まあ、これだけは聞いてください。
シャッフルハートってさ、マスターガンダムってさ
ツインテールみたいだよね。
『流派、東方不敗は!』
『王者の風よっ!』
『全新!』
『系裂!』
『『天破侠乱っ!』』
『『見よっ! 東方は紅く燃えているぅぅぅぅ!!』』
『かっ……くあ………』
『師匠?』
『………………』
『師匠………師匠! ししょおおおおおおおおおおおおおおっ!!』
──どこかの世界、どこかの宇宙……未来世紀において行われた、第13回ガンダムファイト決勝戦にて………。第12回ガンダムファイト覇者であり、元シャッフル同盟盟主のキング・オブ・ハートであり、流派東方不敗の開祖でもある男、シュウジ・クロスはその50年にも満たない、あまりに短くも太い生涯を終えた。
その遺体は彼の愛弟子であり、最大の好敵手でもあった男、ドモン・カッシュによって荼毘に付され、シュウジが愛した地球の自然の中に丁重に葬られた。
『師匠……俺はキング・オブ・ハートとして、ガンダム・ザ・ガンダムとして、二度とウルベやウォンのような輩に好きにはさせません! ……だから師匠、どうか安心してお眠りになってください……!』
『ドモン……』
『行こう、レイン。……俺は、師匠に恥じない生涯をおくるつもりだ』
『なら、私はずっとあなたを支え続けるわ』
『ありがとう、レイン………』
(ふん……ドモンよ、一丁前に格好つけおって。しかし、デビルガンダムを相手にしてのレイン・ミカムラとの一撃、見事であった。あれなるはキング・オブ・ハートに最も必要な資格、何者にも勝る愛の具現よ……)
その魂は肉体が滅びを迎えてもなお、弟子と彼の恋人のことを見守り続けていた。しかしその日々も、終わりを迎える時が来たようだ。新たなるキング・オブ・ハート、ドモン・カッシュの成長によって……。
(もうワシに思い残すことはない………マックス、アラン、ナシウス、そしてトリス……。かつてのシャッフルの仲間たちよ。青春の日々を共に駆けし友たちよ、ワシもお前たちと同じ場所へ帰ろう……)
霊体となっていたシュウジ・クロスは、その肉体が絶命した時と同じく、安らかな、眠るような表情で目を閉じた……。
そしてその魂は天へと昇り、かつての友たちに導かれ、やがて空に瞬く星たちの一つとなる…はずであった!
しかし!
シュウジ・クロスが目を覚ましたその時、彼が知覚したのは自身の肉体の無事と、真っ白な空間であった!
「……どういうことだ。ワシはすでに成仏したはず……もしや、デビルガンダム細胞の仕業か!?」
「いいえ、違います。感覚としては生身と同じでしょうが、ここは死者の国。あなたは死に、魂となってここへ来たのです」
「ぬうっ! その声は!」
背後より聞き覚えのある声を聞いたシュウジは、寝転んだ状態から瞬時に跳躍! そのまま連続攻撃を放つ!
「肘打ち、裏拳、正拳!」
「……!」
しかし声の主人はシュウジの攻撃を全て間一髪のところでかわし、逆にその拳をもって逆襲の一撃を放つ!
