未来逃走Ⅱ―無実の弾丸―   作:中2病人間M

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園内に鳴り響くブザー、これから園内で何が起こるのであろうか……


missionⅡ

「いったい何が起こるの?」

「奈々ちゃん、わからない、けどなんか面倒なことが起こるのは間違いないな」

「わしも同感じゃ」

 

 

その時

 

 

園内の端から壁と天井が現れ出入りが完全にできなくなった。

 

 

「まさか出れなくなった」

「このまま殺す気かいな?」

「え!?そんなの嫌だよ」

「大丈夫だよ、奈々ちゃん、何とかなる」

「……海斗君」

 

 

だがこの状況で色んなところから逃走者たちの不安な声が聞こえてきたのだ。

 

 

そして、壁の照明が灯り園内が明るくなったのである。

 

 

その時

 

 

スマホにメールがきた。

 

 

『通達、園内を壁で囲ませてもらった、もう間もなく壁からマシンガンが出てくる。もちろん、園内には赤服隊もいる、逃走者はショッピングモールに入れ、明日の午前9時までショッピングモールには赤服隊が入ることはない、諸君の健闘を祈る』

 

 

「意味わかんねぇよ」

「ショッピングモールってどこのよ!?」

 

 

次の瞬間、壁から巨大なマシンガンが出てきたのだ。

 

 

「海斗、奈々、つべこべ言わずショッピングモールに逃げるんじゃ!!」

 

 

そして、マシンガンは逃走者目掛けて乱射したのである。

 

 

「ショッピングモールってどっちじゃ!!」

「ゴローちゃん、知らないの!?」

「知らんわ、ボケェ!!」

「!!あっちです、ゴローさん、奈々ちゃん」

「海斗、助かったわい、奈々、急ぐんじゃ!!」

「はいっ!!」

 

 

俺たちはショッピングモールを目指して走り出した。

 

 

早く……ショッピングモールに……

 

 

園内にはほとんどの逃走者が集まっていたため凄まじい血の荒らしとなっていたのだ。

 

 

そして、俺たちはショッピングモールの入り口を発見し間一髪でショッピングモールに飛び込んだのである。

 

 

「ギリギリセーフじゃ」

「そのようですね」

「やばい、洋服、他人の血だらけ……」

「本当だな、奈々ちゃん」

「ほな、明日の9時まではここは安全じゃ、奈々、あそこの水道である程度、洗ってこいや」

「そうだね、ありがとう、ゴローちゃん」

 

 

そして、俺たちはショッピングモールで一晩明かしたのだった。

 

 

 

 

 

俺たちは次の日の8時に起床しスタンバイしていた。

 

 

「いいか、気合い入れてくんじゃ!!」

「「はい、ゴロー「ちゃん」さん」

 

 

俺と奈々ちゃんはハモったのだ。

 

 

「2人とも、気合いが足りないわい、はぁい、もう一度、気合い入れてくんじゃ!!」

「「はい」」

「ゴローさん!!」

「ゴローちゃん!!」

 

 

今度はハモらずに少しずれたのである。

 

 

「ほな、合格や!!」

「ハモらせるのって結構難しいんだな」

「そうだね、海斗君」

 

 

 

 

そして、間もなく9時になる頃、スマホにメールがきた。

 

 

『通達、9時になったら園内にエイリアンロボットを6体投入する。3時間以内に全て破壊できなければ園外に戦車を50台投入する。また、今日中に全て破壊できなかった場合、毒ガスを投入し園内の逃走者を抹殺する。なお、これ以降は園内の壁のマシンガンは停止する。諸君の健闘を祈る』

 

 

「……エイリアンロボットを6体を3時間以内に全てを破壊しろってそんなことできるの?」

「あの国王の爺、missionⅡでいきなりとんでもねぇmission出してきやがって」

「ほんまにとんでもないことになったのぉ」

 

 

 

 

そして、9時になったのと同時に赤服隊がショッピングモールに入ってきたのだ。

 

 

「よし、行くぞ!!」

「うん!!」

「行くでぇ!!」

 

