仮面ライダージオウ~Crossover Stories~ 作:壱肆陸
あと無駄に長いです。
時空の狭間に集う、選ばれし少女たち。
彼女たちは自らの尊厳を駆け、その仁義なき戦いに身を投じる。今こそ最強の「くろすとヒロイン」を決める時───
ウィル「さぁ始まりました!補完計画のネタ切れにより急遽開催されたヒロイン決定戦!司会進行はこの私、預言者ウィルがお送りします!今回は解説役に作者をお呼びしています!」
作者「預言者ウィルってライトブリンガーみたいですね」
ウィル「作者は最近デュエマに首ったけだそうです。なんならデュエマ小説書きたいなんて抜かしているとか…未完二作抱えてるのに何を考えているのやら!」
作者「対戦してくれる人いたらTwitterにてご一報ください」
くろすとに登場する女子キャラの中で、ヒロインの座に相応しいキャラを決める戦い。まずは参加者がその姿を現す。
ウィル「エントリーNo1!響鬼×いぬぼく編にて登場した、真面目気質のクールビューティー、アマキこと嵐山藍!」
アマキ「アマキでお願いします。ていうかなんですかコレ!私たちの歴史消えましたよね!?」
作者「作者権限です。ネタ切れ脱却のため頑張ってくださいお願いします」
アマキ「そんなこと真顔で言わないでください!なんですかそのゲンドウポーズ!」
ちなみに作者はシンエヴァは見てません。
ウィル「エントリーNo2!またしても同じエピソードから登場、お強い虚弱女子は好きですか?槌口九十九ぉ!」
九十九「アマキちゃん…?ヒロインって…どういう…?」
アマキ「槌口さんまで呼んだんですか!」
ウィル「そしてエントリーNo3!絶賛大活躍中の最強ルーキー!ツンからデレの落差は誰にも負けない正妻面、アリオス!」
アリオス「なんだその解説は。その『ツン』やら『デレ』とはどういう意味だ」
アマキ「後輩まで……」
作者「ボーイッシュな女子って…いいよね」
アマキ「貴方の性癖は知らないんですよ!」
頭を抱えるアマキ。そもそもヒロイン決定戦とは何なんだ。そんなもの決める必要も議論する余地だってどこにも……
ウィル「エントリーNo4!彼女を置いてくろすとヒロインは語れない!元祖女子キャラ、体育会系オタク幼馴染!片平香奈!」
香奈「平伏せ雑魚共がァーっ!私こそがヒロインだぁ!」
ウィル「一人だけ俄然やる気です!」
アマキ「そうですよ片平さん!貴女は初期からヒロインとして登場してるじゃないですか。ゲストキャラの私たちと比べるまでも……」
作者「だって香奈って全然ヒロインっぽい動きしないし。食われたり置いてかれたり奴隷にされたりオタク語りして敵をロボでぶっ飛ばしたり───」
瞬間、香奈の膝蹴りが作者の顔面にクリティカルヒット。
アマキ・アリオス「作者が死んだ!」
ウィル「この人でなし!」
※作者が死んだので、この先の出番もありません。
香奈「そうです私がヒロインなんですよ!誰にも負けませんからね!ポッと出のゲストなんか蹴散らして、私がヒロインの座に返り咲くんだから!」
アマキ「その座、全然いらないんですけど…」
ウィル「では残りの参加者を一気に公開!」
まだいるのかと空気を重くする一同。
しかし、現れたシルエットで更に嫌な予感が流れる。見えたのはポニテの影と、喧しい立ち姿。
オゼ「ヒロイン決定戦…なかなか見ない試みだね。わたしも混ぜてよ」
ナギ「私を差し置いて誰が可愛い、誰がヒロインだなんて!アイドルの私が一番に決まってるじゃないですかっ!全員その面の皮剥いで汚い中身ぶちまけてあげますよ!」
ウィル「エントリーNo5&6、マッドサイエンティストタイムジャッカーオゼ、ヤバいし死ねる系アイドル(今回のレジェンド枠)火兎ナギ!」
アマキ・アリオス・香奈「帰れっっ!!!」
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ウィル「これで全員出揃ったね」
アリオス「正気なのか!?あの2人は私の知るヒロインには絶対に当てはまらないぞ!」
アマキ「あんなのヒロインに据えれば主人公が2話の冒頭で肉塊になって最終回打ち切りですよ」
