仮面ライダージオウ~Crossover Stories~   作:壱肆陸

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たまには真面目に補完するんだぜ。


ジオウくろすと補完計画 15.5話 「ICVって、なに?」

ボウリング場で台本を床に置き、頭を抱えるのはミカド。

 

 

ミカド「……」

 

壮間「ミカドは悩んでいた。まぁ俺はよく知らないんだけど、ファイズ編でなんやかんやあってめっちゃ悩んでいた。補完計画だろうが悩んでいた」

 

ウィル「いつもの我が王みたいだね」

香奈「どっかで見たと思ったら確かに」

 

壮間「俺っていつもこんなんだった…?」

 

 

本編に引き続き、重い空気が漂う。そんなミカドの胸中は…

 

 

ミカド「…あの千咲という天使、どこか覚えのある雰囲気だった……」

 

壮間「それかい、悩みって」

 

ミカド「何故俺はこんなことも思い出せんのだ……やはり俺は言及も不要な脇役……」

 

香奈「いやいや、そうはならんでしょ…」

壮間「タプリスさんに似てると言えば……心愛さんとかよく似てるんじゃね? その…ポンコツ具合とか」

 

 

木組みの街にいた保登心愛、その名前を聞いて「ウッ…」と何か思い出しそうになるミカド。だがまだ引っかかったままで思い出せないようだ。

 

 

ウィル「それなら確かめる意味も含め、実際に会ってみよう。入ってきたまえ千咲=タプリス=シュガーベル」

 

タプリス「今ポンコツって言いましたか!? あっ、失礼しました…私は天使のタプリスと申します、初めての補完計画ですが精一杯頑張ります!」

 

壮間「久々のレジェンドゲストな気がする…しかもちゃんとした人…」

 

タプリス「この6年で物腰の柔らかさ、そして天使としての実力を身に着けたのです! フフン!」

 

 

今回のゲスト、本編よりも「少しだけ」成長したタプリスちゃんです。

ガヴドロに関しては「天使が歳をとるのか」などの設定はあやふやなので、容姿に関する言及はふわふわさせます。

 

 

香奈「それでミカドくん、何か思い出した?」

 

タプリス「もしや6年前に会っていたとか…!」

壮間「ミカド、未来から来たんですが」

 

ミカド「うっ…木組みの街…そうだ貴様! もう一度喋ってみろ!」

 

タプリス「へっ!? えっと…な、なまむぎなまごめたまたまご!」

壮間「なんで早口言葉。噛んでるし」

 

ウィル「どうやら気付いたようだねミカド少年。そう、その既視感の正体は……声」

 

 

「声」、ピンと来ない一同だがそれもそのはず。

文字だけの小説に声の要素なんて無い。だが、タプリスの声には聞き覚えがあったのだ。何故なら……

 

 

ミカド「貴様の声…やはり香風智乃と似ている…!」

 

壮間「そう言われてみれば…今までも声が似てる人って結構いたような…!」

 

ウィル「その通り。タプリスと香風智乃、双方とも同じ声優様が担当している。と、いうわけで今回の議題はズバリ『キャラクターボイス』だ! では、ご苦労だった千咲=タプリス=シュガーベル」

 

タプリス「えっ…私の出番これで終わりなんですか? チノって誰なんですか!? 声優って……うわぁなんですかこの大きい人形!? これって黒奈さんの…ちょ、待ってください、うわぁぁぁぁ!!?」

 

 

眼帯をした黒猫の巨大人形がタプリスを連行。

アニメには未登場のタプリスの同級生、人形遣いの悪魔である「黒奈=メイフィストフェレス=シナモンロール」の協力のもと、タプリスは退場した。

 

 

壮間「原作のキャラがあんな扱いでいいんだろうか…今更だけど」

 

香奈「声が似てる人って、私はそんなにピンとは来ないけど」

 

ウィル「実は姫君も会っている。Afterglowの宇田川巴と妖館の雪小路野ばらなどね」

 

香奈「えぇうっそぉ!? 巴ちゃんと野ばらさん同じ声なの!?」

 

ウィル「声優の恐ろしさがそこにあるのさ。全く違う人柄さえも演じる、まさに声の魔術師だ」

 

壮間「いつにも増してメタメタしてきたな…」

 

 

これまで出した作品で同じCVのキャラたち。

美竹蘭と保登心愛と米林才子

夏目残夏と月山習

ラフィエルと髏々宮カルタと神代利世

四方蓮示と御狐神双熾

条河麻耶と矢澤にこ

三波麗花(ランタン)と青山ブルーマウンテン

宇田川あこと綺羅ツバサなど・・・

 

 

壮間「結構いるな!? 蘭さんと心愛さんマジ!?」

 

ウィル「余談だがその2人は誕生日も同じ4月10日だ。して、本題だが…クロスオーバー作品であるなら我々オリジナルキャラクターにもあるはずだ。そう、CVが!」

 

 

