

 

 

 

 

 

 

 

自転車を乗り捨て、全速力で走る。そして、見えた。

そこは羽沢珈琲店。店は壁と窓が崩れ、さっきまで話していた彼女たちが倒れている。

 

それだけではない。

 

そこにいたのは、紛れもない怪物。

 

 

 

「お前…倒したはずじゃ!?」

 

 

 

空が曇り、雨が降り出す。

雨粒を受ける歪なボディ、歯車のような目と不気味な牙。

 

昨日のイベントで倒したはずの、あの怪物──

 

 

 

「ミツケタ……!」

 

 

 

 

 




主人公がしゃべらない。いや、普通は美少女に囲まれたら喋れないでしょう。
最初っから何やら大変なことになってしまいましたが…アフロ好きの方、申し訳ございません。
ほぼ同時更新の補完計画も是非。

感想、評価等よろしくお願いいたします!
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