 

俺たちは赤服隊をすり抜けてショッピングモールから出たのである。

 

 

その時

 

 

「海斗君、危ない!!」

「くそっ!!」

 

 

エイリアンロボット2体がマシンガンで乱射してきた。

 

 

「ふせるんじゃ」

 

 

周りの逃走者が次々と倒れていったのだ。

 

 

「破壊しちまえ!!」

「うぉぉぉ!!」

 

 

逃走者たちが大勢でエイリアンロボットに向かっていったのである。

 

 

「お前ら、駄目だ!!アイツの弱点は胸だ、光線を放つ時に開くからそこを狙うんだ!!」

「海斗!!どうやったら胸が開くんじゃ?」

「相手が人の場合はマシンガンしか使わないから車とかで突っ込むんだ」

「なるほど!!……って車なんてないじゃん」

「確か向こうに駐車場があったはずじゃ」

「なら、俺が行ってくるぜ!!」

 

 

逃走者の1人が駐車場に向かった。

 

 

その間にも6体のエイリアンロボットはマシンガンを乱射し続けたのだ。

 

 

「うわっ、相変わらず頑丈だな」

「そういえば戦ったことあるの?」

「ああ、前に出た逃走ゲームでね」

「え、海斗君、出たことある?」

「ああ、犯罪者用のな」

「え?」

「ドアホ!!お前ら今はそんなことどーでもいいわ」

「「はいっ!!」」

 

 

そこへ、

 

 

「お待たせしましたぁ!!」

 

 

車に乗った逃走者がやって来たのである。

 

 

「まずい、胸を開いた」

「危ないよっ!!」

「ドアホ、お前、光線くるぞっ」

 

 

エイリアンロボットの1体が胸を開いて青い光線を放った。

 

 

「おらぁぁぁぁ!!」

 

 

逃走者はハンドルを切り車で光線をよけたのだ。

 

 

「やるのぉ!!」

 

 

そして、エイリアンロボットが再び光線を放ったのである。

 

 

「何度やっても同じだ!!」

 

 

逃走者は再び光線をよけた。

 

 

「あの人すごいな」

「本当だね、レーサーみたい」

「でも、ロボットにどうやって攻撃するつもり何じゃ?」

 

 

そして、エイリアンロボットがまた光線を放とうとしたのだ。

 

 

その時

 

 

「くたばれぇぇ!!」

 

 

逃走者は車ごとエイリアンロボットの胸に突っ込むと同時に車から飛び出したのである。

 

 

「あっ」

「えぇ!?」

「なんじゃとっ!?」

 

 

そして、発射直前の光線が車と共に爆発しエイリアンロボットはその場に倒れて動かなくなった。

 

 

「大丈夫か?」

「ええ……」

「アクションスターになれますよ」

「そんなにすごかったですか?」

「私も運動神経いいけど負けますよ」

「奈々ちゃんは例外」

「え?」

「おい、お前らあと5体じゃ!!」

 

 

その時

 

 

残りのエイリアンロボットがマシンガンで連射してきたのだ。

 

 

「あ」

「そんなっ」

 

 

エイリアンロボットに車を突っ込ませた男性が射殺されたのである。

 

 

「ひどいっ!!」

 

 

奈々ちゃんはマシンガンをよけながらエイリアンロボットに蹴りを入れた。

 

 

「無駄だ、奈々ちゃん!!」

「退くんじゃ!!」

「危ねぇ!!」

 

 

その時

 

 

「俺らに任せろ!!」

「爆発させてやるぜ」

「行くぜぇ!!」

 

 

逃走者が乗った車が3台やって来たのだ。

 

 

「ヤバい、奈々ちゃん、光線撃ってくるぞ!!」

 

 

エイリアンロボットが胸を開いたのである。

 

 

「きゃぁぁぁぁ!!」

「奈々ちゃん、やめろぉぉぉ!!」

 

 

次の瞬間、忘れかけていたあの感覚が右腕に走った。

 

 

「!!なっ……」

 

 