「ぬうっ! だが甘いわ!」
「!」
シュウジはその闘気によって空中で跳躍し、その一撃を避ける! そうして戦いは仕切り直しとなったが、華麗に着地を果たしたシュウジは構えを解き、その拳を下ろすと、声の主人へ向けてにこやかな笑みを向けた。
「ふっ、死後の世界であっても、鍛錬と研鑽は怠っておらんかったようだな、トリス・スルゲイレフ!」
「東方不敗マスターアジア……いえ、シュウジ・クロス。あなたこそ、我らシャッフルの盟主として、その実力は衰え知らずのようですね」
声の主人とは、先代シャッフル同盟のブラック・ジョーカーであり、元ガンダムファイトネオロシア代表でもある女傑、トリス・スルゲイレフであった。シュウジとは長年の友であり、彼がシャッフルを抜けたあとは、同盟のリーダーとして活動していた人物でもある。
「……しかし、ワシもお前もすでに死人よ。今更魂のみをこの空間に呼び寄せて、なんのつもりだ?」
シュウジのいうとおり、彼と同じくトリスもすでに故人であった。他のシャッフルの仲間たちと同じく、今代のシャッフル同盟の者たちをDG細胞の魔の手より救うため、自身の紋章を彼らに託して絶命したはずである。
「そのことなのですが、まずはこれを見てください」
「むっ……足元に映像が。……これはっ!?」
シュウジが映像に見たもの、それは謎の軍団によって蹂躙されているコロニー群であった。映像をよく観察してみれば、なんとデビルガンダムさえも復活している。
あまりに衝撃的な映像に、言葉を失うシュウジ。
「…これは、この世界の未来です。異世界より飛来せし軍団……通常兵器も戦略兵器もまるで通じない彼らに、コロニーの兵器も通じず、侵略されてしまったのです」
「ドモンは! ドモンはどうしておるか!!」
「……これを見てください」
トリスが手をかざすと映像が切り替わる。そこに映っていたのは、謎の怪人軍団とデビルガンダム相手に戦う、ガンダムファイター達の姿だった。その中核をなすのはシャッフル同盟であり、ドモンの乗るゴッドガンダムも最前線で奮戦している。
「おおドモン! ……トリス! 兵器は効かぬと言っておったが、ファイター達は戦えているではないか!」
「当然です。ファイターの力の源は、ミカムラ博士の開発した感情変換システム。その力によって放たれた技は、彼らにとってまさに痛烈な一撃となるのですから」
「むう……そういう訳であったか。しかしこの映像をワシに見せてどうするつもりだ? 成長したドモンとシャッフル同盟ならば、デビルガンダムといえど物の数ではなかろうに。……まさか、それほどあの怪人どもが強大だと言うのではなかろうな?」
「……その通りです、シュウジ。彼らの科学力は、この未来世紀の科学力すら圧倒するほどだったのです」
「なんだと?」
再び映像が切り替わると、次に映るのは膝をつくゴッドガンダムの姿。ゴッドガンダムの眼前にはデビルガンダムが存在しているが、その胴体部には天使のように美しくも、見るものが見れば醜悪に過ぎる姿の女型の怪人が鎮座していた。
「ドモンが……!? デビルガンダムのコアとなっているあやつは何者だ!」
「彼女の名はエンジェルギルディ。……いずれこの世界を襲う怪人軍団『アルティメギル』に属する怪人の一体にして、最悪の科学の使徒。彼女こそがデビルガンダムを復活させ、この世界を蹂躙した張本人なのです」
「なんと……!」
「……デビルガンダムと彼女の脅威は、この世界だけで終わりではありませんでした。彼女はこの世界をデビルガンダムと自身の力で滅ぼすと、ほかの世界にも侵攻していったのです」
このトリスの言葉を聞いた瞬間、シュウジは捨てて久しかったはずの、己の身を焦がすほどの激しい『怒り』を覚えた。
映像の中で、デビルガンダムをそのコアとなって操るエンジェルギルディは、コロニーはおろか、地球……いや、この宇宙のあらゆる自然を食い荒らしていた。
『人間もまた自然の一部』……かつてドモンにそう諭されたシュウジにとって、この世界の全てを蹂躙し、デビルガンダムを悪用するエンジェルギルディは、到底許せる存在ではなかったのだ。
「トリス! ワシをこの奇妙な空間に呼び出した訳……それは、あやつを倒せということだろう!」
「その通りです。ですが、いかにあなたでもこの状態になった彼女を打倒するのは、不可能に近いでしょう……そしてなにより、彼女を倒せたとしても、アルティメギルの首魁を相手にはできません。いまこの間にも、かの存在はこの空間にさえ干渉しているのですから」
「むうっ!?」
