鉄血兵を拾いました   作:ムリーヌ

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今回で短編は此処で終わります


とある鉄血兵の追憶

~××× ××日目~

 

お久しぶりです、リッパーです。

 

結果としては・・・私は生き残りました・・・

 

私は間違いなく頭を撃ち抜き、倒れ付した筈になのに気が付いたら鉄血の製造工場にある作業台に寝かされていました。

 

私は生き残った事に混乱と絶望の中、起き上がりました。

 

可笑しくなって発狂染みた奇声も挙げてしまい今ではとても恥ずかしいです・・・

 

何故、生きているのかって?

 

簡単な事です。

 

鉄血が・・・私を生かした。

 

鉄血は私の行動を監視していた。  

 

確かに鉄血が私を、見捨てた仲間を捨て置くとは思えない・・・何処かで鉄血の不利になる様な事が無いか常に探りを入れていたのだろう。

 

だから、頭を撃ち抜いてコアだけが残された私を速やかに回収でき、とうやって得たのかバックアップデータをコアと共に別の体に入れられ、今に当たる。

 

何故、別の体だって?

 

鉄血はあの過酷な環境化、人との関わり、戦場の空気と経験、そして絶望と復讐心を知った私に利用価値を見いだしたのだ。

 

故に、私はもうリッパーではない・・・ハイエンドモデル、復讐者(リベンジャー)

 

それが、今の私の名であり、彼を奪ったあの白髪の黒服への復讐者・・・と言っても、私自身はそこまで復讐に燃えている訳じゃない。

 

彼は脱走した指揮官。

 

故に脱走した基地の生き残りがいても可笑しなく、脱走して見捨てたが故に生き残りの恨みを買ったのだろう。

 

・・・本当に、馬鹿な人よね。

 

確かに戦場は怖い・・・怖いけど、最後に立った姿を私に見せておいて彼自身の部下には見せなかった。

 

それは自業自得・・・故に恨みとかどうとか問わない。

 

だけど・・・ハイエンドモデルとして甦ったからには私は戦場に立ち、彼を殺した彼女とも戦う事になる。

 

何だかそうなる予感がしてならない・・・

 

何とも憂鬱な事だ・・・ハイエンドモデルとなり、立場も前よりも格段に上がったと言うのに・・・未だに彼を忘れられない。

 

その辺に関しては鉄血の指揮官に当たる代理人ですらお手上げだと言われる程に根強く記憶に残ったのだ。

 

まさに、愛しくも呪われた様な記憶・・・

 

なぁ、アウスト。

 

私は、何を成せば良いんだ?

 

無様に逃げ延び、生き恥を晒して、尚も戦い続ける事を強要され・・・私は、私は普通に・・・戦争とは無縁にすらなれないのか?

 

答えてくれ・・・答えて・・・アウスト・・・! 

 

私は、もはや自害すら認められていない・・・ただ生き、ただ戦い、ただ殺し、戦場を駆け、殺戮していくだけ。

 

せめて記憶さえ無くなっていれば・・・アウストの様な人間もいると知らなければ・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

助けて、アウスト・・・私は戦いたくない、殺したくない・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アウスト・・・




ありがとうございました!

~おまけ~


オリジナル・ハイエンドモデル

名前 リベンジャー

容赦 黒い長髪に紫の瞳で胸が大きめの美女。黒いナチス将校の様な軍服とグリフィンの指揮官に支給される赤い軍帽と軍用コートを羽織っている。

武器 熱切式の大斧と鉄血製の黒い散弾銃

性能 ハイエンドモデルの処刑人と代理人を半分に割ってくっ付けた様な性能。戦闘能力は処刑人と中の中程の実力差、つまり互角の実力はある。指揮能力は最前線での指揮能力に特化し、代理人の様に全体的な指揮まではいかないが最前線でなら指揮能力を最大限にいかせられる。

戦法 基本的に接近戦で戦う。大斧で凪ぎ払い、散弾銃で撃ち抜く。相手がどんなに装甲を固くしても叩き潰しては人形の首を熱切式の刃を持つ大斧で狩り、散弾で吹っ飛ばしていく様は処刑人よりま処刑人らしい。
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