比企谷君と…雪ノ下と…   作:ゼロ少佐

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陽乃√1

あれから何日が経っただろうか

俺は雪乃か陽乃さんかを決められずに居た

陽乃さんも雪乃も同じ位大好きだ

 

俺は最低だなこんなの二股じゃねぇか

 

八幡「はぁ……」

 

重苦しいため息をついた

 

その日は仕事で疲れ 直ぐにベッドに潜り寝てしまった

 

 

 

陽乃「最近比企谷君元気ないよね」

 

雪乃「そうね、多分私達の事で悩んでるのよ」

 

陽乃「比企谷君、そういう所真面目だからね

どちらか選べない自分が嫌いだって思い詰めてそうよね」

 

雪乃ちゃんが有り得そうね、と小さな声で呟いた

 

彼はずっと1人だった故に 誰にも頼らず1人で抱え込んでしまうところがある。そんな所が可愛いで守りたくなっちゃうんだけどね…

彼はそれを外にバレないように

出来るだけいつも通りに振る舞う…

だから気が付かない…いや気が付くことができない

 

多分周りを頼ったのは私が知る限り雪乃ちゃんと別れてすぐの頃だけ

 

それ程に彼は強く、孤独であろうとする

 

雪乃「そういえば姉さんそろそろよね」

 

陽乃「うん、早くても後数年以内に」

 

陽乃「お母さんは必ずそれまでに私を結婚させよとしてくると思う…」

 

私は雪ノ下家の長女だ

それを意味する事は言わずとも分かるだろう

私は数年以内に社長になる

父から私に継承される

 

陽乃「私の残された時間はもうそんなにないのよね…」

 

そう1人でため息をつきながら

夜空を眺めた

 

雪乃ちゃんと別れ家に帰る

私は仕事をしだしてから家を出た

わざわざ休日の日にお見合いなんて

したくなかったからだ。

 

仕事で疲れてやっとリフレッシュ出来るはずの

土日にお見合いで時間を潰される程の愚行は

あるだろうか…特に興味もない男と話

食事をし家に帰る。そんな日常は真っ平御免だった。

 

誰か私を見つけてくれる事を信じて…

比企谷君のような子がまた私の前に現れることを

願いながら数年という時を過ごしてきた

 

結果はNOだった。誰も私を見抜く事なんて

出来なかった。外面でできた私に騙され

本心を知り恐怖し、去っていった

そんな人しか居なかった

 

そんな日常の中奇跡が起きた

母から強制的に行かされた

お見合いの相手は比企谷君だった

 

その事を知った私は興奮が収まらなかった

彼にまた会える事が嬉しくて

彼と一緒になれる可能性が少しでも

出てきてくれた。その事実が堪らなく嬉しかった。

 

私の初恋の相手、私が生きてきた中で

唯一好きになった男の子

その子とまた再会出来るのだから

 

だけど同時に不安もあった

それは過去に雪乃ちゃんと付き合っていた事

彼が昔雪ノ下家を避けていた事

私の度重なる嫌がらせ

 

そういう過去が私を不安に導いた

その不安はほぼ的中した

 

レストランに着き 個室に入ろうとすると

雪ノ下に対する彼の恐怖心が伝わってきた

「雪ノ下だけは!雪ノ下だけは!」

 

その言葉を聞いて私は涙が出そうになった

雪乃ちゃんが過去にやってしまった事

雪乃ちゃんを捨てるように逃げた事への負い目

彼はそんな事を思っているのだろうと

私は心の中で思った。

 

だけど、扉の先に居るのは比企谷君とお母さんの恩師である御方。ヘマをする訳には行かなかった

だから、私は強化外骨格を付け

数年ぶりに比企谷君の前に姿を現した

 

 

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