いわゆる「ICV(イメージキャラクターボイス)」。作者の好みにもよるが、オリキャラを出す二次作品には、それぞれのキャラにICVを設定している場合も多い。

 

 

香奈「つまり今回は私たちの声を公開するってことだね! いいよ、私の声はそりゃ『メインヒロイン』ですので! そう例えば……釘宮◯恵さんとか!」

 

ミカド「ヒロインの声が釘宮は些かセンスが古い……」

 

ウィル「その場合は喰種捜査官の鈴谷什造と同じ声になるけどいいのかい?」

 

 

一同の脳裏に過ぎる、什造の狂行の数々。

 

 

香奈「やっぱナシで!!」

 

壮間「待てって、そんなん別に読者さんが自分で考えてくれるでしょ。こっちから決めたって想像の幅を狭めることになりかねないし…」

 

ウィル「それらしいことを言うじゃないか、我が王」

 

壮間「そうそう。大体、俺ら普通の人間じゃん。声だって逸脱しすぎない方がリアルだし、高望みはかえってギャップを作る。ので、俺のICVは神木◯之介さんでお願いします!」

 

 

瞬間、全員に蹴られる壮間。

 

 

壮間「蹴ること無いだろ!」

 

香奈「なーにが高望みはよくないなの!? 高望みどころかスカイツリー望みだってソウマの格じゃ!!」

 

ウィル「普通の高校生がピー助、立花瀧、小磯健二に並べるわけないだろう」

 

壮間「瀧さんならギリ行ける…! あと100ワニが行けるなら俺だって!」

 

ミカド「……身の程を弁えろ…死ね…」

 

壮間「お前実は落ち込んでないだろ! さっきから休まず蹴りやがって! 痛っ!?」

 

 

中々決まらないICV。ここで他の作品の場合を振り返る。

 

 

ウィル「この本によれば…仮面ライダーもののICVは声優を設定する場合もあれば、原典の仮面ライダーの俳優を設定する場合もあるという」

 

壮間「俺の場合は奥野壮さんか…いや、これどっかのオリ主アンチ(令央)が吠えそうだな……やめとこ」

 

香奈「それじゃ私の声がわかんないし!」

 

ウィル「姫君はツクヨミのポジションではないからね。強いて言うなら常盤順一郎枠なので……」

 

香奈「そうそう、香奈ちゃん時計屋だから時間という概念くらい修理…って却下です!!!!」

 

ミカド「何故やった……」

 

ウィル「他には自己投影型の主人公の場合、作者の声を当てるパターンも…」

 

壮間「無し。その先は地獄だ」

 

ウィル「了解した」

 

 

なんだかんだでICVを決めたい4人。議論は白熱する。

そこに舞い戻るあの天使。

 

 

タプリス「お悩みのようですね…私にお任せください!」

 

壮間「その声は智乃さん!」

タプリス「タプリスです!」

壮間「声が同じだから紛らわしい」

 

タプリス「黒奈さんに連れて行かれ、私は声についてしっかりと勉強しました。今の私なら皆さんにピッタリな声を見つけ出せるはずです! それでは皆さん、ご要望を言って見てください!」

 

 

この短時間で何をしたのだろうか。

信用はできないが、そこまで言うならと各々が声の要望を伝える。

 

 

壮間「やっぱ主人公だし俺。主人公らしい声がいいよね。信頼感というか、ヒーロー感的な…欲を言うならそんな感じが欲しいかも」

 

ウィル「私は多くは望まないが、主に追従するに相応しい声というものもあるだろう。あとできれば我が王に好かれるような声がいい。天使の手腕に期待している」

 

香奈「メインヒロインなので! 人気取れる声で! 可愛い声で! 他のポッと出のキャラ蹴散らせるくらいパワーのある声でおねさーっす!!!」

 

ミカド「俺は所詮…存在に大した意味はない…声だって目立っても仕方ない。世の中でありふれた声でいい……」

 

タプリス「ふむふむなるほど…では選定した声を天界に報告しますね。すぐに反映されるはずですので、しばらくお待ちください」

 

 

タプリスは4人の声を決めたらしく、言われた通り待つこと少し。

遂に壮間たちの声が明かされる───

 

 

壮間(CV:???)「そろそろ変わった頃か…ん? 何だこの声、妙に低いというか…」

 

タプリス「よく似合っていますよ日寺さん! お望み通り、下界で主人公と言えばの声になっています!」

 

壮間(CV:???)「そう…? で、これ誰の声?」

 

タプリス「玄田◯章さんです」

 

壮間(CV:玄田◯章)「玄田さん!? 渋過ぎだって! 俺、主人公っぽい声だって言ったよな!?」

 

タプリス「ですが…下界では主人公でヒーローといえばその人だと…」

 

壮間(CV:玄田◯章)「そりゃ洋画吹き替えの話だろ! 俺はサイボーグでも元兵士でもねぇよ!」

 

タプリス「ひぃっ! すいません殺さないでください許してください…!」

 

壮間(CV:玄田◯章)「ちくしょう声の圧が段違いだ!」

 

 

そこに新たな声となった香奈も登場。

香奈の要望は「人気があって可愛くてパワーのある声」だったが……

 

 

香奈(CV:なかやま○んに君)「パワー!!!