オゼ「そう言われても仕方がないんだよ。わたしはそこの正統派ヒロイン(笑)より人気あるのだから、不参加とはいかないからね」
香奈「あ゛ぁ?」
九十九「喧嘩は…良くないよ…?」
ナギ「そうそう。喧嘩するなら互いに毒と解毒剤入りの箱を飲んで、相手の腹を掻っ捌いて解毒剤取った方が勝ち!くらいやらないと物足りないじゃん!」
ウィル「収集つかなくなって来たからヒロイン要素に関するお題を提示しよう。そのトーク次第でヒロインを決定するというルールだ」
お題①『可愛さ』
ウィル「自分が可愛いと思う者、挙手」
腕をピンと挙げるナギ、それを見て手を挙げたのは香奈だ。
アマキ「二人ともよく挙げますね…」
ナギ「だって私かわいいし」
香奈「言ったもん勝ちなら挙げるよ!絶対勝ち取ってやるんだから、ヒロインの座!」
九十九「でもみんな可愛い…と思うけど…」
アリオス「私が目指すのは可愛いよりも『格好いい』、つまり男らしさだ。やるからには勝利を目指すが、この催しは私の思想とは異なっているな……」
アマキ「意外にもオゼさんが挙げてませんね。自意識過剰タイプかと思ってました。実際内面に反して容姿は無駄に綺麗なんですが……」
オゼ「わたしは見た目に気を使った事は無いよ。この無限に広大な世界と時間を解き明かすのに、自分のことに興味を持つ暇なんて無いんだよ。しかし容姿を気にする者の思考・心理は気になるかな。誰かわたしに教えてよ」
アリオス「私は容姿には気を遣うぞ。何故なら目指すは完全な存在、人間の肉体になってからは髪や肌、歯や爪に至るまで手入れを欠いたことは一度も無い」
ウィル「おっとこれは新たな一面。アリオスに女子力ポイント加算です!」
アリオスの頭上に「ポイントUP!」と表示される。どうやらこれもヒロイン決定における一つの参考点となるらしい。
香奈「ぐぬぬ小癪な…そうだ!容姿なら顔だけじゃなくてファッションも!これならどうよ!その辺の衣装固定キャラ共にオシャレは分かんないでしょ!」
アリオス「確かに私は梨子に選んでもらった数着のみだが……」
ナギ「だったら私だよね!相手の男性やシチュに合わせて服装をチョイス、その場その場でペルソナを切り替えるのが女の条件だよ☆」
九十九「香奈ちゃんとナギちゃん…すごいね。オシャレさんなんだ…」
香奈「そりゃーもう現役の女子高生舐めてもらっちゃ───」
その時、香奈は思い出した。
よくよく考えれば服そんなに詳しくない事に。ほとんど親に選んでもらってるし、お小遣いは服よりもラーメンやお菓子に消えていっている事に。
香奈「……さーてそろそろ次のお題かな!?」
ナギ「え、なになに誤魔化した!?自分で出した話題なのにまさかの見切り発車!もしかして大口叩いて女子力皆無のクソダサ女子なのぉ?現役JK真っ盛りの片平香奈ちゃーんwww」
香奈「う・る・さーい!本編で私に取り憑いてるからって調子乗っちゃってさ!」
お題②『スタイル』
オゼ「この話題には少し馴染みがあるね。前の補完計画でわたしのスリーサイズが公開された気がするよ」
アマキ「あぁ、あの回ですか……」
香奈「私が出てない補完計画の話はNGです!」
ナギ「それほとんど全部じゃん」
香奈「うっさい!で、そこの萌え袖の数値は79・57・81だったっけ!?私の戦闘力は83・59・80!Bは私の方が上!70族の雑魚は退場退場!!」
オゼ「なんだろう。事実を言われてここまで感情が淀んだのは初めてだよ。それはそれで、研究者として数字に興味はあるよ。なにせ人体は宇宙!さぁ他の皆も開示してよ!」
香奈の血走った目線が他のメンツに、というか主に胸に行く。これが女子同士じゃなかったら通報も辞さない状況だ。
九十九「私…計ったこと無い…」
香奈「シャラーップ!今更そんな逃げは通用しませんよ!まぁ所詮は虚弱ヒロイン、ただ細いだけが取り柄の負け犬で……あれ、なんか思ったよりガッシリしてる……?」
アマキ「そりゃヒビキさんの元お弟子さんですよ?スタイルとしては引き締まった部類に入ります。その理論で行くと、私もそうなんですが……」
オゼ「なるほどこれは神秘だよ。その細い身体に対しての筋肉密度……そこのたるんだ少女と比べても素晴らしい仕上がりだね」