トリスの言う通りだった。シュウジが来た時には真っ白だったこの空間が、今はすでに紅く侵食されてしまっている。まるで風になびくツインテールのように儚く、シュウジの足元でさえ今にも崩れ落ちてしまいそうであった。
「……ならば、どうすると?」
「我々旧シャッフル同盟の全身全霊をもって、あなたを過去へ……そして異世界へと送り出します。そこではあなたはもはやシュウジ・クロスではありません。東方不敗という名も通じないでしょうし、もしかすれば性別まで──」
「フッ、このワシがその程度で臆すると思うてか! ワシはシュウジ・クロスであり、東方不敗であり、そして12代目キング・オブ・ハートでもある者ぞ! この魂に刻まれしシャッフルの紋章……それが輝く限りワシはワシであり、他の何者でもない!」
「……そうでしたね、シュウジ。あなたは本当に、おの頃から変わっていない……自然を愛し、人を慈しみ、世界を守ろうとしていた、あの頃から…………」
この空間に来てからの年月の中で、この時トリスは始めて心から笑っていた。それほどに嬉しかったのだ、自身が知る『シュウジ・クロス』という人物が、依然変わらず大人物であったことが。
「それで? ワシはその異世界とやらで何をすればよいのだ」
「ツインテール……という言葉を知っているでしょうか。髪型の一種ですが、この世界での戦いの結果、アルティメギルはその『ツインテール』を愛することによって生み出されるエネルギーを狙っていることがわかりました」
「……何を言っておる? ツインテールだと?」
「ええ。アルティメギルの狙いとは、人の心より湧き出る力、なにかを愛する力……『
『ツインテール』……シュウジはこの時、まだこの6文字で表せられるような概念を理解できていなかった。しかしアルティメギルが人の心を狙っていることはわかったので、再びその怒りを再燃させた。人から心を奪うというのがどれほど残酷なことか、キョウジとドモン……デビルガンダムをめぐるカッシュ兄弟の因縁を間近で見てきたシュウジは、よく理解していたからだ。
「奴ら、肉体はおろか心ですらも! 許せん……。トリス! 今すぐワシをその異世界へ送れい! このワシ自ら、奴らに引導を渡してくれるわ!」
「その言葉を待っていました。ならば今こそ!」
「「「「我らシャッフル同盟の力! 1つに合わせる時!」」」」
「むおっ!?」
トリスの号令に合わせ、突如として彼女の背後にシャッフル同盟が出現。そしてトリスを含めた全員がシャッフルの紋章そのものとなって、そのままシュウジの身体を貫いた!
「こ、これは……!」
(シュウジ! 今より私たち全員の力をもって、あなたにアルティメギルを構成する怪人ども……『エレメリアン』に対抗する術と!)
(お前の魂がお前のまま、異世界へ行くためのエネルギーを託してやる!)
(属性力とはワシらにとっても未知のエネルギー! されど臆することはあらず! たとえどのような肉体に成り果てようと、汝ならば必ず事を成し遂げられよう!)
(さあ………我らシャッフルの力を受けて! 飛びなさいシュウジよ!)
「おおう!! ゆくぞ! シャッフル同盟の名のもとにっ!」
「「「「「俺のこの手が真っ赤に燃えるっ!! 」」」」」
「「「「「勝利を掴めと轟き叫ぶぅ!!」」」」」
既に空間は崩壊し、シュウジの魂は虚空へと投げ飛ばされた。しかしその心に恐怖は無い。それは彼がシュウジ・クロスであり、東方不敗でもあるからであり───シャッフルの魂がともに在るからだ。
「「「「「ばぁぁぁぁくねつっ!!」」」」」
口上とともにシュウジの右手にシャッフルの紋章が浮かび上がる。キング・オブ・ハートだけでなく、他のシャッフル同盟……クイーン・ザ・スペード、ジャック・イン・ダイヤ、クラブ・エース、ブラック・ジョーカー、全ての紋章が合体した『シャッフル・マスター』の紋章は、爆熱的な輝きをもって煌めいている!
「「「「「シャッフル! どぉぉぉぉめぇぇぇぇけぇぇぇぇんっ!!」」」」」
シャッフル同盟の力を結集せし一撃……シャッフル同盟拳が光となった放たれ、何もない虚空へと穴を穿つ。
(飛び込め!)
「おおう!」
シュウジは気合い一閃。どこからともなく取り出した布を足場として跳躍すると、穿たれた穴の中へと飛び込んでいった!
「むう! これが魂が転生する感覚か!」
(本来ならば、この世界のはざまとでも呼ぶべき空間で魂を削られ、無垢なガラス玉のような状態で転生するのです。しかし今のあなたは違う………。我々が守っているのですから!)
「しかし! それではお前たちが!」
(言ったはずだ! お前の魂がお前のまま、異世界へ行くためのエネルギーを託すとな!)
(ワシらの力、余すことなく受け取るがいい!)
