仮面ライダージオウ~Crossover Stories~ 作:壱肆陸
ちょい長め。
2018年、静止した木組みの街で、3人の人物が台本を持って立っている。
壮間「木組みの街に旅行!と思いきやアナザーライダーが!そこで出会った謎の男は…」
ミカド「仮面ライダーは悪だ!俺がこの手で殲滅する!」
壮間「仮面ライダー絶対殺すマンこと、仮面ライダーゲイツ、ミカドだった。
って、冗談じゃないよ!」
壮間は台本を床に叩きつけた。
すぐに拾ったが。
壮間「やっっっとゲイツ枠が来るって聞いて、ようやく自称預言者のW氏とおさらば!と思ってたのに…こんな危ないやつだなんて!」
ミカド「何が不満なんだ。初期のゲイツだってこんな感じだったはずだ」
壮間「初期ゲイツだってこんなに殺す連呼してないよ!何?アマゾンズの世界から来たの!?」
智乃「私を無視して話を進めないでください」
壮間、ミカド、そして今回のレジェンド、大人チノちゃん。
今回の補完計画はこの3人でお送りします。
壮間「あれ?智乃さんなんだ。じゃあやっぱ、あのストーカーW氏はクビ?」
智乃「みたいですね。後で遺影に花を飾って拝んでおきましょう」
3人仲良く合掌し、某W氏のことは頭から吹き飛ばした。
壮間「さて、じゃあ今回の本題だ。ミカド、君は仮面ライダーを全て倒すって言ったよね?」
ミカド「無論だ。あの男や、当然、貴様もな」
智乃「それなら問題ありません。
ドライブは仮面ライダーじゃないですから」
ミカド「お…おま…それ、聞く人が聞いたら怒るぞ!?」
智乃「仮面ライダードライブは車に乗る戦士です。だからライダーではなく、仮面ドライバーのはずです」
ミカド「いーや!ドライブは?車に?rideしている!
そう、rideしているなら間違いなくライダーだ!問題ない、殺す!!」
鼻息を荒くしたミカドだったが、壮間と智乃はまだ得意げにしていた。
智乃「まだ大丈夫です。なぜなら…」
壮間「俺は車にもバイクに乗ってない!」
ミカド「貴様…ライドストライカーがあるだろう!何故乗らん!」
壮間「だって免許持ってないし」
智乃「ジオウ本編だって、ほとんどバイク乗ってなかったはずです」
ミカド「普通二輪免許くらい取っておけ!」
智乃「そもそも、ミカドさんの中ではどこまでライダーなのか、はっきり決めるべきです。というわけで…」
場所が変わって、保健室のような部屋。というか保健室。
保険の先生の恰好をした智乃が前に立ち、ミカドと壮間は視力検査のアレを目に当てていた。
智乃「ミカドさんは、これから出すパネルがライダーだと思ったら、その“ライダー札”を上げてください」
ミカド「なんだこれは!?」
智乃「ライダー視力検査です。では行きます」
ジャン!
『仮面ライダージオウ』
ミカド「殺す」
ミカドは一瞬で「ライダー!」と書かれた札を上げた。
壮間「なんでよ!」
ミカド「顔にライダーと書いてあるだろうが。大体、タイムマジーンに乗ってるならライダーだ」
智乃「壮間さん、残念ですがそういう訳です。
それでは次」
壮間「俺の抹殺ジャッジ軽くない!?」
ジャン!
『仮面ライダーキックホッパー』
『仮面ライダーブレイブ』
壮間「両方ともバイクどころか専用ビークルは無し!これは……」
ミカド「殺す」
壮間「あれ!?」
またしてもライダー判定が下った。
ミカド「キックホッパーの必殺技は“ライダージャンプ”と“ライダーキック”。ブレイブのレベル1変身音は“I'm a 仮面ライダー”。言うまでもなくライダーだ。
大体、登場こそしていないが、キックホッパーは専用バイク“マシンゼクトロン”を持っている。そのくらいは勉強してこい」
壮間「詳しいな…」
ミカド「未来では義務教育だ」
智乃「それでは次です。まだとっておきを残してあります」
ジャン!
『仮面ライダールパン』
『アナザーアギト』
壮間「作中で仮面ライダーの名前を返上したルパン。流石にこれは…」
ミカド「殺す」
壮間「だと思った…」
智乃のとっておきの2人にも、無情なライダー判定。
ミカド「ルパンは公式名称に仮面ライダーってついてるから、仮面ライダーだ」
壮間「それ言うのズルくないですか!?