九十九「あ…ありがとう…?」
香奈「私だってダンスやってますけど!?」
アマキ・九十九にポイントUPが表示される。
ウィル「鬼組の二人にポイント加算、どうやら胸が大きければいいというものでもないようだね」
香奈「ギャアアアア!!」
ナギ「そもそもアマキちゃんって胸も香奈ちゃんくらいない?その上、香奈ちゃんより腰は細いしこれ完敗でしょ」
香奈「うぐっ…!?そういうアンタは…ああああっ!胸無駄に大きい!しかも細い!」
ナギ「用途にあった大きさって言ってよね。卑し豚共を釘付けにする90・57・87でスタイル可変!引っ込め私の下位互換っ☆」
香奈「可変って何!?ズルくない!?」
ウィル「彼女は並行連載中のラブダブルに登場する予定だからね、その辺の未公開設定と関係しているのだろう」
オゼ「なるほど実に興味深いんだよ。こんな催しよりわたしの実験に付き合ってくれないかな?最後には元に戻すと保証するよ」
ナギ「いいねいいねっ!じゃあその代わりにこんなの作れない?例えば…感度3000倍にする麻薬とか、こう内側からこんな感じに抉る玩具とか!」
くろすと屈指の混ぜるな危険ガールズ。彼女たちが話すと途端に倫理観や対象年齢がボロボロになるため、一旦閑話休題。
香奈「待って。まだ一人、スタイルについて触れてないよね」
一同の視線が向けられるのは、先程から沈黙を貫いていたアリオスだ。
アリオス「…なんだ。そんな目で私を見るな!」
香奈「やたらと男っぽい恰好してるけど、体つきは見れば女の子って分かる程度にハッキリしてるんだよね…実際のとこ数値はどうなんすか…!?」
オゼ「ふむ…その厚着は体温調節に見た目の調整も兼ねているとみたよ。しかし目算では数値が計りにくいね。本編で『スタイルはいい』と言及されているけど…これが『着痩せ』という現象!メカニズムが気になるよ!」
ナギ「お?じゃ脱がせますか!ねー司会のお兄さん、力づくで脱がすのと脅して自分から脱がせるのどっちが好み?このシチュ女騎士みたいでいいねー!縄、使おっか!」
アリオス「訳の分からない二択と文言を並べるな!おいやめろ!その手つきはなんだ!私に触るなあああ!」
アマキ「槌口さんは見ないでください。教育に悪いです」
九十九「アマキちゃん…?あの子、今どうなって…ナギちゃんの声で『りょうじょく』って……」
アマキ「火兎さんは女版青鬼院蜻蛉みたいなものです。大した意味は無いですよー」
ちなみにアリオスのスリーサイズは87・61・89です。
ガチ男装時はさらし巻いてます。
香奈「結構負けてるっ…!?」
ウィル「例によって優秀な考察班が一晩で算出してくれたようだ」
アマキ「本当に何者なんですか考察班……」
お題③『性格』
アマキ「閉廷です!もう議論いらないでしょう!これに関しては槌口さんの優勝です!」
九十九「私……?」
香奈「何言ってんですか!理想のヒロインの性格といえば、この私です!作者だって昔どっかで言ってましたよ!」
アマキ「本編ではそうでも補完計画では絶対違います!貴女さっきから滅茶苦茶やってるの自覚無いんですか!?」
アリオス「その意見には私も同意だ。私は自分で性格がいいとは思っていないし、この中で一番優しい者を決めるとすれば、槌口九十九しかいない」
言うまでも無く、これまでの醜いやり取りの中で九十九は唯一良心を貫いていた。声を荒げるでも、誰かを否定するわけでも無い。まさしく優しさの権化である。
ナギ「ちょっとちょっと」
オゼ「わたしたちを置いて話を進めないでよ」
アリオス「何故戦いに参加できると思っているんだお前たちは。まず倫理観を身に着けてから出直して来い」
ナギ「えー私アラシにも言われるよ?いい性格してるって」
アマキ「皮肉って知ってます?」
オゼ「別にそういう話をしているんじゃないよ。わたしはアナザー響鬼として彼女を見初めたからね、彼女の中にはそれに足るだけの悪意が存在しているということだよ」
香奈「言われてみれば全体的に酷い目にあった気が…と言うか殺されかけた気も……」
(過去話の『目覚める約束』を参照)
九十九「あの時は…本当にごめんなさい…!裏切られたと思ってて、あの時の私は何も見えてなかった…何も知らなかったのは私の方だったのに……」