マックス・バーン、ナシウス・キルヒャ、アラン・リー、トリス・スルゲイレフ………彼らの魂は既に限界を迎え、シュウジから剥がされようとしていた。
しかし、彼らは決してシュウジから離れようとはしなかった。魂の消滅の危機であるというのに、彼を守るため、自分自身の魂そのものをエネルギーとしてシュウジに託したのだ。
(……ですが、どうやら限界のようです)
(存在が消えていくのがわかる………)
(しかし、案ずるなシュウジよ! 我らが消滅するのは、アルティメギル首魁の企みによるもの! 我らがお主を飛ばしているのは、おかしな話だが……『過去』の異世界ということなる!)
「つまりは、アルティメギルを打倒すれば、お主たちの魂は取り戻されると!?」
(そういうことです。……だから、頼みましたよ、シュウジ)
やがて限界を迎えたシャッフル同盟の魂は、次々に塵となって、虚空へと消えていく。それを悲しげに見つめていたシュウジだったが、最後の1人の魂が消えたところで、自身の心に活を入れ、その瞳に炎を灯らせた。
「ワシの……ワシの魂は消えず! シャッフルの炎よ! ワシの魂よ! 今こそ……爆熱するとき!!」
その心は水のように澄んでいながら、どこまでも熱く燃えていた。明鏡止水の境地へ至ったシュウジの身体……魂は黄金に輝き、彼の行く先を照らしていた。
「ぬうおおおおおおおお!!」
シュウジの視界が真っ白に染まる。そして、彼は────
──どこかの世界、どこかの宇宙。西暦20××年。平和………だった世界で。
「レオギルディ! これで終わりだ!」
「くっ、その誇り高い姿! やはり我が
とある町に存在する運動場、そこでは一人の赤き美しいツインテールを持つ幼女と、獅子のような姿でありながら、人のように二本の脚で立つ怪人が相対していた。
幼女の方の名は『テイルレッド』。可憐な外見となびくツインテールが魅力的だが、その正体はなんと、ツインテールを誰よりも愛する男子高校生の
そんなテイルレッドと対するのは、アルティメギルの中でも屈強な戦士として名高い怪人ドラグギルディ、その部下の中でもかなりの武闘派であり、強い相手が屈服することに快感を覚えるという男、レオギルディ。
「くっ、何をするつもりだ!」
「本来ならば、こんな力など用いずお前を屈服させたかった! しかし、ここに至ってはしょうがあるまい……! 喜べテイルレッド! この俺に、こいつを使わせることをな!」
『っ!? 総二様、気をつけてください! 相手のエレメリアンの属性力が跳ね上がっています!』
総二=テイルレッドの戦いを彼の家の地下に設けた秘密基地よりサポートするトゥアールからの通信に、しかし彼女は答えられなかった。口を開こうにも、まるで石でも乗せられたかのように重いのだ。
『総二様!? 返事を……!』
「……こ、れ、…………は……!」
「ふふふ……驚いたぞテイルレッド。まさかこの俺の
『なにアイツ! これまでの中でもとびっきりの変態じゃない!』
『ですが、それだけに脅威です。エレメリアンは変態であればあるほど、自らの属性力への愛が強ければ強いほど、自らも強くなる……! そういう存在なのですから!』
秘密基地ではトゥアールとともに、総二の幼なじみである
「ぐっ………く、そ…………っ!」
「基地で待つ我が同胞たちよ……。お前たちがテイルレッドに抱く想い、散らすことを許せっ! プレッシャー全開!」
「っ! まず…………っ!」
今でも立っているのがやっとだというのに、これ以上プレッシャーを強くされては────最悪の事態がテイルレッドの頭をよぎったその時、レオギルディの身体に突如、なんらかのエネルギー物体が激突した!