 

壮間(CV:玄田◯章)「そうはならねぇよ!!」

 

タプリス「いま下界で大人気で、パワーのあるお声ということで」

 

壮間(CV:玄田◯章)「可愛いは!?」

 

タプリス「もちろん可愛いと評判のお声です。ついったーという場所でそう言われていました!」

 

壮間(CV:玄田◯章)「タプリスさん、そこは下界の地獄です。そこの住人のほとんどはIQが3しかなくて、出回ってる情報の8割は嘘なんです」

 

※偏見です

 

香奈(CV:なかやま○んに君)「私以外のヒロイン、潰すのか潰さないのかどっちなんだい!! んーーーーつーぶすッ!!! ヤーーー!!!」

 

壮間(CV:玄田◯章)「やめろォ! 〇んに君さんの筋肉は自分以外を傷付けないんだよ!」

 

 

そこにウィルも登場。「主の傍に仕える者で、好感度の上がる声」は…

 

 

ウィル(CV:大谷◯江)「ピッカァ!(素晴らしい声だよ。流石は天使)」

 

壮間(CV:玄田◯章)「ピカチュウじゃねぇか!! 確かにパートナーの声だな! 好感度も上がるな、かわいいし!! でもおかしいだろやっぱり…って、あぁクソ声が強い!」

 

タプリス「未来から来たということで青い猫型ロボットと迷ったのですが…」

 

ウィル(CV:大谷◯江)「ピッカ、チュウピッカ!(君の判断は正しいよ天使タプリス。国民的パートナーとして、私はこれからも我が王を導くことができる。今ならボルテッカーや10万ボルトでタイムジャッカーたちを蹴散らすことすら出来る気がする。素晴らしい気分だ)」

 

壮間(CV:玄田◯章)「文字数に情報量が合ってないんだが。ていうか満足すんなよウィルも。アー○ルド・シュワルツェネッガーが身長180越えのピカチュウとポケモンマスター目指す話でもやる気なの?」

 

香奈(CV:なかやま○んに君)「アー○ルド・シュワル………ツェネッガー」

 

壮間(CV:玄田◯章)「うるさいな」

 

ウィル(CV:大谷◯江)「ピカピカピカ(さて、残るはミカド少年だが…)」

 

壮間(CV:玄田◯章)「ありふれた声…声優にせよ芸能人にせよ、ありふれたってことは無いだろ。さてはその辺のおっさんでも連れて……」

 

 

ミカド(CV:ゆっくり)「ゆっくりミカドだぜ…ゆっくりしていってね…」

 

 

壮間(CV:玄田◯章)「この天使、Youtubeを参考にしやがった……!」

 

タプリス「『ようつべ』という場所ではこの声の人がたくさん喋っていました! 下界には同じような声の人がたくさんいるんですね…」

 

ミカド(CV:ゆっくり)「今日はピカチュウとアー○ルド・シュワルツェネッガーと○んに君でランクマに潜っていくんだぜ…」

 

壮間(CV:玄田◯章)「ゆっくりポケモン実況始めんな」

 

ウィル(CV:大谷◯江)「ピーカーチュウー!(待つんだ我が王、よく考えてほしい。ミカド少年は赤い、そして仮面ライダーで俺参上と縁があり、手持ちにイケメンと筋肉がいる…つまり実質ゆっくり実況者だ)」

 

壮間(CV:玄田◯章)「なんだその実質理論。イケメンって自分の事か?」

 

 

ついに出揃ってしまったCV決定版2018年組。

 

 

壮間(CV:玄田◯章)「兵器と罠とパワーで道を切り拓く普通の高校生。ハードでアクションな主人公、日寺壮間」

 

ミカド(CV:ゆっくり)「ゆっくりミカドだぜ…今日は俺の進むべき道と存在意義について解説していくんだぜ…」

 

ウィル(CV:大谷◯江)「チュウカピッカッピッピカ!(この身は例え火の中水の中草の中森の中あの子のスカートの中、どこまでも我が王と共に。忠実なる予言者、ウィル!)」

 

香奈(CV:なかやま○んに君)「どーもーっ、片平香奈ですっ! ヒロインパワーーー!!」

 

 

祝・ICV決定!!

これからはこの声で、くろすとをよろしくお願いします!

 

 

 

 

壮間(CV:玄田◯章)「そんな訳があるか」

 

 

壮間が放ったロケットランチャーが、辺り一面を爆裂させた。

 

 

to be continue…

 




爆発オチなんてサイテー。
声優さんそんな詳しくないけど、まぁアヴニルは杉田さんよりも中村さんみたいな声質で、オゼは高めの声…?ヴォードや朝陽も男性声優のイメージです。

やっぱわからんので有識者さんいいICV教えて。
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