香奈「ほらねー!私知ってるんだから、この子ってばこーんな怖い顔で『ヒビキを許さない…!』とか言ってたの!性格いいどころか危なすぎるでしょ!」
アリオス「彼女、喋る度に株が下がっているような……」
アマキ「でも反省できるのはいい子の証です!そもそも、そこのオゼさんが余計なことをしなければ良かっただけのこと!悪いのはオゼさんなんですよ!」
アリオス「彼女も槌口九十九に対して甘いのでは…?」
オゼ「それは心外。わたしが介入しなければ槌口九十九の記憶は戻らなかったと明言されているのを知らないのかな?むしろ恋のキューピットと呼んで感謝してよ」
九十九「確かに……彦匡に会えたのはオゼさんのおかげ……?」
アマキ「騙されちゃ駄目ですよ!魔化魍食べさせられて劇的ビフォーアフター極悪ライザップで結果にコミットしたの忘れたんですか!?」
ナギ「性格がいいと言えば、この間イベント一緒だった子がめっちゃいい子だったんだよねー!そういう子ほど染色したくなるってゆーか、結局我慢できなくて薬漬けにしちゃったんだけどぉ…」
オゼが開き直った辺りから性格論争は混沌を極めた。
結局、梨子をアナザーゴーストにした黒幕であるオゼ&ナギを空気を読んで放置してあげているアリオスに、延々とポイントが加算されていったのだった。
お題④『恋愛』
ウィル「やはりヒロインといえばこれは欠かせない要素!トキメキドキドキを持たないキャラはヒロインに非ず、とも言うからね」
ナギ「ややっ!これは私の独壇場かな!?そこらへんのお子ちゃまとは経験が違うからぁ?」
香奈「出たエロアイドル!どんだけ私のヒロイン道を邪魔すれば気が済むの!」
アリオス「ほとんど自滅ではないか?」
ナギ「いいから!ほら見て私の出番!この儚くも激しいアラシとのイチャラブシーンを!」
(『Aから始まる/犯人はお前だ』を参照)
アマキ「イチャもラブもしてませんよ」
オゼ「一概にそうも言い切れないんだよ。生物の求愛というのは実に多様で、カマキリは交尾中に雄の体を食いちぎるとも言う。これも一つの愛の形態……興味深いよ」
香奈「人ですから!一応、この人も!つまりただの暴力猟奇女ってこと!」
オゼ「愛というのはやはり極めて興味深い題材だよ。そうだ、参考にしたいから好きな異性がいる人は教えてくれないかな!」
九十九「えっと…私は…彦匡が好き…です」
香奈「おおっ!やっぱりそこのカップルは素敵で……あーダメだ!このままじゃ九十九ちゃんにヒロインを……でもこの抑えきれない恋バナ衝動っ!!」
基本的に単細胞生物の香奈。感情に果てしなく従順であるため、脳がバトルモードから恋モードに瞬時に切り替わった。
香奈「ずっと昔からのカップルなんだよね!ヒビキさんのどの辺が好きなの!?」
九十九「え…!?その…私を連れ出してくれたのは彦匡だし…何回生まれ変わっても迎えに来てくれて、その度に私を守ってくれたし…」
アマキ「素敵ですよね。時を超えた愛というのは」
香奈「告白とかどっちだったの!あと結婚した時もあったんだよね!」
ナギ「結婚初夜ってやっぱ激しいの?」
オゼ「先祖返り同士での繁殖はどんな風になるのかな?」
アマキ「すいません本当に黙ってください」
九十九「私は毎回忘れてたから、告白はいつも彦匡からで…結婚した時もそうじゃない時も、何回も私のことを綺麗って……」
香奈「おっはあああああっ!ヤバいですね!ヒビキさんカッコいい!イケメンだし、私も彼氏作るならヒビキさんみたいな人が…」
九十九「……は…?」
香奈「冗談です……」
裏切られたら殺そうとしたり、ヒビキが死んだときは自分も迷わず死んだり、どうにも九十九にはヤンデレの気があることに気付く香奈。さすがは病を司る『野槌』の先祖返り。
香奈「藍さんもバンキさんと付き合うって、最近キャラ紹介で判明したじゃないですか!その辺どうなんですか!」
アマキ「アマキです。それに遺憾です。あの金髪と付き合うなんて、歴史が変わった私は気が狂っているとしか言えません。それにあくまで示唆です!よく似た別人の可能性もあります」