「ぬうおっ!?」
「ぐっ……はあっ! はあっ………。な、なんだ? 一体……?」
「ふん……。ショットの一発で怯むとは、この程度かエレメリアン! この程度かアルティメギルぅ!」
「……!? な、なんだこの声は! どこから…………!?」
「! あそこ……運動場のドームの上!?」
テイルレッドが指差した方向には、真っ白に燦々と輝く夏の太陽があった。そしてその太陽を背に、運動場の屋根の上に何者かが立っていた。そのシルエットはまるでハートのような形であり、この時点で既に一種の優美さを醸し出している。
「ふっ、見つけるのがあと1秒も遅ければ、レオギルディとやら! 貴様の首は飛んでおったわ」
「ええい、何者だ貴様! この運動場程度ならば覆うほどの我がプレッシャーを前にして、何故あれほどの攻撃を……!」
「しれたこと! この魂の輝きが、貴様の小手先の技を潰しただけのこと!」
「むう! 普通ならば怒り狂うところ……。しかし、この有無を言わさぬ説得力! 貴様、かなりの戦士とみた! ………名は!?」
そうレオギルディが訪ねた時、謎の人物が背負う太陽がひときわ輝きを増した。そしてその眩しすぎする光は、逆に謎の人物の姿をテイルレッドとレオギルディの視覚に対し、はっきりと刻みつけることになる。
「遠からんものは音に聞け! 近くば目にもよって見よお!」
──その身体は
「かつての名は東方不敗! しかしその名はもう捨てた!」
その頭部にはハート型に形成された赤いツインテールがなびいており、まるで薔薇のような気高さと美しさを感じさせた。
「そう、我こそは
そしてその表情は仮面に包まれ伺いしれない。だが、その仮面に薄暗い理由が無いことは、その声、その動きでテイルレッドとレオギルディにも直感できた。
「東方不敗、マスターアジア改めっ! 今はうら若き乙女となりし者、シャッフル・マスター、テイルハート! アルティメギルよ! 自然の一部たる人の心を脅かさんとする貴様らを、このワシが成敗してくれるわあ!」
「なんだ貴様!?」
「もはや問答無用っ!! ゆくぞっ! 流派、東方不敗の名の下にぃ!」
ゆらり、と『テイルハート』の身体が動いた次の瞬間、爆発的な勢いでもって、爆熱的な威力を込めた右の掌を、レオギルディはその顔面に叩きつけられていた。
「なっ………!?」
「ワシのこの手が煌めき光る! 未来を照らせと輝き燃える!」
テイルハートの口上とともに、その右手の甲に紋章が浮かび上がる。
全てのシャッフルの紋章を束ねた、『シャッフル・マスター』の紋章……それこそが、『彼女』が『彼』たる証!
「しゃあああああくねつっ!! サンシャイン・フィンガーーッ!」
まるで太陽の輝きの如しきらめきを、その熱さを叩きつけられたレオギルディは、たまらず苦しみの声をあげた。
「ぐ、ぐおおおおおおおおっ!!」
「ばぁくはつっ!!」
そして、レオギルディの苦しみの咆哮とともに、その熱が頂点に達した瞬間……テイルハートの叫びとともに爆発が巻き起こった!
「……ふん、こんなものか」
「す、すげえ………」
爆煙が去った後には、エレメリアンを倒した時に出る
ただの一撃、それのみでテイルハートは、テイルレッドさえも苦戦させた敵を倒したのだ。
「そこの貴様! 名をテイルレッドというらしいな」
「はっ、はい!?」
突然名を呼ばれ、幼き体躯をさらに縮こまらせるテイルレッド。テイルハートはそんな彼女に近づくと、手に持った属性玉を彼女の手に握り込ませた。
「この宝玉……。ワシには使い道がわからぬ! なので、お主に預けよう」
「えっ、あっ、はい……。なあ、あんた一体なにも「長居する必要はない……さらばっ!」って、ええ!? も、もういっちゃったよ……」
『……トゥアール、あれ…………』
『愛香さん、気持ちはよくわかります。私もちょっといきなりの万国びっくり人間博覧会で頭が……。これは、総二様が帰ってきたら慰めてもらわないと……!』
『いい加減にしなさいよこの色ボケがーー!!』
『ぐえーーー!?』
「……一体どうなるんだ、俺の戦い…………」
テイルハート……。テイルレッドたちにとってはいきなり現れた不審人物だが、その正体は第12回ガンダムファイト覇者であり、元シャッフル同盟盟主の元キング・オブ・ハートにして現シャッフル・マスターであり、流派東方不敗の開祖でもあり、そしてアルティメギルを打ち倒す使命を背負った戦士でもある『少女』。
「テイルレッド……まだまだ甘い。だが、見込みのありそうな戦士よ……。しかし、ううむ。この身体………まさか少女になってしまうとは」
シュウジ・クロス……もとい、
※お気づきかと思いますが作者は変態です。たぶん元が東方先生じゃなかったら習ちゃんと総二で、トゥアールや愛香みたいにラブコメさせてましたね。
習と総二のデートって(番外編以外で」見たい?
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構わん、やれ
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断固として拒否する
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メス落ちまだ?
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習側が記憶失ってたらいいよ
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トリニティ!