全新系裂! 究極東方不敗伝テイルハート   作:天地優介

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テイルハートUA一万人企画というもので、短編リクエスト受け付けをやってたのですが、そこで現実と幻想の境目の住人さんからのリクエストで、『習さんが恋をする話』ということで。


やったんですよ!!!精一杯!!その結果がこれなんですよ……!


バナージ君と化した作者。ものすごい恥ずかしいです、色々と。間違いなく知人にでもバレたら生きていけねえ……!となるレベルで。まあなんのかんの平気ですが。

というわけで、ネタバレ注意です。ブラック加入後です。よろしくお願いします。


第1章・ツインテイルズ爆誕!
番外編 習、恋をする?※六巻以降の時系列ゆえ、ネタバレ注意


 ──これは慧理那がツインテイルズに加入してからしばらく経ち、イースナもツインテイルズに加入した後のこと。

 

「突然ですが、習さんって総二様に恋してるんだと思うんですよ」

「そうよ! 私もその意見に賛成よ!」

 

 抜け駆け防止のために結成され、いつしか定期的に行われるようになった『観束総二観察の会』──しかしトゥアールが突然、その緊急招集を行なった。緊急会議の議題、それは『十文字習恋する乙女説』というものだった。

 

「……お、落ち着いてください。2人とも。たしかに、総二さんは魅力的な男性…………。でも、習さんだってそうだったんじゃないですか」

「そうですわ。あの2人が()()()()()()()()()()後に観束君に聞きましたが、習さんの心はまだ、前世での格闘家としてのものだと……」

 

 愛香もそれに賛同するなか、否定意見を出したのはイースナと慧理那だ。最近仲の良い様子を見せる2人だが、こんなところでも息のあった様子を見せていた。

 しかし息のあった様子というなら、普段から喧嘩ばかりだというのに……いやだからこそ、ここぞと言う時では、トゥアールと愛香の連携は2人のものを上回っていた。

 

「何言ってるんですか慧理那さん、それにイースナ! ユグドラシルギルディとの戦闘の時点で、すでに色目使ってましたよ!?」

「色目て……。でも、言われてみればそうかもしれへんなあ。最近はよう一緒に出かけとるし」

「メガ・ネもそう思う? そうよ、絶対習は総二に恋してるわ!」

「いえでも、あれは友情のようなものでは……」

「違うのよ!」

「愛香さんの言う通りです。いくら前世が男だったとしても、女性になって15年! 女性ホルモンの影響というものもあります。精神が肉体に引っ張られてもおかしくはありません!」

「う……。そう言われてみれば……」

「そうかも、しれませんわね……」

 

 トゥアールと愛香の力説にメガ・ネの言葉も加わり、思わず二人の言葉を肯定してしまう慧理那とイースナ。この状況に待ったをかけたのは、意外にも未春だった。

 

「はいはい、そこまで! 確かに習ちゃんと総ちゃんは距離が近いわ。でも、習ちゃんは総ちゃんに恋心を抱いてないと思うわよ? 少なくとも、自覚はしてないわね」

「証拠はあるんですか?」

「人妻の勘よ」

「それを言われると、弱いなあ……。この中で一番経験豊富なのは、なんのかんの言っても未春さんやろうし」

 

 腐ろうが中二病だろうが、やはり一児の母にして『観束総二観察の会』の会長であり、人妻の未春である。そんな彼女に否定されてしまえば、トゥアールと愛香も沈黙せざるを得なかった。

 

「そもそも、どうして二人はいきなりこんなことを言い出したの?」

「いえ……実はですね、私がいつも通り総二様の部屋に忍び込もうとして、愛香さんに迎撃されていた時なのですが……。あ、音声がありましたね。再生しましょうか」

『うえへへへへへ……この扉の向こうには、総二様の寝姿があるんですよ? 突入すれば、ゆっくりしっぽりと……』

『そ、それは……。いや、でも……』

『いいんですよ愛香さん? 好きだってキモチを……私と一緒に溢れ出させても……』

「おっと該当の部分はもう少し後でしたね」

 

 動画サイトにでも上げれば即座に年齢指定がかかりそうな音声が、部屋に響く。トゥアールは即座に音声を切ると、なにくわね顔で再び再生の準備を始めた。

 