香奈「とかなんとか言っちゃってー!実際バンキさんとどうなんです?」
アマキ「何もありません!まぁ強いて言うなら、彼の鬼としての才能には敬意と嫉妬を覚えますが…それ以外はゴミカスです!有り得ません!」
ナギ「2005年組はお盛んですねー!」
ウィル「妖狐×僕SSは恋愛ものの作品だからね。クロス先の要素を取り込むのは必然だ。このまま恋話もいいが、仮にもヒロイン論争なんだ。少し仕切らせてもらうよ。
ズバリ、この作品の主人公である我が王、日寺壮間に関して。君たちヒロイン候補は彼をどう思っているかな?」
ウィルにより提示されたお題。それに対し、各々あまり悩む様子も無く……
九十九「あんまり興味は…」
香奈「ソウマはいい子だけど、もっとイケメンが好き」
アマキ「アリよりの……ナシですね」
オゼ「実験対象にしても余りそそられない人物だよ」
ナギ「全然無理。金貰ったらできなくはないけど」
「お労しや我が王…」となりそうになるウィルだが、アリオスがコメントしていない。
ウィル「君はノーコメントかい?それはつまり多少は気があると…?」
香奈「はぁっ!?」
アリオス「違う!確かに壮間は大切な友だが、その……なんだ。私はそういった話に疎いんだ。朝陽も蔵真も家族のような存在だし異性という意識はあまり……そもそも私が目指すのは完璧な存在!伴侶など必要としない!」
ナギ「あっはっは、何言ってんのこの子。発情しないって完璧どころか生命として欠陥だよね。睡眠欲・食欲に並ぶ欲求知ってる?言っちゃうとセッ」
アマキ「わーっ!そこまでです!年齢制限かかります!」
オゼ「交尾だよね」
アマキ「なんで言うんですか!」
オゼ「でも直近の彼女の動きを見ると……俗にヒロインらしいと言われる行動が多いんだよ。例えば落ち込む主人公を励ましたり、いつの間にか主人公を名前で呼んだり」
ウィル「一緒に旅行ではしゃいだり、着替えを覗かれたりの定番もこなしているね。しかも背中を預けられる戦うヒロイン。素晴らしいよ」
香奈「かーっ!卑しか女ですよ!人の幼馴染に何してくれちゃってんの!」
アリオス「そんなつもりは断じてない!私はただ友として壮間を信頼し、隣にいたいと思うだけで……!」
九十九「それって…あんまり恋と変わらないような…」
アリオス「何故そうなる!?」
ウィル「誰かが言った、『小さな幸せやラッキーに出会った時、真っ先にそれを教えてあげたくなる相手に恋をしている』。さぁ考えるんだアリオス、ワンチャン姫君ではなく君が我が王の姫君になるかもしれない」
オゼ「そういう話なら俗説にこんなのもあるよ。性欲か恋愛か見極めるには、一度性的欲求を発散させてから相手のことを考えればいいらしい。口に出すと面白い研究テーマだ!」
アマキ「だからなんでそっちの話にするんですか!?」
ナギ「そーゆーことなら私が手伝ってあげよっか!だいじょーぶ私どっちでもイケるから!任せて!」
アリオス「何の話だ!?友愛か恋愛の話では…いや恋愛ではないぞ絶対に!だから私に触るなあああぁぁぁっ!!」
香奈「なに!?なんでソウマ取られたみたいになってるの!?幼馴染ポジよ!最初からずっと出てるんだよ!?私がメインヒロインなのにぃぃぃ!!」
それから先、時間の流れから外れた戦いはずっと続いた。
というか、香奈の虚しい抵抗と奮闘、あとはオゼとナギの暴走が三日三晩は続くのだった……
to be continue…
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アマキ「原作キャラにもヒロインっぽいことしてた人いたと思うんですけど、今回はオリキャラ勢だけでしたね」
ウィル「一部都合で出せないキャラもいたし、あの辺出すと面倒なセコムが付いて来そうだからね」
アマキ「あぁ……」
近所のシスコン天才科学者、半機械の小っちゃいものファンクラブ会長、変態過保護シークレットサービス、Aqours保護者の幽霊───
この醜い戦いから原作キャラを守った彼らに、敬礼。
ナギが全部悪い。
今回の名言
「小さな幸せやラッキーに出会った時に、真っ先にそれを教えてあげたくなる相手は誰だ?誰の顔が浮かぶ…?」
「ニセコイ」より、舞子集。