前回の逃走ゲームでエイリアンロボットを倒した時に使った黒い閃光を放つ時の感覚が……

 

 

「……………イチかバチかだ!!」

 

 

俺は右腕をエイリアンロボットに向けたのだ。

 

 

「いけぇぇっ!!」

 

 

そして、俺は黒い閃光をエイリアンロボットの胸に放ち、エイリアンロボットは弱点を直撃されて爆発したのだった。

 

 

「よし!!」

「海斗君!?今のなに」

「俺もよくわからないんだ、前にも使ったことがあるけど自由に使えなかった、でも、今は自由に使えると思う」

「面白くなってきたぁ!!早く残りのエイリアンロボットを破壊するんじゃ」

「はい、ゴローさん!!」

「「「俺達に任せとけ!!」」」

 

 

逃走者が乗った車3台が4体のエイリアンロボットに向かったのである。

 

 

4体のエイリアンロボットは胸を開き光線を放ったのである。

 

 

「うわぁぁぁぁ!!」

 

 

2台はよけたが1台は爆発した。

 

 

「クソったれぇぇ!!」

 

 

俺は右腕に力を込めて黒い閃光をエイリアンロボットに放ったのだ。

 

 

そして、エイリアンロボットを1体爆発させたのである。

 

 

「よし、このまま他のやつもやっちまうぞ!!」

「いけぇ、海斗君」

 

 

しかし、エイリアンロボット3体が光線を放ち残りの車2台を破壊した。

 

 

「ちっ……」

 

 

俺は再び黒い閃光を放ってエイリアンロボットをもう1体破壊したのだ。

 

 

「あっ!!」

 

 

もう1体のエイリアンロボットが胸を閉じようとしていたのである。

 

 

「閉じさせないよっ」

「いてまぇ!!」

 

 

奈々ちゃんやゴローさん、他の逃走者たちが色んな物を胸に投げて閉じるのを止めた。

 

 

「どけぇぇ!!」

 

 

俺は閉じきっていない隙間に黒い閃光を放ってエイリアンロボットを破壊したのだ。

 

 

「よし、あと1体だ」

 

 

しかしら最後のエイリアンロボットは胸を完全に閉じていたのである。

 

 

「開け!!」

「車、もうないの?」

「全部爆発してしもうた」

 

 

俺はエイリアンロボットに黒い閃光を放ったが閉じているため全く効いていなかった。

 

 

それに胸を開いていないためマシンガンを乱射しており俺たちは一度影に隠れたのだ。

 

 

「駄目じゃ、海斗、駐車場にはもう1台も残っとらん」

「ゴローさん、どうしましょうか……」

「あっちには赤服隊もいるよ」

「どないしてるねん!!」

「奈々ちゃん、ゴローさん、いったん落ち着いて」

 

 

何か方法があるハズだ、何か車の代わりになるの…………!!

 

 

「!!そうだ、ジェットコースター」

「え、ジェットコースター?」

「なるほど、考えたの」

 

 

俺は近くで停車していたジェットコースターに黒い閃光を放ったのである。

 

 

そして、ジェットコースターはエイリアンロボットの方に落ちてきた。

 

 

「頼む、光線を撃て……」

 

 

エイリアンロボットはジェットコースターに光線を放ち破壊したのだ。

 

 

「きたぁ!!」

「海斗君!!」

「いくんじゃ、海斗ぉぉ!!」

 

 

その時

 

 

「なっ……」

 

 

残っていたジェットコースターにエイリアンロボットが再び光線を放ったのである。

 

 

「ぶっ壊れろぉぉ!!」

 

 

俺が放った黒い閃光が光線とぶつかり合った。

 

 

「頑張れ!!」

「押し破るんじゃ!!」

 

 

奈々ちゃんとゴローさんは近くの赤服隊を倒し俺をフォローしたのだ。

 

 

だが、黒い閃光が光線に押しやられていたのである。

 

 

「うぉぉぉぉ!!負けるかぁ」

 

 

俺は全力を込めて閃光を放ち続け、何とかエイリアンロボットの光線に勝ちエイリアンロボットを爆発させた。

 