「待ってくださいまし! 抜け駆けはナシという条約では!?」

「惑わされないで」

「津辺さん!? しかし……」

「惑わされないでって言ってるでしょー!?」

「な、なんか様子がおかしいです……」

 

 愛香の異様な剣幕に押され、抜け駆けの追求を諦めてしまう二人。そうこうしているうちに、トゥアールが問題の音声を再生し始めた。

 

 

 

『では、失礼して……』

『待って。総二がまだ起きてる気配がする……』

『では、この装置を使って、少しだけ扉を……』

『……ああ、俺も楽しみだよ』

『なんか話してるわね』

『電話でしょうか? 誰と……』

『ああ。明後日の買い物、俺も楽しみだよ。じゃあな、習』

『『!?』』

 

 

 

「……以上が、私たちが聞いた会話の内容です」

「うーん、それだけ?」

「まあ、これだけです。しかしこれを聞いて、過去のデータを検証したんです。その結果、間違いありません! 習さんは総二様に恋心を抱いています!」

「警戒する気持ちもわかるんやけど、そんなにカリカリせんほうがええで? コブ茶でも飲んで落ち着きや」

「あ、これはどうも。……まあ、そうですね。ですが、習さんが恋心を抱いていないというのも、確証はないことです。シュレディンガーの猫といいますか……実在を確かめる必要があると思うのですよ」

「成る程ね。つまりは明日の総ちゃんと習ちゃんのお出かけ、『観察』するということね?」

「トゥアールにしては冷静で的確な判断力ね。私も同行するわ」

「じゃあ、私も……」

「わ、私も行きますわ!」

「それじゃあ、私はメガ・ネちゃんと一緒にオペレーター役をするわね」

「よろしゅうなあ、未春はん」

 

 こうして、総二と習の休日を観察(ストーカー)する集団が結束された。

 

 

 

 

 ♢

 

 

 

 

 ──次の日、朝。習の家で。

 

「ふうむ……この服装で、良いのですか? 母上」

「ええ。仲の良い男の子と一緒に買い物するんでしょう? それなら、しっかりとおめかししなきゃね」

 

 総二との約束のため出かけようとした習を呼び止め、習の母である十文字(おしえ)は、自らの娘を着飾らせていた。

 時間的な余裕もあって、じっくりと考えられたコーディネートで着飾った習は、普段の大人びた雰囲気とは異なり、少し幼げな雰囲気を纏っていた。白色をベースに、花柄の模様が散りばめられた服で着飾ったその姿は、普段の彼女とはまた異なる魅力があった。

 

「今日一緒に遊びにいく男の子って、もしかして前に言ってた子かしら?」

「はい。母上も父上も、会ってはおりませんでしたか、そういえば。今時珍しいまっすぐな少年で、好感の持てる男子ですよ」

「まあ! それはそれは……。うふふ、バッチリ決めたコーディネートしてあげたんだから、今日は頑張ってね!」

「?? はい……。それでは、行ってまいります」

 

 母から満面の笑顔で送り出され、困惑しながらも出かけていく習。その後ろ姿を見送ると、教は振り返り、物陰に潜んでいた自らの夫、十文字(おさむ)に声をかける。

 

「修さん、ふふ、心配?」

「……うむ。正直なところ、愛娘が名も知らぬ男の毒牙にかかるかとともうと……!」

「心配いらないわよ、あ・な・た。お相手の観束総二君はその身長・体重・好みの色、食べ物から学校の成績まで調べ上げたけど、問題はないわ。むしろ素晴らしいぐらいよ!」

「お前の行動力が怖いよ……」

「それに……ふふ♪ ちょっと愉快なことにもなってるみたいだしね?」

「?????」

 

 こうして両親に送り出された習は、電車を使い揺られること数分。たどり着いたのは、慧理那などもよく使用する、この地域でもっとも大きなショッピングモールだ。数々の施設があり、老若男女様々な人が楽しめるようになっている。