じゃあ、アナザーアギトはどうなんだよ!」
ミカド「確かにアナザーアギトはゴライダーの時点では、公式名称に仮面ライダーを冠していなかった」
壮間「ホラ!」
ミカド「しかし、ジオウに怪人としてアナザーアギトが登場したのを機に、木野薫が変身する戦士を“仮面ライダーアナザーアギト”と呼称すると公式が設定したはずだ。そもそも非公式ではあったが、デザイナーの出渕氏の画稿には“仮面ライダールデス”とあったとされている。
貴様、ジオウのくせにそんな事も知らないのか」
壮間「そっちが詳しすぎるんだよ!」
ミカド「未来では常識だ」
智乃「まだです。まだ負けません」
壮間「勝負じゃないですよ、智乃さん…」
ジャン!
『オルタナティブ・ゼロ』
壮間「香川栄行が作成、変身した疑似ライダー…バイク乗るし、ベルトで変身するし、これはミカド的には完全に…」
ミカド「許す」
壮間「あっれぇ!?」
ミカド「なんか違う」
壮間「なんか違うって何!?」
初めてのNOライダー判定。智乃は天を仰いでガッツポーズ。
智乃「やりました。勝ちましたよココアさん」
壮間「それでいいんですか、智乃さん」
そんな時、3人にカンペが出された。
智乃が読み上げる。
智乃「次でラスト…ですか。どうやら、スペシャルゲストで本人が来ているらしいです」
壮間・ミカド「「本人?」」
突然現れた垂れ幕。スポットライトが当たり、シルエットが浮かび上がった。
ブレスや装備、ドライバーの形はドライブのように見える。
壮間「ドライブはさっきジャッジしたような…あ、でもタイヤが無い。プロトドライブ?」
ミカド「プロトドライブはバイクに乗るし、この上なくライダーだ。どんと来い」
幕が上がって、出てきたのは。
???「私はロイミュードの生みの親、そして剛と霧子の実の父親。
これからはゴルドドライブと呼べぇッ!アーッハッハッハッハ!アーッハッハッハッハ!フゥハハハ、フヘァ、フヘァ、アーハッハッハッヘェアハハハ!!!」
壮間・ミカド「「蛮野かよ」」
智乃「まさかのレジェンドですね」
想定外4人目のレジェンド、仮面ライダードライブ本編より、特撮外道父親シリーズの最高傑作こと蛮野天十郎、ゴルドドライブの登場です。
蛮野「仮面ライダーか否かを問う催しにおいて、ゴルドドライブは非情に曖昧。そして、ドライブ編の補完計画。私が介入する余地は十分にあった!ネットワークの神である私の手によれば、この時空に介入することなど容易い!!ハッハッハッハ!」
ミカド「アリなのか?」
智乃「エボルトと蛮野は二次創作では定番です。アリです…多分」
蛮野「ゴルドドライブは公式呼称に仮面ライダーは付いていない。当然、専用ビークルも存在しない。分かるか?仮面ライダーではない私を、ここで裁くことはできないというわけだ!アーハッハッハッハ!」
壮間「なんかメチャクチャ言い出したぞこの人」
息切れしそうな高笑いを繰り返す蛮野。
蛮野「復活の余興に、この世界の全てを私の物にしてくれる!
それが理解できないバカは死ね!二次創作の世界も全て!私の前に跪くがいい!!アーハッハッハッハ!フゥハハハ!!」
壮間「これどうする?」
智乃「放置すると本編に割り込んできそうですね。一応ごちうさ世界なので、あんなマッドサイエンティストはゴメンです」
ミカド「ならば手段は一つだろう」
ミカドは持っていた札を捨て、別の札を上げた。
ミカド「イッテイーヨ」
壮間・智乃「「イッテイーヨォォォッ!!」」
紫の札に白い文字で、「イッテイーヨ!」と書かれた札。
智乃と壮間は2人でシンゴウアックスを振り上げ、いつの間にかボディが消滅してドライバーだけになった蛮野の前に立ちふさがっていた。
蛮野「馬鹿な!仮面ライダーではない私を、この時空で倒せるはずが……!」
智乃「蛮野はイッテイーヨ。これは常識です」
蛮野「待て!待つのだ香風智乃!偉大な私の頭脳を…この世から消しt」
《フルスロットル!》
蛮野「うあぁぁぁぁぁぁッッ!!?!」
お決まりのセリフは最後まで言わせず、智乃と壮間によって蛮野が真っ二つに。
かくして、蛮野のジオウくろすと侵略は未然に防がれたのだった。
ミカド「めでたしだな」
壮間「めでたいかな?」
to be continue…
何一つ補完していませんが、ご了承ください。
次回こそは…次回こそは補完しますから!