 

「よっしゃぁぁぁ!!」

「大丈夫?海斗君」

「ああ、何とか」

「海斗、今は11時59分じゃ」

「間に合ったってことか」

「うん、すごいよ、海斗君」

「ありがとう、奈々ちゃん」

 

 

そして、12時になったのだ。

 

 

その時

 

 

スマホにメールがきたのである。

 

 

『通達、3時間以内に全て破壊できなかったため戦車を50台投入する』

 

 

「なんじゃと!?」

「全て破壊したぞ!!」

「………………………………………!!海斗君、ゴローちゃん、最初に倒したエイリアンロボットが完全に停止していないよ」

「「なにっ!?」」

 

 

最初に倒したエイリアンロボットは目が点滅しながらも完全に停止していなかった。

 

 

「そうゆうことか」

「これでも壊してるじゃん!!」

「やってくれたのぉ!!」

 

 

俺は開いたままになっている胸に黒い閃光を放って完全に破壊したのだ。

 

 

そして、スマホに再びメールがきたのである。

 

 

『通達、エイリアンロボットが全て破壊されたため園内の壁を解除する』

 

 

そして、直ぐに園内の壁が地面の中に戻ったのだった。

 

 

「出れますね」

「出れるのはいいんだけど……」

「戦車はやばいやないかい……」

 

 

その時

 

 

近くに戦車が2台いた。

 

 

「やっぱり……」

「行こう!!」

「海斗、あの黒いのはまだ使えるか?戦車の発砲に撃つんじゃ」

「すいません、なんか使えなくなってるみたいです」

「あれ何だったの?海斗君」

「いや、本当にわからないんだ」

「おっと、海斗、奈々、戦車来るで!!」

 

 

園内に入ってきた戦車が大砲で発砲し近くの逃走者が吹き飛んだ。

 

 

「海斗君、ゴローちゃん、あそこの車に乗り込みましょう!!」

「ああ!!」

「おお!!」

 

 

俺達は路上の車に乗り込み走り出したのだった。

 

 

しかし、戦車が50台もあってこれから平気なのだろうか……

 

 

 

 

 

一一一一一Eグループ生存者リスト一一一一一

 

浅川 次朗(アサカワ ジロウ) 【死亡】安藤 幸喜(アンドウ コウキ) 【死亡】

 

石田 吾朗(イシダ ゴロウ) 【生存】井上 良太(イノウエ リョウタ) 【生存】

 

柿田 相馬(カキタ ソウマ) 【死亡】上山 詩音(カミヤマ シオン) 【生存】

 

唐沢 豊(カラサワ ユタカ)  【死亡】北倉 瞳子(キタクラ トウコ) 【死亡】

 

木村 剛(キムラ タケシ)  【生存】小松 俊樹(コマツ トシキ) 【死亡】

 

黒須 八郎(クロズ  チロウ) 【死亡】櫻井 奈々(サクライ ナナ) 【生存】

 

志村 海斗(シムラ カイト) 【生存】瀧本 正平(タキモト マサヒラ) 【死亡】

 

田中 咲(タナカ サキ)  【死亡】寺本 小百合(テラモト サユリ)【死亡】

 

中島 祐介(ナカジマ ユウスケ) 【死亡】仲村 加奈(ナカムラ カナ) 【生存】

 

中村 草太(ナカムラ ソウタ) 【死亡】新田 浬(ニッタ カイリ)  【死亡】

 

長谷川 颯太(ハセガワ ソウタ)【死亡】原田 遼(ハラダ リョウ)  【死亡】

 

本間 太郎(ホンマ タロウ) 【生存】前田 良樹(マエダ ヨシキ) 【死亡】

 

三浦 桂太(ミウラ ケイタ) 【死亡】毛利 宗一郎(モウリ ソウイチロウ)【死亡】

 

山田 雪男(ヤマダ ユキオ) 【死亡】横山 伸昭(ヨコヤマ ノブアキ) 【生存】

 

 

 

在籍28名

生存9名

死亡19名

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