 待ち合わせは、そのショッピングモールの中央部にある噴水だ。この待ち合わせ場所は、ショッピングモールで目立つ場所ということで習の側から指定したものだったが、しかし総二も習も知らなかったのが、ここがこの町有数のデートスポットであり、同時に噴水はカップルが待ち合わせに使うことの多い場所だということだった。

 

『こちら、コードネームオメガ。そちらの状況はどうなっていますの?』

『シュチュエーションゆえか乗り気じゃの、オメガ。こちらパイレーツ。対象はそろそろ合流する模様……』

『こちらテントウムシ、了解。さて、どうなるんでしょうか……。正直、割と冷静になってきたんですが』

『こちらソルジャー。なに日和ってんのよトゥア……テントウムシ。いい? 習は確実に総二を誘ってるわ。私の勘がそう言ってんのよ』

『ま、まあ愛香さんほどの実力者(野生児)がそういうなら……。っと、総二様の姿が見えてきました。そろそろ合流しますね』

 

 そして当然、トゥアール達も総二の後を追ってここに来ていた。万が一を考え、認識撹乱装置(イマジンチャフ)を利用したマスクを着用した状態である。慧理那はホッケーマスク風のマスクを、イースナは海賊風のマスクを、トゥアールはアメコミヒーローの『ロールシャッハ』風のマスクを、愛香はソルジャーマスクを着用。一見すると変態マスク集団でしかないが、認識撹乱装置の力により、彼女達は一般人には『何の変哲も無い人』としか見えていない。それは無論、総二達にもそのはずである。

 

 ちなみに、彼女達のコードネームを発案したのは、未春である。

 

「悪い、待ったか?」

「いいや、今来たところよ。しかしちゃんと30分前には来るとは、律儀だな」

「女の子を待たせるわけにはいかないからな」

「…………何度も言うが総二、()()は────」

「わかってるって。前世は男、だろ? でも、今は女の子なんだしな。今じゃ俺の師匠でもあるけど、それならなおさら待たせるわけにはいかないだろ?」

「全く、口だけは達者になりおって。後日の特訓では、この()自らが直々にしごきあげてくれるわ!」

 

 

『……ソルジャー、コーヒー持ってます?』

『テントウムシ、その白衣から青汁でも出せない?』

『甘い空気ですわ……これは危ないですわ……。でも何だか、目の前で……何か扉をひらけそうですわ……』

『そっちに行ってはダメじゃ慧理那! その性癖はマイナーメジャーと言えるが、かなり危ういぞ!』

 

 早速独特の甘さを滲み出させる二人に、マスクを被るストーカー達は今にも五体がバラバラになりそうな衝撃を受ける。

 

『しかし、まさかこれほどとはね……。このサタン、奴らを見くびっていたわ!』

『いきいきとしとるなあ。みは……サタンはん』

『お嬢様、なにもこのようなことを……。いやしかし、これも友人との思い出作りの一環……』

『……尊はんはもうちょっと、こう、何とかした方がええな』

 

 対する保護者陣。ツインテイルズ基地から情報支援を行なっているが、こちらは余裕? の構えを見せる。やはり、人生経験の差というものなのだろう。なお、情報支援を行なっているのはメ・ガネ一人の力である。未春と尊には、基地の最新設備を扱うスキルはない。

 

『あっ! 対象、移動を始めました! どうやら、二階……いえ、三階に向かうようです!』

『追いなさい。そして目にするのよ、真実というものを!』

『まあ、ほどほどに頑張ってな〜』

 

「……なにか、親しんだ気配を感じるような。気のせいか……?」

 

 まず習と総二が向かったのは、ショツピングモール3階に存在する服屋だった。男女両方の性別に向けた幅広い種類の服を扱うここは、やはりデートスポットとして人気がある。

 

『むむむ、ここは……。やはり習さんは……』

『早とちりはいかんぞ、トゥアール。単純に服を買いに来ただけの可能性もある』

『そうね……。地味に習ってセンスいいし、総二が服に関してのことで相談しても、おかしくは無いわね』

『なるほど……。でも、観束君が服のセンスのことで相談するなんて、あるんでしょうか?』

『確かに、総二ほどのツインテール馬鹿が、今更服のセンスを聞くなんて思えないわね。ツインテールに似合う服とかは研究してそうだけど』

『ということは……ですよ、これは仮説ですが、総二様がファッションを気にすることがあったということで……。それは誰かに恋をしたとか、誰かを意識したとか、そういうきっかけが一番多いのではないでしょうか……』

『『『……………………』』』

 

 トゥアール達が謎の疑心暗鬼にかられるその一方で、習と総二は女性服売り場に来ていた。二人は店内を散策しているが、どうやら望みのものはないらしい。キョロキョロと周囲を見回す中で、総二がおもむろに口を開いた。

 

「付き合わせて悪かったな。俺、ツインテール以外のことわかんないからさ……」

「構わん、頼られるのに悪い気はせん……。しかし改めて聞くが、相談相手がワシでよかったのか?」

「メ・ガネに頼るのも考えたんだけど、あの体はどうしても目立つからな……。習はなんだかんだ言って気軽に相談できるしな」

「ふっ、さっきは私を女扱いしておらなんだか?」

「そこは、こう、時と場合によるということで……」

 

 こうした会話を続けながら10分ほど店の中を探索していた二人だったが、やはり贈り物には小物がいいのではないかということで、すぐに他の店に移ることになった。

 

『贈り物を選ぶようですが……誰に送るつもりなのでしょうか』

『考えても仕方ないわ。それより観察よ』

『なんだか楽しくなってきましたわ』

『そうじゃな……。なんというか、童心を刺激されるのう。スパイみたいじゃ』

 

 スパイ(ストーカー)活動を楽しみだしたトゥアール一行は無視したまま、次々に行き先を変えて、ショッピングモール中を駆け回る二人。それについていくトゥアール達だったが、今は生身である。まず慧理那がダウンし、次にイースナがバテた。

 

『も、もう動けませんわ……』

『わらわも……。トゥアールと愛香は、元気じゃのう……』

『二人はダウンしてしまいましたか……。しかし愛香さん、勝負はここからですよ! あふれる知性で必ずや真実を突き止めましょう!』

『ええそうね! 業火のように湧き出るこの力、まだ無尽蔵よ!』

 

 対するトゥアールと愛香はまだまだ元気。いやむしろここからだと、火事場の馬鹿力のように体の底から力を湧き出させていた。

 

 しかし、平穏……? な日常というものは長くは続かない。それが戦士のものならば、なおさらだ。

 

「フハハハハハハ! 我は死の二菱(ダー・イノ・ランヴァス)の超兵、スピノギルディ! この俺の親友属性(ソウルフレンド)の眼鏡に……。いや、まずはツインテール属性か!」

 

 現れたのは、イースナの加入と時を同じくして、この世界に侵攻を始めた部隊、死の二菱(ダー・イノ・ランヴァス)ののエレメリアンだった。

 死の二菱(ダー・イノ・ランヴァス)はエレメリアン四頂軍でのうちに数えられる部隊であり、恐竜系のエレメリアンが多く所属している。このスピノギルディは体格も大きく、相当なパワーがあることがうかがい知れた。その視線の先には、ツインテールの少女。エレメリアンの中でも珍しい、自身の属性よりも任務を重視するタイプ。それがスピノギルディだった。

 

『トゥアールはん達、アルティメギルや!』

『まずいですね……。慧理那さん達はバテていますし。ここは愛香さん、一人でいけますか?』

『わかってるわ! テイル……』

 

 突然の襲撃に対し、変身しようとする愛香。しかしその前に、今にもツインテール属性を奪おうとしていたスピノギルディの背を蹴って、レッドとハートが現れた。

 

「ぐっ!? レッドとハートか! 不意打ちとは卑怯な!」

「もたついてたら、守れなさそうだったんでな!」

「ここはワシらに任せて、そなたは逃げよ!」

「あ、ありがとうございます!」

 

 ツインテールの少女を逃し、スピノギルディと相対する二人。

 

「トゥアール! 他の者はいつくる!?」

『ごめんなあ、今トゥアールちゃん達外出中で……。基地にはウチと未春はん、あと尊はんしかおらへんわ』

「そうか……。みんなの集合には時間かかりそうか?」

『ちょっと厳しいかもなあ。愛香はんはいけるかも知れへんけど』

「わかった! ハート、まずは俺たちでなんとかしよう」

「うむ。買い物も終わった。さっさと倒すぞ!」

 

 メガ・ネとの通信を終えると、二人は果敢にスピノギルディにかかっていく。危ないと見れば即座に飛び出せるよう、物陰を探して待機していた愛香だったが、二人の連携は度重なる修行を経て、さらに洗練されたものになっている。

 

「むう、これが噂に聞いたハートの技か!」

「そうやすやすと、ワシの髪の毛一本にすら触れられるとは思わんことだなあ!」

 

 まずハートが敵を翻弄し、動きを止め。

 

「ここだ! 斬り込む!」

「ガハッ!?」

 

 次に、レッドが強烈な一撃を決めて後退させ。

 

「これならば、アレを使う必要もない。一気に決めるぞ!」

「おう! プログレスバレッター!」

「ぐっ、レッドが速度を……ッ!? これは、分身!? ハートもだと!?」

 

「ライジングブレイザー!」

「シャッフルズ・フィンガー!」

 

 強力アイテム『プログレスバレッター』を用いてフォーラーチェインに変身したレッドと、必殺技を発動させたハートの必殺技が炸裂。スピノギルディは何もできず、爆散した。

 

「ふう……」

「よし、離脱するぞ。ファンに囲まれては面倒だ」

「だな」

 

 すでに本来の目的である買い物は終えている。厄介なファンに囲まれる前に、退避していく二人。普段はブルーが追い返したり、ブラックやイエローを警戒して近づいてこないのだが、今は珍しくハートとレッドの二人だけ、という状況である。

 

「ああっ、待ってレッドちゃん! せめてこの服を!」

「ハートお姉様……!」

 

 自分たちを追う声も尻目に、いずこかへと飛び去っていく二人。その様子を、物陰からトゥアールと愛香が見つめていた。

 

『……何もできなかったわね』

『見事な連携でしたからね……』

『『………………』』

『なんか……敗北した気分です……』

『私は諦めないわよ……絶対に』

 

 こうして、習と総二以外には、騒がしい一日が幕を閉じた……。

 

 

 

 

 ♢

 

 

 

 後日、アドレシェンツアで行われた未春の誕生日会にて。

 

「まさか、未春さんの誕生日プレゼントを買いに行ってたなんて……」

「ええ、ほんっっとーに驚きました。本当に」

「もうあんな真似はこりごりですわ……」

「む、無駄な筋肉痛……」

「???? どうしたんだ、みんな?」

「……まあ、黙っておいてやろう」

 

 総二と習の買い物は、未春の誕生日プレゼントが目的だった。最終的に喫茶店で使っているコーヒーメーカーが古くなっていることを総二が思い出し、それを買うことになったが……。

 

「あれを買うのなら、わざわざ私が同行することもなかったのではないか?」

「ま、まあそれは……途中で思い出したから……」

「フッ、冗談だ。なかなか楽しかったしな。鬱陶しい視線もあったが」

「「「「うぐっ」」」」

(流石に、悪いことをしましたね……)

(そうね……。次からは自重しましょう)

(わらわ達は巻き込まれただけでは……?)

(よく考えればそうですわね……。いえでも、わたくし達も乗り気になってしまいましたから……)

 

 真相を知り、習に対して抱いていた恋敵としての不信感を無くして、反省する四人。しかし、一部始終を基地で聞いていた未春は、少し違和感を感じていた。

 

(普段は結構、落ち着いた時の多い子だと思ってたんだけど……総ちゃんと一緒の時、妙に声が弾んでたのは、気のせいなのかしら?)

「改めて、ありがとな習。せっかくの休日に付き合わってもらって……」

「気にするな、総二。私も、なかなか楽しかったし、な……」

(真相は習ちゃんの心の中、ね……。ふふっ、これはトゥアールちゃん達も、落ち込んでる場合じゃないかもね♪)

 

習と総二のデートって(番外編以外で」見たい?

  • 構わん、やれ
  • 断固として拒否する
  • メス落ちまだ?
  • 習側が記憶失ってたらいいよ
  • トリニティ!
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